マダオ2人の幻想入り   作:銀の字

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どうも銀の字です今回から新章突入です


第六章 獣の宴
第三十一訓 女の涙は一撃必殺


 ある森奥

 

 

「てめぇら準備はいいか」

 

 

 

「ちゃんと準備はできてますお菓子300円分に水筒に…」

 

「馬鹿野郎!遠足じゃねぇんだよ!お菓子は100円までにしとけ!」

 

 

「100円じゃポテチ買えません!」

 

「うるせぇ!とっとと行くぞ!三年前の借りを返させてもらおうじゃねぇか!始めよう獣の宴を。まずは人里を攻める」

 

 ━━━━━━━━━

 そして時はたって人里普段と変わらない風景だったけど悲劇は突然襲う。

 

 何やら鐘の音が鳴る

 

 緊急警報だ。

 

 見張りが

 

「緊急事態!凄い大群がこちらに向かってる!外を出歩いてるものは避難せよ!」

 

 それを聞いた人達は慌てて避難しょうとする。

 

 その大群は全身体毛に覆われ牙を剥き出しにしている連中その連中は獣人族かつて幻想郷を我がものにしょうとした奴らである。

 気性は荒く力、速さは人間を遥かに超える。

 

 一気に制圧された。

 

 ただ1人戦う者がいた。上白沢慧音だった。

 

 慧音「ここをお前らの好きにはさせんぞ。人里は平和でなきゃいけない。」

 

 慧音は獣人族のボスらしき奴の前に立つ

 外観はとてもごつくて普通の獣人

 ?「ふん、そんなもん知るか。勝ったもんがここを支配できる。平和なんてすぐに終わる。お前じゃ平和なんて守れやしねぇさ!」

 

 殴りかかる慧音を叩きつける。

 

 慧音「かぁっ!」

 

 慧音は倒れる。倒れる所追い討ちをかけるそして胸元を掴み鋭い爪で慧音の腹を切り裂く

 慧音は悲鳴を上げ倒れ込む。

 

 ?「お前で最後だ。牢にぶち込め」

 

 って所つかもうとしたその時

 

 

 石が獣人目掛けて飛んでくるが避けられる

 

 石の飛んできた方向を見ると1人の男がこちらに向ってる

 

 笠を頭に被りクリーム色のマントを羽織ってる

 

 

 ?「守人ならまだここにいるさ人里の英雄が」

 

 

 人里の民「虎徹!帰ってきたのか!」

 

 虎徹(オリキャラ)かつて1人で人里を救った英雄その後幻想郷の何処かに隠れ住んだらしい。

 

 皆はこれで安心人里は守られたと思ってたが

 

 白目を向き虎徹は倒れている

 

 

 人々「虎徹ーー!」

 

 

 ?「これが英雄?俺には虫けらに見えたが」

 

 虎徹を蹴飛ばす

 

 虎徹「クソッ…」

 

 次に弾幕が飛んでくるそれを避け打ってきた方向を見ると霊夢がいた

 

 

 ?「おやおや、三年ぶりだなぁ博麗の巫女」

 

 

 霊夢「生きてたのね獣王また戦争でも起こす気?」

 

 

 獣王「当然だあのまま俺が引き下がるかよ三年前の恨みてめぇにぶつけてやる。前の俺だと思うなよ?」

 

 2人が突撃する霊夢はお祓い棒で太刀打ちし獣王は自慢の拳で太刀打ちする。若干霊夢が押されてる。

 そして一方的に獣王が霊夢を攻撃する

 

 獣王「弱くなったなぁ、昔は鬼巫女と恐れられた者がこうも押されえるなど平和ボケしたな巫女」

 

 霊夢腹をぶん殴る

 

 何mか飛ばされるが踏ん張る

 

 

 霊夢「鬼巫女?そんな称号はゴミと一緒に捨てたわよ。今は博麗の巫女幻想郷を守る者よ私は幻想郷最強よ。」

 

 

 霊夢は突っ込んでいくが押し負ける。

 獣王の圧倒的な力に霊夢は太刀打ちできない。

 慧音はそれを見ていた。

 

 それを見て絶望している。

 

 

 慧音「霊夢でもこの始末…もう人里は終わるのか…獣人達に乗っ取られもうなすすべもない…」

 

 目の前は真っ暗だった今だけの人数自分1人では何も出来ない。慧音は膝をついた自分の無力さに怒りを感じ地面を叩いた叩いてると不意に銀時の背中が頭に映る

 

 慧音「いるじゃないかまだ救世主が万事屋が」

 

 

 慧音は走る万事屋につながる隙間へ入っていった

 

 ━━━━━━━━━━白玉楼

 

 

 万事屋は定休日

 

 とは言ってもいつも休日みたいなものだけど

 

 

 銀時と早苗は将棋をしている。妖夢は家事、幽々子は寝ている

 

 早苗「王手ですよ銀さん」

 

「ちょっと待って」

 

 

 早苗「待ったなしです!そんなの通用しませんよ!」

 

 銀時は悩む前行けば歩兵斜め行けば桂馬後ろ下がったら飛車横進むと角が待っている

「これ詰んだよね絶対勝ち目ないよ。王様もう囲まれてる兵士が全く機能してない!」

 

 銀時は頭を抱える

 

 妖夢「あの2人とも遊んでるなら手伝ってくださいよ一応貴女達居候なんですから」

 

「うるせえなぁ掃除はお前がやるんだよ、俺達はな居候と言う客なんだよ。客に家事させる奴がいるか?」

 

 早苗「そうですよ客は神様なんですからほら、そこにまだホコリがあります」

 

 

 妖夢「あんたら今すぐ出ていけそして川に沈んで来てください」

 

「こっちは王の首取られそうなんだよもう囲まれてんだよ。」

 銀時は将棋の方に目を向ける。

 

(もうこの手しかないな)

 

 

「おい早苗何か神奈子と諏訪湖がいるぞ?」

 

 

 早苗は縁側の方を見るけど誰もいない。将棋盤の方を見ると王が思いもよらないところに移動している。

 銀時が移動したのだ

 

 早苗「銀さん王様が違う所にいます。ズルは良くないです」

 

 

「あれだよ王様が勝手に動いた。」

 

 

 

 早苗「嘘は良くないです駒が勝手に動く訳ないです」

 

「あれだよ奇跡だよ。駒に奇跡がパラパラとかかったんだよ」

 

 

 早苗「なんですかそののりたま感覚。それに奇跡起こせる人の前でそれ言います?見苦しいです銀さん」

 

 

「うるせえなぁ、奇跡なんて祈ってたらくるんだよ」

 

 早苗「少なくとも貴方が祈った所で奇跡なんておきません。はやくズルしたって言ってください」

 

 

「やってねぇよ王様自らの意志だよ。追い詰められたらそらぁ逃げるよ。そんなもん逃げない王様がいるわけねぇだろ?」

 

 早苗「銀さん駒に意志なんてありませんから。貴方の手くらいしか駒は動かせません。」

 

  「手なんて使ってねぇよ指使ったんだよ」

 

 

 早苗「指も手の一つですよ。ていうか今認めましたよね?」

 

 

「認めてねぇよ」

 

 早苗「認めました」

 

 

「認めてねぇよ!」

 

 

 妖夢「静かにしろォ!何なんですか!その言い合いいつも同じような事して恥ずかしくないのですか!銀さんズルしてましたから!私見てましたから!もう銀さんの負けです!なのでもう将棋は終わりです!」

 

 

 妖夢は将棋盤を片付ける

 

 

「こっちは暇なんだよ、そしたらパチンコくらいここに置けよ。」

 

 

 妖夢「そんなガラクタここには置きません」

 

 

「ガラクタとはなんだァ、当たれば儲かるんだぞ、ガラクタじゃなくてな大人の遊びと言え」

 

 

 妖夢「ダメな親父の遊び道具だよ!一つ間違えたら一気に奈落に落ちますよ!ダメにしますから!」

 

「一つ間違えれば人生極楽になる事もあるんだよ!1回も賭けをしねぇ奴が偉そうに言うなぁ!」

 

 

 銀時は妖夢を叩く

 

 妖夢は銀時をぶん殴る

 

 

「ぶったね?お母さんにもぶたれたことないのに!」

 

 妖夢「あんたが先に仕掛けたんでしょ!」

 

 

「うるせぇ!妖夢の癖に調子乗りやがって!「幼夢」の癖に!」

 

 

 妖夢「幼夢って何ですか!人の名前侮辱する事は許しません!この刀で貴方を斬ります!」

 

 

 一気に銀時は顔を青くする

 

 

「お、おいぃぃ!また刀か!何お前!すぐ刀で解決する!何かぁ何か揉める都度に先生にチクる学級委員長みたいなさぁ!」

 

 その時玄関の扉を叩く音がする

 

「おっ、おっと、誰かきた」

 

 銀時は逃げるように玄関へと向かう

 

 がらっと引き戸を開けるとボロボロの状態の上白沢慧音が立っていた

 

 

 妖夢はそれを見て驚く

 

 妖夢「ど、どうしたんですか?その傷!?」

 

 慧音「銀時…頼みたい事がある…」

 

 

 銀時はそれを聞くとガシャンと閉める

 

「今日定休日だ!」

 

 妖夢「いや、あの、今慧音さんボロボロでしたよね?絶対人里何かありましたよね?緊急事態ですよね?」

 

「休みは休みだ人里に何かあろうと知らん!自分で何とかしやがれ」

 

 

 早苗「そうですよ!明日にしてください」

 

 

 妖夢「貴方達は鬼ですか!」

 

 

 そう言い妖夢は戸を開け慧音の話を聞く。今までの事を全て話した

 

 

 慧音「そういう訳だ、人里の英雄も敗れ霊夢も苦戦している。だから力を貸してくれないか?」

 

 

 銀時は鼻糞を捨て頭を掻く

 

 

「それで?皆がやられてるに関わらずここに逃げてきたってわけか。」

 

 

 妖夢「銀さん!!」

 

 

 妖夢は叫ぶ

 

 

 慧音「いや、いいんだ銀時の言う通りだ。私はお前らに頼る為逃げてきた…」

 

 

「頼るねぇ…そう言われたってあの博麗の巫女が苦戦してんだろ?んなもんどうしょうもできねぇよ。幻想郷の魔王がやられてるんなら俺には何も出来ねぇよ。」

 

 慧音は土下座をする

 

 慧音「頼むお願いだこの通りだ!私は全てをお前らに賭けよう。その代わり私を好きに使っていい。人里が救えるならこの身をあげても構わないだから頼む…」

 

 机に水が垂れている。慧音の涙だ

 

 

 早苗「そんな事されても無理ですよ!ね?銀さん」

 

 

 銀時は立つ

 

「…行くぞ」

 

 玄関を出てると早苗と妖夢がついてくる

 

 

 早苗「銀さん?今日は休日ですよ?!」

 

 

「外の世界では休日でも仕事に呼ばれる事あるからな」

 

 早苗「でも何でいきなり」

 

 

「そらぁよぉ、女を泣かせちまったからな。それにひざまずかせてな。一応言っておくぞ俺は金以外でも動くそれはよ女の涙だ。涙までださせて断るなんてことできねぇよ。侍としてじゃなく男として終わっちまうからよ。本当にズルいよな女はよ…幽々子慧音の傷の手当しとけよ?いくら役立たずの主でもそれくらいはできるだろ?」

 

 

 

 幽々子「役立たずって…それくらいはできるわよ」

 

 

 

 コクっと頷き隙間に入るが封鎖されてた獣人族達の仕業だ

 

「しゃーねぇ空から行くか、妖夢頼む」

 

 妖夢「わかりました。今日は特別ですからね」

 

 

 3人は冥界を後にし人里へと向かう

 

 

 

 その頃人里では

 

 見張りa「ネズミ1人逃げたが一応制圧できそうだな」

 

 

 見張りb「そうだな、この調子で行けばここも手に入る。早く制圧してここの飯でも食いてぇよ」

 

 

 見張りa「ここの飯は美味いもんな。俺は一軒家で暮らしてぇな。家族がもう一人増えるかもしれないからな」

 

 

 見張りb「お前まさか!?」

 

 

 見張りa「ああ、もう一人産まれるんだよ。俺が頑張ってS〇Xしたお陰だ!」

 

 

 その時見張りaの後から斬撃波がとんでくる。よける暇もなく真っ二つに切られる。

 

 見張りb「お、おいぃ!見張りa大丈夫か!?お前には家族いるんだろ!?」

 

 

 見張りa「すまない…俺はもう駄目みてぇだ…家族を頼むぞ…」

 

 

 そのまま息を引き取った。

 

 

 見張りb「見張りaーーー!クソッ!誰だァ!」

 

 

 

 斬撃波が飛んできた方角を見ると3人がこちらに歩いてくる。

 

 

「どうもー万事屋です。ここの主から依頼を受けて獣の処理に来ましたー」

 

 

 銀時率いる万事屋だった。

 

 ここから獣との戦いが待ち受ける。




久しぶりです

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