もしも楽と双子の兄がニセコイ生活を始めたら。   作:孤独なバカ

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スマホが壊れていたため遅れました。
そういえば今日は春ちゃんの誕生日ですね!
早く春ちゃんのところまでいけたらいいなぁ。


オンセン

……はぁ

と俺はため息をつく。

結局昨日のことを千棘に伝えたけど、かなり怒られた。まぁ告白したその日に許嫁がいるって言えば確かに怒るだろう。ただ許嫁の関係は解消することとデート1回で許してくれた。

でもさすがに怒ってるよな。

と思いながら通学路を歩く。

「おはよう夕貴」

と背中を叩かれる。その方を見ると千棘がいた。

「おう、おはよう。」

「そういえば今日はあんた自転車じゃないのね。」

「荷物が多いからな。荷物も乗せられないだろ。あのちょっといいか?」

「何よ。昨日のことならいいわよ。どうせまた戦争とか面倒なことに巻き込まれるとか言われたんでしょ。それを断れないことは知ってるわよ。」

「さ、左様ですか。でもせめて謝らせて、ゴメンな。」

と頭を下げる。そういえば、

「誰かに言ったか?小野寺とか宮本に」

「うーん、まだ言ってないかな。」

「オレも集にも楽にも言ってないな。昨日は結局お前に謝ったのと父さんから許嫁の名前を聞きだすだけでいっぱいいっぱいだったからな。」

「へぇ、でも名前聞いただけじゃ分からないんじゃないの。」

それがまさかのまさかだったんだよな。

「……炭谷麗香、炭谷産業の一人娘だった。知ってるか日本三大企業のひとつの。そりゃ断ったら大変だわ。」

もし断ったりしたら完全に潰されるからな。

「……ちょっと待ってなんでその人とあんたのお父さんが知り合いなの?」

「父親どうしが小、中、高でずっと同じクラスだった腐れ縁らしい。んで子どもと子どもを結婚させようって30年前にしたのをまだあっちは覚えていたらしい。だから結婚できる年齢になったからこっちに来るらしい。」

「でもなんでモヤシじゃダメなのよ。」

あーそれは俺も聞いたんだけど

「……あいつは刑事総監の娘が許嫁らしい。それもすっかり忘れていたらしいけど。」

30年前の約束と酒で酔った時に約束したらしいけど、相手はよく覚えていたよな。

「……まぁモヤシも大変なのね。」

「ついでに俺に黙っていたから楽にもギリギリまで黙っておくつもりらしい。だからこれ他言無用な。」

と言っておく。まぁ別にバレてもいいらしいけど黙っていた方が面白そうだし。

「まぁせっかくの林間学校だし楽しもうぜ。せっかくの同じ班なんだしな。」

「……ちょっと夕貴、班ってなんのこと」

……そういやこいつ寝てたな。俺でさえ起きていたのに。

初めての林間学校は最初から前途多難だった。

 

んでバスに乗り始めたのはいいんだけど。

「ちょっと一条夕貴ちょっとお嬢にくっつきすぎじゃないか。」

「んじゃつぐみが楽側に近づけよ。こっちだって狭いんだよ。」

ともめに揉めている。バスの最後列に俺達は座っているんだけど

 

小楽鶫千俺

モ宮 集モ

 

と言う席順だった。正直肩と肩がぶつかっている状況だ。心拍数が尋常じゃないくらいあがってる。

絶対集の仕業だろう。男子からの目線も痛いけどちょっと嬉しいな。

「千棘狭くないか?」

「う、うん大丈夫。夕貴は」

「一応大丈夫だけど。でも少し眠いから寝てもいいか?」

「うんいいけど。」

と言った瞬間俺は目を閉じる。そして少しずつ意識を失っていった。

 

「……大丈夫か?」

と楽に言う。どうやら俺が寝てる間色々あったらしく俺と千棘以外が疲れていた。

「どうだった?オレのセッティングしたスバラスィードライブは?」

「…+-で言えば+だろうがお前のことは殴りたい…!!」

「まぁ+だっただけラッキーだと思っとけ。」

と楽をなだめるけど

「俺達はここからが大変だからな」

「えっ、なんかあったけ?」

と首をかしげる楽。わすれたのかよ。するとキョーコ先生が言う。

「よーしみんなよく聞けよー!プリントにも書いてるけどお前らは今から近くのキャンプ場で飯盒炊さんとカレーづくりだ。楽しんで作れよ~」

「あーい」

とクラスのみんなが言っていたが俺達は前に楽が倒れるくらいのおかゆを作った二人だ。料理をやらせたらまずい。

「ー小野寺と宮本は薪を貰ってきてくれ。桐崎、お前はここで指示する勝手に動くなよ。」

と楽も同じことを思ったのか必死に指示さしている。

「んじゃ楽野菜切ってくるから少し頼む」

「おう、」

と野菜は基本俺が切ればなんとかなるだろう。

「あっ夕貴君手伝うよ。」

と小野寺が言っていたが

「お前料理下手だろうが、宮本から聞いたけど前に宮本が小野寺のチョコ食ったら泡吹いて気絶したって聞いたぞ」

「うぅでも切るだけだったら」

「やらせないぞ。今日は見学しとけ。」

と俺は一人で野菜を切って行く。

「そう言えば俺と千棘付き合うことになったから」

「あっそうなんだ」

………

「えっ!夕貴君今なんて!!」

「だから俺と千棘は付き合うことになったっていってるんだよ。」

と俺は野菜を切り終わり水で洗う。そして野菜をボールの中につめこむ。

「そ、そうなんだおめでと」

「あぁサンキュー小野寺。って言ったって何かが変化したわけじゃないし別にいつもどおりだけど。」

と俺は苦笑する。

「でもすごいね夕貴君は。私は全然告白できないのに。」

「んなもん人それぞれだと思うぞ。でも1つ忠告するけど後から取り返しのつかないようになっても知らないぞ。」

と向こうから千棘がやってきた。なんか慌てているように見える。

「どうした千棘、なんかあったか?」

「ううん何でもないの。」

「ならいいけど。」

と結局その後は普通に行動していた。でも千棘が何を考えていたのかは最後まで分からなかった。

 

「おお~!ここが今日オレ達の泊まる部屋か~!」

とオレ達はその部屋に入ると

「これ旅館だろ。」

「わぁー思っていたより広いね。」

「こういうとこウチのガッコ気前良いよな~」

他のところも気前いいけどな。

「でも男女おんなじ部屋で寝るってさすがにまずいだろ。ふすまごしとはいってもな」

「そうか、オレは本当にこの学校入ってホント良かったよ……」

「正直な奴だな。」

「しかも泣くほどかよ。」

と集のことを無視しながら荷物を片付けていく。そしてひとくぎりついたところで

「もうそろそろいいんじゃないか?ちょっと休憩がてらトランプでもしないか?」

「おっいいね。でも普通にやったらつまんねぇし負けたら罰ゲームってのはどーよ?」

「エロい奴はなしな、やったら女子にお前のヤバイ情報流すぞ。」

すると少し考えてから

「じゃあ初恋のエピソードを語るとか?」

「あら、まともね。それくらいだったら。」

「「「「えっ‼」」」」

とオレと集と宮本以外は動揺している。そんなに初恋の話をするのが嫌だったのだろうか。

でも結局はやることになり種目はババ抜き。正直この種目においては1度も負けたことがなかった。でも今回だけは違った。

オレは千棘から引き宮本に渡すことになった。でも千棘がジョーカーを引いたときにとても泣きそうな顔をしていたので引いてしまい、宮本はまったくジョーカーは引かなかった。つまり

「……」

「よしこれであがり。」

と最後の楽があがり、俺の敗北が確定した。

「はぁ、まぁしゃーないから話すけどさ…とりあえず集合時間近いからそれが終わってからでいいか?」

「あっ、本当だ。もうこんな時間だったんだ!」

「やべ楽、ゆう行こうぜ。」

と皆が走り始める。

まぁ多分当分の間は多分問われないだろう 逃げられたかな。覚えていたらそのときは素直に話すか。

「あぁ急ごう!」

と俺は集達の後を追った。

 

「は~食った食った!」

「めちゃくちゃ豪勢だったよな。今日の晩飯。」

と俺は集に続く。何で公立なのに時々豪勢になるんだろう?

「んじゃ風呂行こ~ぜ~!」

「……のぞきしようとか言わねーだろな。」

「お前のことだからな。やったら死なない程度に殴るけどな。」

「…ゆうがいるからできるわけないだろ。」

と集は苦笑する。

「それに俺だっていつまでもガキじゃねーしそれに男子と女子の入浴時間は違うんだし」

なら安心かな。千棘の裸なんか見ようもんならどんな状況でも殴っていたところだった。

「んじゃ風呂さっさと混む前に入ってしまおうぜ!」

と俺達は風呂に向かう。そして風呂場に向かうと。

「うぉー広い!」

と俺は誰もいなかったので飛び込んだ。

「兄貴、体は洗ったのかよ。」

「流石に洗ってるぞ。」

てかこの広さは本当に旅館だな。

「あー極楽極楽」

とゆっくり浸かる。  

「おいゆうおっさんくさいぞ。」

と集が言う。そういえば俺達以外誰もいないから報告しといた方がいいか。

「集、楽ひとつ報告。俺千棘と付き合うことになった。」

「ふーん」

「おっ、やったじゃんゆう」

とまた少し経ってから、

「えっ今なんて言った?」

「ゆうと桐崎さんが付き合うって言ったと思うんだけど。」

「集あってるぞ。ついでに来週から俺の許嫁まで来るらしい。」

「「……はっ?」」

と楽と集が驚いていた。

「それマジ?」

「大真面目。ついでに千棘には話してある。ついでに全部昨日の出来事だから。」

と風呂に浸かりながらのんびり言った。

「正直どう接したらいいのかまったくわからないんだよ。会ったこともないしな。」

「でも、兄貴が好きなのは桐崎なんだろ。それならそのことを正直にいえばいいんじゃねーか?」

「まぁ楽の言うとおりじゃないか?」

とは言ってるけどな

「よく考えてみろよ。会ったことのない人のことを振らないといけないだろ。しかも多分好きじゃない相手に」

とため息を吐く。

「まったく炭谷産業のお嬢さんとはな。」

「……兄貴それ本当か?」

「あれっ楽知っているのか?」

「ゆう覚えてないのか?俺達とよく遊んでいただろ。」

「集も覚えているのか」

と俺は昔を思い返したがまったく炭谷って名前が浮かんでこない。

……ヤバいマジで誰だっけ?

「まぁいいじゃんゆうは」

「兄貴は思い出さないほうがいいだろうしな。」

……うんどういうことだよ

「まぁ気にするな。」

「あれ?集達先入っていたのか?」

「まぁな。そういえばのぞきポイントはみつからなかったが会話が聞こえる場所は見つかったぞ。」

…こいつはやることはやってたのか。

まぁ今回くらいは見逃してやるかと俺はゆっくりと温泉を楽しんだ。

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