「だから美鈴と遊んでたのね」
「遊んでたわけじゃないんだが、まあ、早いとこ慣れておかねえといけねえからな」
「私としては久しぶりに楽しい相手で嬉しいわ」
「あら、美鈴ってば私とじゃ楽しくないのかしら?」
「そういうことじゃないですよ~。楽しさの種類が違うんです!」
「真剣勝負したらどうなるかってのを考えるのが楽しい相手なんだよな」
「そうそう。なかなかそういう相手っていないのよね~」
「ふーん。霊夢とかは?」
「あの辺は真剣勝負しても面白くないですよ。どうなるかなんてわかりきってますから」
「まあそうかもね」
「俺はその辺とはまだ戦ってないんだが、どういう風に面白くないんだ?」
「霊夢はね、こっちの攻撃を事前に知ってたみたいな避け方するのよ。その上で攻撃を透過する能力まで持ってるって、何の冗談?って話よね」
「前に聞いたのよりやばそうだな」
「実際ヤバいわよ。で、魔理沙は直線移動は早いけど、直線じゃなければそうでもない上に火力一辺倒なのよ。隙も大きいしそれが拙いことだって意識もないみたいだし、真剣勝負だったら殆ど誰にも勝てなくなるんじゃないかしら?」
「なるほど、勝ち筋が見えなくて面白くないやつと、軽く捻れば終わりそうで面白くないやつってことか」
「そんな感じ。まあ、魔理沙は変な道具を使うからそれ次第でちょっと評価も変わるわね」
「でも弾幕ごっこをしてて一番楽しいのは魔理沙よ!」
「そうなのか。なら今度は耐久勝負じゃなくてちゃんと弾幕ごっこしてみるか」
「耐久勝負?」
「ああ。あいつは俺を攻撃する、俺はそれを耐えるって勝負をやったんだよ」
「よく無事だったわね」
「私みたいに吸血鬼だったり、耐久力のある種族だったらわかるけど、貴方人間でしょ?」
「人間だからってその辺の化け物より耐久力がないってこたぁねえよ。それに魔法威力半減の防御魔法を掛けた上でのことだしな」
「そんな魔法があるの?一定のダメージを無効化する障壁とかならわかるけど、そんな魔法聞いたことないわ」
「さっきの魔法といい、それといい、もしかしてそっちが本職だったり?」
「魔法はおまけだよ。俺のいた世界とここじゃ魔法の捉え方が違うってことだろ」
「私も使えるかな?」
「魔法が使えるなら十分可能だそうだぜ?」
「なら私に教えて!私だって魔法少女だもん!」
「そりゃ構わねえが、アリスも一緒でいいか?今あいつとお互いに魔法を教え合ってるところでな」
「私との鍛錬以外にもそんなことしてたのね」
「まあな。明日はそっちにするつもりだったんだが、フランもってことならアリスに言ってここに来てもらうのがいいだろ」
「アリスなら大歓迎よ!私お人形が大好きなの!」
「ああ、そういえばあいついっぱい人形持ってたな」
「アリスの人形劇は凄いのよ!」
「ほう、じゃあそれも頼んでみるか」
「今から頼みに行くの?」
「ああ。飛行訓練も兼ねて往ってくるぜ」
「じゃあ私はパチュリーに話してくる!」
「これはそいつも参加するってことなのかね?」
「まあそうだと思うわ。パチュリー様は魔法的知識の蒐集が生きがいって感じの方だから」
「じゃあ追加は二人だって伝えるか」
「そうね。じゃあいってらっしゃい」
「おう。行ってくるぜ」
あれ?これ魔理沙だけのけ者になるんじゃね?