魔法少女育成計画 electric   作:怠惰のブルーコ

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まだ本編には入れませんね。
恐らく次からかと。
……待ち遠しいと思う私はおかしいのだろうか。
それではどうぞ。


第二話

☆ラ・ピュセル

 

魔法少女になってかなり経った。

最近は、スノーホワイトと一緒に人助けを行うのが日課になってきている。

嬉しいことだ。

 

そして今日は、ライデンという魔法少女から会いたいという誘いがあった。聞く限りだと、この街で2番目の魔法少女の様なので、ラ・ピュセルからもスノーホワイトからもかなりの先輩ということになる。

現在、失礼がないようしようとスノーホワイトと2人で話し合っているところだ。

待ち合わせ場所はいつもの鉄塔。

するとライデンがやって来た。

 

「どうもー、はじめまして。ライデンでーす」

 

「あ、はじめまして。私はラ・ピュセルです。宜しくお願いします」

 

「は、はじめまして。スノーホワイトです。宜しくお願いします」

 

「よろしくねー。なんか2人とも硬くない?緊張しなくていいんだよ?先輩とか後輩とか気にしないし。ほら、タメ口でね?」

 

「そうです……そうか。じゃあよろしく、ライデン」

 

「うん。よろしくね」

 

よかった。

ライデンは親しみやすい人のようだ。

 

「2人はいつも一緒なの?もしかしてリアルで知り合いとかだったりして」

 

「あ、えっと……」

 

中々鋭いことを言うライデン。本人は冗談のつもりだったかもしれないが、スノーホワイトのその反応はほとんど肯定のようなものだ。それに気づいたのか、

 

「あらら。マジだったの?あ〜ごめんごめん。別に詮索するつもりじゃなかったんだけど」

 

「いや、気にしてないし構わないよ。な、スノーホワイト」

 

「そうだねそうちゃ……ラ・ピュセル」

 

このタイミングで間違えるのかよ!と言いたい気持ちになったが、ライデンが気にしてないようなのでわざわざ指摘はしなかった。

 

「うん。それならいいんだけど。それにしても、ラ・ピュセルって…」

 

「ん?」

 

「なんか、エロいよね」

 

「え」

 

「いや、鎧の隙間からチラチラ見える地肌とかがなんか、妖しい感じがしてさ」

 

「そ、そうかな」

 

まさか男です、なんて言えるわけはないだろう。ラ・ピュセルには、恥ずかしそうにそう返事することしか出来なかった。

ちなみにスノーホワイトはライデンの言った鎧の隙間を見てしまい、顔を赤くしている。

 

「むー。スノーホワイトさっきからラ・ピュセルにデレデレしてない?」

 

「え!?そ、そんなことないよ」

 

「別にいいと思うよ?シスターナナとウィンタープリズンみたいなのもいるし」

 

「ち、違うよ!ラ・ピュセルとは、そんなんじゃ、ないし…」

 

「う…そ、そうだよ。私達は別に…」

 

「むふふー。2人とも可愛い反応しちゃってー」

 

2人の反応を見てニヤニヤしだしたライデンが二人に抱きついた。

 

「ちょ!ライデン!?」

 

「きゃ!」

 

「ふっふっふ。ラ・ピュセルいい体してるじゃないかー。スノーホワイトも抱き心地がいいねー」

 

「ちょ、やめて」

 

「良いではないかー良いではないかー」などとのたまう彼女に、ラ・ピュセルはつい拳骨で反撃してしまった。

ゴチン!

という間の抜けた音の後、頭を抱えたライデンがその場で悶える。

 

「だ、大丈夫?」

 

その姿を見て哀れに思ってしまったスノーホワイトはライデンに言葉をかける。勿論、不用意には近づかない。

 

「うー、ごめんごめん。思ったより2人が可愛くて舞い上がってたんだよー」

 

「全く…」

 

後輩に抱きつき、反撃されて涙目になっている先輩をみて、ラ・ピュセルはため息をついた。

 

ーーーーー

 

その後は3人で人助けをすることになった。

普段複数人で行動することが無いライデンは、2人付いていくような形でついていったが、途中で急用が出来て、帰ることになった。

 

「ごめんねー。手伝おうと思ってたんだけど…」

 

「いいよ。楽しかったしね」

 

「うん。じゃあね、ライデン」

 

「うん、バイバーイ」

 

ライデンは空を飛びながら、見えなくなるまで手を振っていた。

 

「ライデンはいい人で良かったね」

 

「うん。もうちょっと怖いかと思ってた」

 

「ふーん。なんで?」

 

「えっと……カラミティ・メアリの教育係をやってたって聞いたから」

 

「あー、そうだったね。でもあの人とは全然違った」

 

「また会いたいね」

 

「そうだね」

 

ラ・ピュセルとスノーホワイトはそう言いながら、人助けを再開しだした。

 

 

ーーーーー

 

 

☆森の音楽家クラムベリー

 

「オッス、クラムベリー。2人に会ってきたよー」

 

「そうですか。それで?」

 

「ん、ラ・ピュセルは相手になりそうだったよ(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)。ウィンタープリズン程じゃあないけど」

 

「なるほど。それではやはりウィンタープリズンが…」

 

「んー。嫌かもしれないけどさ、カラミティ・メアリになりそうな気もしないでもないね」

 

「……あれは早急に潰しましょうか」

 

「いいんじゃないかな。正直私も苦手」

 

「後は17人目の魔法少女がどんな魔法を持っているか、ですね」

 

「まあゲームが始まったあとだし、魔法少女になるのを他の魔法少女に止められる、なんてヘマをしなければ良いでしょ」

 

2人は森の例の小屋で密談をしている。

最近、ライデンは色々な魔法少女に会いに行っている。表向きは親睦を深めるため。

だが実際は、クラムベリーとある程度戦えそうな魔法少女を探すため。

コミュ力の高いライデンはクラムベリーに頼まれて、探す役目を担っている。

 

「あー何度も言うようだけど、私がお気に入りって言った魔法少女にはできるだけ手を出さないでね?もしそんなことしたら……」

 

「分かっています。私のやっている事を魔法の国に連絡する、でしたよね。それが協力してもらう条件でしたし、そんなことをするつもりは無いですよ」

 

「ならいいけど。ちなみに今はたまちゃんかな。あの娘可愛いよなー」

 

「たまという魔法少女は弱い。私の興味を引く要素はありません」

 

「だよねー。そいじゃ私はこれで。またねー」

 

「はい。それでは」

 

そうしてライデンは小屋を去っていった。

するとそれを見計らったように、クラムベリーの魔法の端末から電子妖精が現れた。

勿論、ファヴだ。

 

「クラムベリー、本当にあれを放っておくぽん?あれはその気になれば魔法の国に連絡できちゃうぽん。どう考えても危険だぽん」

 

ファヴは現在、かなり苛立っている。彼女はクラムベリーが試験という名目で殺し合いをしている事を知っている。そしてそれを魔法の国へ連絡する手段もある。

更にファヴを苛立たせる理由。それは、試験のことを教えたのは、他ならぬクラムベリーだということ。

 

「…そうですね。でしたらどうするのですか?マスター専用端末を持っている(・・・・・・・・・・・・・・)彼女に襲撃をかけるのですか?」

 

「それはそうだけど。じゃあなんでクラムベリーはあれに試験のことを教えたぽん?」

 

「簡単です。彼女は強者です。全魔法少女の中でも、数えるほどしかいないほど。そんな人と戦えるチャンスを逃すなど有り得ません」

 

ファヴにその機能があれば、恐らく舌打ちでもしそうな状態だ。

 

「それに」

 

クラムベリーは続ける。

 

「彼女は私よりも、遥かに強者です」

 

そう言いながらクラムベリーは、妖しい笑顔を浮かべていた。




個人的な事情で申し訳ありませんが、暫く更新出来ない可能性があります。読んでくださってる方には待ってもらうことになりますが、ご了承ください。
感想・評価、お待ちしております。
モチベとか湧きます。
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