「美鈴遊んで!」
「お?例の妹か?」
「おっとごめんなさいね~。今日はここまでにしましょうか」
「あれ?見かけない顔ね。貴方も美鈴と遊んでたの?」
「俺はギルガメッシュだ、よろしくな。遊んでたんじゃなくてこの体に慣れるために運動してたんだよ」
「慣れるためって、普段は違う体なの?」
「おう……ふぅ、これが普段の俺だぜ」
「いや~、やっぱり人間とは思えないわ」
「変身できるニンゲンもいるのね!おもしろい!」
「いやいや、彼は全然普通じゃないですから!」
「俺が普通かどうかは置いといて、変身できる人間はまあ珍しいな」
「そうなの?じゃあ貴方が特別面白いのね!」
「俺は面白いか?」
「面白いわ!私フランドールっていうの!フランって呼んで!」
「よしフラン、今日は俺も遊んでやるぞ」
「ホント!?じゃあ弾幕ごっこしましょう!」
「あらら、随分気に入られちゃったわね」
「元気でいいじゃないか。しかしフランよ、傘持ったままでできるのか?」
「日に当たったら灰になっちゃうの」
「吸血鬼という種族の性質なのよ」
「そりゃ不便だな。どっか日の当たらないとこでやるか?」
「このままでいいわ!負けちゃったら私のお部屋でリベンジよ!」
「ハンデマッチかよ」
「まあ結構弾幕ごっこ強いから」
「美鈴は弾幕ごっこ弱過ぎよ!」
「私は弾幕ごっこは本業じゃないんですって」
「真剣勝負もしてくれないじゃない!」
「真剣勝負なんかしたら死んじゃいますから」
「お?フランは真剣勝負も強いのか?」
「リベンジマッチでも負けちゃったら真剣勝負したげるよ!」
「ちょっ、だめですよ!貴方も!変な好奇心出さないでちょうだいよ!」
「何か拙いのか?」
「私はね、どんなモノでも壊すことができるんだ。こんな風に……ね」
「ほう……フランは生まれつきソレができるのか?」
「そうだけど、怖くないの?」
「怖いもんか。こういう……っと、ことだろ?」
「!?」
「あはははは!すごいすごい!貴方も同じ事が出来るのね!」
「いや、フランは俺と違って手を握るだけで結果を出してただろ」
「でも貴方も『目』が見えてるんでしょう?私以外にそんなことができるなんて初めて!」
「そうよ!貴方もそういう能力持ちだったの!?」
「いや、これは剣術の一つの境地だぜ?流派によって目だったり呼吸だったり呼び方は様々だがな」
「剣術をしてる人なら誰でもできるの?」
「最終的にはできるようになるだろうが、そこまで研鑽を積む前に挫折したり満足したりして道を外れる奴の方が多いな」
「呼吸……気穴のようなもの?でも無機物に気なんて……」
「ありゃりゃ、美鈴が壊れちゃった」
「いやいや、経験の引き出し漁ってるだけだろ。まあこういう状態のやつはほっといてやれ」
「ふーん。じゃあ私たちは弾幕ごっこ始めちゃおう!」
「そうだな。終わるころには美鈴も結論つけてるだろ」
気穴ってのは気がなくなっている部分のこと
気は基本的に体全体を巡っているものの、ところどころ某仕事しろ!でお馴染みな人の漫画でいう絶の状態になっている部分が存在するっていうイメージ
大木とかでかい獣でもそういう部分を攻撃すると脆い
ただ、気ってのは生命エネルギーだから無機物のそういう弱点は見抜けない