「面白い魔法を教えてくれてありがとう。次は私の番ね」
「おう、よろしく頼むぜ」
「七曜の魔女が何を教えるのか、お手並み拝見ね」
「七曜の魔女?」
「私の通り名みたいなものよ。7つの属性を操るから七曜。因みにあなたの師匠は七色の弾幕を使うから七色の魔法使いよ」
「名前は似てても連想される凄さが全然違うんだな」
「私にだって属性魔法の手札くらいあるわよ!普段使わないだけで!」
「通り名ってことは普段のイメージから付けられてるんだろ?」
「弟子の前だからってムキにならなくてもいいんじゃないかしら?」
「別にムキになってなんかないわ」
「まあ俺が教わってるのがまさにその属性魔法だしな」
「あら、結構入れ込んでるみたいね」
「何でそうなるのよ」
「伏せ札を教えているってことじゃない。とても魔法使いらしくない行いじゃないかしら?」
「そうなのか?」
「そんなことないわよ?今の私の研究対象とは絡まないから使ってないだけだもの」
「揶揄いがいがないわね」
「私を揶揄ってないで魔法を教えなさいよ」
「あのー」
「あら、何かあったの?」
「お客様、お嬢様たちに捕まっちゃいましたよ?」
「あ、ほんとね。アレはしばらくかかりそうね」
「あら?弟子の心配はしなくていいの?」
「頑丈なところはさんざん見せつけられてるから」
「そ。なら私はさっきの魔法を解析しながら待とうかしら」
「はい、お手伝いします」
「私も混ぜなさいよ」
「勝手になさい」
◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇ ◇◇◇◇ ◇
「むー!」
「ちょっとフラン、いつまでむくれてるのよ」
「だって能力を避けるなんて反則よ!」
「あなた、能力を使っていたの?」
「ちょっと!?私の弟子を殺そうとしてたっていうの!」
「違うわよ!鎧を壊せば隙ができると思ったの!」
「こいつは大事なコレクションなんでな、壊されちゃ困るぜ」
「そうなの?」
「おう。状態異常に耐性を持ちつつ防御力も申し分ない。かなりレアな品なんだぜ?」
「鎧に状態異常耐性?」
「是非詳しく聞きたいわね」
「私にかけた蛙になる魔法とかも?」
「おう。この胴鎧が蛙化と混乱を防いでくれるぜ」
「すごーい!小さくなるのも!?」
「そっちはこの兜が防いでくれるぜ。ちなみに、兜にも混乱耐性があるぜ」
「何で同じ耐性があるの?」
「さぁな。効果が被ったからって困るもんでもないし、気にしてないな」
「その鎧を着てたら誰でも効果があるの?」
「いや、防具として十全に扱える奴にしか効果はないな」
「それはそれで面白いわね」
「どうやって判別してるのかしら?」
「さぁな。俺にはわからん」
「そう。残る主な部位は小手と脛当てかしら」
「脛当ては胴鎧の範疇で、単体では何の効果もないな。小手は蛙化と麻痺を防いでくれるぜ」
「まとめると、小人化・蛙化・混乱・麻痺を防ぐということね」
「効果の重複が多いのは戦闘による紛失を想定しているからかしら」
「それはあるかもな。あと、普段は使わないが盾もあるぜ」
「それも耐性持ち?」
「おう、小人化と麻痺だな」
「普段使わない理由は効果が重複してるから?」
「それもないとは言わないが、単純に俺の戦い方には合わないんだよな」
「なら貸してもらってもいいかしら?」
「ちゃんと返してくれるなら構わないぜ」
「白黒の泥棒じゃないのだし、ちゃんと返すわよ」
「パチュリーまた引きこもっちゃうの?」
「日傘を差さずに歩けるようになるかもしれないのよ?」
「ホントに!?」
「かもしれない、よ。期待しないで待ってなさい」
「えへへ、ありがとう」
おぜうは公務があるとかで途中退席
GWの頃になるべく早くとか言ってたのにこんなに間が空いて申し訳ない