第十一訓 赤い月は災害の前兆
━━━真夜中、人里の桟橋
「ぬぁぁぁぁぁ!?」
人里にいた侍が何者かに斬られぶっ倒れる、その斬った奴は刀を鞘に収めこう呟く
「こんな腰抜けしかおらぬのか今の侍は、骨のある奴が出てきて欲しいの」
その男は死体を橋から落とし去っていった
次の朝
桟橋の下でがやがやしているどうやら皆は昨日斬られた者の死体を見に来ている
「また、辻斬りか、これで何件目だ?」
1人の村人がつぶやく
「もう10件目だよ。勘弁して欲しいよな夜中居酒屋に行けなくなっちまうからよ」
「けどよみてみろよこの傷すごい綺麗に斬れてやがる」
「確かにな一体どんな刀だと言うんだ」
「それなんだがよ?誰かがその刀を見たっていうんだ。その刀はな真っ赤に光っていたんだってよ。それに生きていたみたいな事も言うやつといたんだ」
それを聞いた村人は驚く
「おいおい、それ本当に刀かよ!?」
「お前ら!これは見せ物じゃない!」
人だかりに注意しに来たのは上白沢慧音だった
皆は言われた通りその場を離れる
「やれやれ、また侍か…狙いはわかるのにな犯人の方が一向に分からない。早く解決したいもんだ。」
慧音は頭に手を当て溜息をつく
遺体を処理し寺子屋へ帰ろうとすると人にぶつかる
「あっ、すまない!」
「こちらこそすまんな」
その人は編み笠をしていて緑の服に刀を2本腰にさしている
それを見るなり慧音は
「おい、あまり刀を持ち歩かんほうがいい、ここ最近辻斬りがあってな刀を持ってる奴が狙われてるんだ」
「ほぉ、それは物騒な。だがすまないこの刀は離すわけにはいかないからな。それじゃワシは用事があるんでな先行かせてもらう」
その男はその場を去って行った
━━━━白玉楼
「あー、暇だぁー本当に何もすることねぇなぁ、もうこの小説で何回暇って言えばいいんだ?冒頭そればっかしじゃん、暇って言えば話が進むと思ってるよあの主。」
「私は寝てれば暇潰せるからねー銀さん何か面白い話してよー」
「あのなぁ、いきなり言われても思いつかねぇよ。面白話なんてなそう簡単に思いつかねぇよ」
「あらそう、期待してたのにぃ」
「そういえば妖夢は?どこだ?」
「多分お墓じゃないかしら?」
「墓?」
「ええ、今日は妖夢の師匠のの命日だからね」
「寿命が来て亡くなったのかそれはしょうがねぇな」
「いえ、数年前に起こった戦争で死んでしまったわ」
「そうだったのか」
「さてと、私も行こうかしら、その人は私の従者でもあったしね、銀さんも来る?」
「まあ、墓の所までは来てやる」
そういい2人はお墓のところまでいく着くと幽々子は妖夢の元まで行き一緒に拝む
銀時は墓の外で待ってるとひとり向こうから編み笠を被り刀を2本腰にさした男性を見かけるその男は銀時を通り過ぎ妖夢と幽々子の所へ向かっていく
「おお、妖夢に幽々子こんな所で何してる」
妖夢達は後ろを向くと
その男は編み笠をめくる
「え…師匠?何故ここに!?あの時の戦争で死んだ筈じゃ……」
「そうよ……生き返ってくるなんてありえない…」
「ハハハっ、ワシもあの時は死んだとは思ってたがなこの刀に助けられたんじゃ!」
妖夢達に刀を見せる
その刀は一見普通の刀であった
「そんな刀もあるんですか!」
「ああ、世の中は広いもんじゃこんな刀まであるんだからな」
「お前が妖夢の師匠か」
銀時はそのおじいさんに近付く
「お主は誰じゃ?」
「俺はな坂田銀時だ、少し前に外の世界からやってきてだな白玉楼に住んでいる」
「そうかそうか外来人だったか、私は魂魄妖忌じゃ、妖夢の伯父であり師匠じゃ。お前さん見た所侍か?」
「ああ」
「やっぱりそうじゃったか!よし、なら妖夢早速白玉楼へ行って稽古をやろう銀時も交えてな」
「はい!師匠!」
「おいこら、何で俺も稽古しなきゃなんねぇんだよ!」
「お主は強くなりたくないのか?」
「俺は充分強いよ!一応鍛えてるし?俺銀魂の主人公やってるしその補正で強くなってるし?もう、教えられる事なんて何一つ無いもんねぇ!」
「そうかの?なら二人でやるか」
「わかりました!」
そう言い4人で白玉楼へ帰る銀時と幽々子は縁側で妖忌と妖夢の稽古をただじっと見ていた。
「いいか?妖夢何事でも「悪・即・斬」じゃ悪者は迷わず叩ききれこうやって右手を刃先にやって標的に狙いを定め突進し突く。ほれ、やってみぃ」
「わかりました!」
妖夢も牙突の構えをし木に突っ込んでいく
「斬れぬものなどあんまり無い!」
しかし刺さりが悪い
「駄目じゃ、その台詞自体駄目だ!斬れぬものなどあまり無い、あんまりじゃない!そこでな既にお前は迷ってるんじゃ!斬れぬものなど無いじゃ!こうやって言い切れ!お前はこんにゃくが切れない石川〇右衛門じゃないんじゃから。いいか?前々から言ったように少しの迷いでもなそのせいでその身体がな潰れるかもしれん。」
「だって前までは斬れぬものなど無いって言ってたのですが幽々子様に「なら私も斬れるかしら?」と言われたので……」
妖忌は反論できなく黙り込みしばらくして
「幽々子は別じゃ!敵に対して言うんだから幽々子は別じゃ!」
「なるほど!わかりました!師匠!」
「斬れぬものなど無い!!牙突!!」
「そうじゃ!その調子!」
「じゃねぇだろぉぉぉ!」
銀時は妖忌を蹴り飛ばす
「銀時いきなり何するんじゃ」
「何すんじゃじゃねぇだろ!さっきから黙って聞いてたら「悪・即・斬」とか牙突とか言い出して!この台詞や技ほかのアニメだから!何自分がこの技編み出したみてぇな顔してるんだ!」
「何を言っておる銀時、これはワシが生み出した技じゃ」
「お前1回るろ剣見てこい!そして作者に土下座してこい!」
「阿呆が!さっきから言ってるだろこれはワシの技だって」
「物分りの悪ぃジジイだよ全く、これ以上言ってもキリがねぇ。」
銀時は諦め縁側に戻っていく
「あら?稽古は終わりかしら?」
幽々子がお茶を飲みながら銀時に話しかける
「稽古というより説教だ。あいつは何人の技、台詞をぱくってるんだ。そしてそれを妖夢に教えてるんだ。師匠なら自分なりの剣術教えろってんだ」
妖夢と妖忌の稽古を見ながら言う銀時
「でもね、妖夢も楽しそうじゃない。」
「まあ、確かにそうだな。普段の表情と大違いだ。顔の筋肉が緩んで笑っていやがる珍しいもんだな」
普段笑うことのなかった妖夢が楽しそうな笑みを浮かべ稽古をしている
「いつぶりかしらあんな笑顔を見られたのは昔妖忌がいた頃以来ね」
「どういうことだ?」
「親に捨てられ1人だった妖夢を妖忌が拾い可愛がった、妖夢も妖忌にはすごく慕っていたわ私には笑わずにムスッとしてるのにけど戦争で妖忌は戦死し妖夢は笑わなくなってしまったわ」
「そういうことね、久しぶりの再会かそりゃあ嬉しいわけだ。戻ってきてよかったじゃねぇか」
「そうね、妖夢の笑顔も見れたしよかったわ」
しばらく2人は稽古を見ていた
暇そうにずっとただ何の関心も持たずひたすら見続けた
時にあくびをはさみそして夕方になった
2人はお互い稽古を続け銀時達はそれを見続けた。
「なぁ、俺達今日の昼何してた?」
「稽古見てたわ」
「なぁ、この世界って何かないのか?キャバクラとかさパチンコねぇの?」
「ない」
「俺もう歌舞伎町帰りてぇよあそこなら俺の暇をつぶせていいしよー」
「キャバ嬢なら私がなろうかしら?」
「あのな、お前がキャバ嬢になってみろ暖かい空気が一気に冷えんだろうが。」
「妖夢とかならキャバ嬢似合うんじゃない?3次元の方では妖夢人気らしいしドンペリ5本くらいいけるわよ」
「まぁ、人気だけどな考えてもみろあいつはまだ性方面がまだ初心(うぶ)だエロ親父に触られたりしたらその親父の命が亡くなるよ」
「それもそうね……もうちょっと大きくなったらね」
「暇すぎてどうでもいい話しちまったじゃねぇか」
「確かにそうね」
2人は話してると稽古が終わったらしくこっちへ向かってくる
「銀さん達は他にやることないのですか?」
「ねぇよんなもんあったらとっくに行動してるさ」
「そんな暇してるなら稽古手伝え!」
「俺はな稽古はしない主義なんで」
「そういえばもう夕方ですね、私ご飯作ってきます!師匠もいることですし今日はご馳走ですよ!」
妖夢は台所へ入っていく
「妖夢のご飯か久しぶりに食べるのぉ」
「腕上げたわよぉ?妖夢の料理は最高よ?」
「それは楽しみじゃ」
そうこう話してると妖夢がご飯を作り終え銀時達を呼びに行く
「皆さんご飯の用意が出てきました!」
皆は食卓へ行くと肉や魚やハンバーグやご飯などがわんさか置いてあったまるで宴会をするかのような量だった
「ほぉーこれは妖夢腕を上げたなぁー」
「うわぁ!こんなにたくさん!」
「うまそうじゃねぇか」
皆は席に着き合掌する
皆は食べてたべて食べまくる。
そして完食…!銀時寝転がる…!
食べ終えると妖夢は妖忌に、
「あの、久しぶりにお風呂行きません?」
「ええよ、2人で風呂とは、小さい頃を思い出す。どれ胸の大きさも確かめることとしようかのぉ」
「や、やめてください!」
妖夢は頬を赤らめて言う
2人は風呂へ入っていく銀時と幽々子は二人があがるのを待っている。
「私と入らない?銀さん」
「入りたいのは入りたいがな俺は生きた女と入りてぇからな」
「へぇー怖いんだ」
「怖くねぇよ、何で俺が幽霊如きにビビらなきゃなんねぇんだ、ただお前の周り冷たいから嫌なんだよ」
「幽々子そんな事言われると心に傷ついちゃうわ」
「唾でつけときゃ治る」
「心の傷は唾では治せないわ」
「大丈夫だほっときゃ治る」
「ねぇ、銀さん何か私に冷たくない?私こんなに綺麗なのに」
「俺は積極的な女は嫌いだよそれに自分で綺麗なんて事実だけど自分で言うことじゃねぇだろ」
「今の一言で二つの感情ができたわ」
「それは良かったな」
2人が馬鹿な話をしてると妖夢達が上がってくる
「次どうぞ」
「なら俺行くわ」
そう言い風呂へと向かってく
━━━時は進み真夜中の人里
再び辻斬りが現れた
「ふふっ、これで11人の侍を斬った、血を浴びるにつれ刀が成長していく。しかしこの刀はやっぱり素晴らしい。命をくれる上に強くなる。」
月が紅く照っている。その人物もその月明かりに照らされる。その正体は魂魄妖忌だった
「刀は聞いてきた「お前はどうなりたい、このまま惨めにやられたいか、それとも私に命を預けるか」そう聞いてきた。」
「ワシは答えた惨めに生命が朽ちるより刀に身を置き生きていくと、さてとまだ斬り足りない明日の夜坂田銀時、魂魄妖夢を斬るか....私は魂魄妖忌…いや、紅桜と名乗った方が良いかどうだ妖忌私の演技力あいつは完全に魂魄妖忌だと信じ込んでいる。馬鹿なものだなお前の大事な奴が殺される有様を私の中でゆっくりご覧になるがいい。フッフッフッ」
紅桜は月に向かって笑い出す。その様子を長谷川さんは見てしまったもちろん内容も姿も、長谷川さんは一目散に慧音の家に走り込んでいった
紅桜は擬人化ではありません紅桜に宿った魂が妖忌に移ったって設定で