昔、あるところに一人の青年がいました。
青年には目的がありました。その目的は、自身の世界を破壊したバケモノを倒す事です。
青年は仲間を失いながら様々な世界を旅し、自身の世界を破壊したバケモノを追って行きました。
幾つもの戦いを経て青年は新たに仲間なった者の助けを受けながら、やっとの思いでそのバケモノを倒しました。
それから、青年は幾つもの世界を渡りこの世界に辿り着き、悪に堕ちかけた一人の姫を助けました。
助けられた姫と青年は恋に落ち、元気な
その後、その姫と間に生まれた子供……あと、養女と共に平和に暮らしm『待てぇい!!』…チッ、
「
「誰が養女か!!」
「お前だゾ。」
「―ッ!!って、私はお前の養女になったつもりは無い!!それに、叫んだのはお前が妙なナレーションを入れるからだ!!それに、なんだ!
「ハァ、そんな事でピリピリするんじゃないんだゾ。
「クs(いや、待てカグラ!このまま奴と口論していては今まで通りではないか!風様…か、風殿が戻って来たのに今まで通りでは今度こそ愛想を尽かれてしまう!!)…フ、フン!わ、私みたいな
「(ハッ、さっきまでキレていた奴が何を言ってるんだゾ?プププ、それに、淑女ぉ?
「フ、フン!私の語りの凄さに驚くがいい!!」
え、え~。あー。…うん。
これは一人の青年の英雄譚である。
その青年はある日、魔獣に襲われていた見ず知らずの少女を何も言わず助けた。
その青年の背中は少女にとって、どんな壁よりも頼もしく思えた。
その青年は、数えるのも億劫になるような戦いを経験し、幾度の苦難や強敵も物ともせず此処まで旅をしてきたのだ。頼もしいと思えるのも無理はない。
二人が出会うのは運命…いや、この世界の必然だったのだろう。
その青年は少女を家族の元へ届けまた一人戦場へ駆けていk『何か、堅苦しいんだゾ。』…えぇい!私の邪魔をするなぁ!!
「邪魔じゃないんだゾ。全うな意見を述べただけなんだゾ。」
「それが邪魔だと言うんだ!それに私は少し我慢したと云うのに、お前ときたら!!」
◇◆◇◆◇◆◇◆
…オホン。き、気を取り直して…何時ものナレーションを行っていきます。
未だ目の前で風がドラゴン達を蹂躙している中、ソラノとカグラは防御壁内で魔力を送りつつもそんな他愛のない(?)会話をしていた。
「お前達、言い争うのはいいが、今の状況をキチンと分かっているのか!!」
「エルザ?突然どうしたんだゾ?」
「エルザ義姉さんどうしたんです?」
言い争っていた二人に激を飛ばしたのは
「風は、これだけ
アクノロギアは元々人が竜を殺して竜となった者。そう、遥か過去この〝竜王祭〟で誕生してしまった忌むべき存在なのだ。
「か、風様が…」
「あの黒龍に…」
カグラとソラノはその言葉を聞き呆然としてしまった。
『そろそろメテオマスターの攻撃が終わる頃だね。申し訳ないけど、この防御壁の中で少し休ませてもらうよ。やれやれ、この思念体で作った身体が維持できなくなってね。』
そこへ浮遊して現れたのは、一振りの白く美しい両刃の剣。
「ああ、構わないぞ。この攻撃が終わり次第、私達で残りのドラg<ダダッ!!>お前達、何処へ行く!?」
エルザが雲と話している時、防御壁から二つの影が飛び出して行った。
■□■□■□
たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の
「…
ドラゴンの首へ俺の蹴りが吸い込まれるように入り、爪刀で首を切断した。うん。ちょっちグロイな。でも、これ以上カグラちゃん達に近づけさせねぇぜ!!さぁ、此処から先に行きたければ、俺を倒して行きやがれ!!…ってフラグ!?き、気を取り直して。
「…
その蹴りを放つ瞬間俺は、数体のドラゴンを巻き込むように真空刃を出して蹴りを放った!このドラゴン達を無双してる感覚って、某吸血鬼じゃないけど…フ、フハハハハ!最高にハイってヤツだ!!
「…
ブゥゥゥゥゥゥメラン…って叫びたい。揃えた両足から爪刀を生じさせ蜥蜴に蹴りを叩き込んでやった。今日の俺は、阿修羅すら凌駕する存在だぁ!!
「…
円を描くように足を動かしドラゴンを降り注ぐメテオへ蹴り上げてやった。手加減も遠慮も何にもしないでいい全力全開の業の数々!!それもそのはず、この星?に来てからの俺の記憶と、風の体に入る前の記憶が全て戻ったし、魔銃の〝風〟もほぼ以前の記憶を取り戻したからだ。
「…そろそろ、メテオマスターの攻撃が止む。」
メテオマスター先生の攻撃がそろそろ終わるな。皆よくこの隕石の雨を耐え抜いてくれた。この隕石の雨が終わったら、残りの弱ったドラゴン共を魔導士達と力を合わせ倒していくぜ!これが、俺が考えたこの作戦の最終段階だ!…ってか、カグラちゃんやソラノ嬢ちゃん達を殺そうとする
「…カトンボ共はこれで飛べなくなった筈だ。後は魔導士共に任せ此処を去るk『行くぞソラノ!今が駆け抜ける時!!』『私に指図するんじゃないんだゾ!でも、その言葉には〝承知〟と返すんだゾ!!』…何をしているんだ彼女達は!?」
ちょ、タンマ!待って!!ど、どう云う事だ!?何で防御壁の中にいる筈のカグラちゃんとソラノ嬢ちゃんが出て来てるんだよ!!それも、そのセリフは某ボスと某謎の美食屋コンビのセリフだぜ!?
(…それより、助けに行かなくて良いのか?彼女達がメテオに巻き込まれてしまうぞ。)
「…分かっている。今、助けに行くぞ。」
言われなくても、分かっているけど…あぁ!もう!!二人には後でお説教決定だ!!
◇◆◇◆◇◆◇◆
一陣の嵐が吹き荒れている。
「どけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
その者はドラゴン達を切り崩し、文字通り道を切り開いて行く。
「
その者はドラゴン達を蹴り崩し、最短で目的地へと道を造る。
「「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」
その者達の目的地は同じ。
『な、何だこの女共は!?』
『こいつら、
『なのに何故この者達に我らが後退しなければ「見様見真似!
『ジ、ジルコニス!?女ぁ殺してy「我が一刀に断てぬもの無し!!」…。』
二人は立ち向かう敵を蹴散らし、切り開いて行く、
「「人の恋路を邪魔する
そう、恋はいつでもハリケーンなのだから。
■□■□■□
うおぉぉぉぉぉぉ!
「…
『これ以上お前の好きってには「…退け!
邪魔するな!そこを退けぇぇぇぇ!!
「…
何で、あの娘らこっちに出て来てるんだよ!?遠目で見た時はドラゴン共には遅れを取ってなかったけど、〝メテオ〟に当たったりしたらひとたまりもないぞ!!
『『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』』
……ヤベッ、俺このまま行ったら
「…お前達、何をしている!」
こら!君達、こんな所で何やってんだ!!
「か、風…もう戦わないで欲しいんだゾ!!」
「風様!どうか、どうか後は私達に任せて頂きたい!!」
ってよく見たら二人とも涙と鼻水でグシャグシャじゃないか。
「…二人ともどうした?」
二人ともどうしたんだ?ってヤバイ!
「…二人とも下がっていろ。メテオが来る。」
メテオが降って来る!
「…
ふぅ、さてと。さっきのでメテオは打ち止め。二人が何故泣きじゃくってるか気になるけど、瀕死な周りのドラゴン共を蹴散らしてから事情を聞こう。バリヤー?を張っている近くのドラゴン共は大半死屍累々。だが、まだ油断は禁物。まだまだ気は抜けんなぜ!!
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
後、今日誕生日でした。