来週は無理かも?
出来るだけ日が空かない様に気をつけます。
それではどうぞ。
☆スノーホワイト
重大発表がある。
ファヴからそう連絡が来たのはつい最近だ。
ラ・ピュセルと何度か話したが、結局何の事かはさっぱり分からなかった。
そしてその発表の日。スノーホワイトはラ・ピュセルと一緒に、チャットの中でファヴからの発表を待っていた。
そして遂にファヴが現れたと思ったら、その発表は衝撃的な内容だった。
17人目の魔法少女が増えるのはまあいい。
問題は魔法少女を8人に減らすということだ。
ブーイングが飛び交ったがファヴは取り合ってくれず、これで話はおしまいとばかりに消えてしまった。
今から魔法少女を辞めるなんて、そんなのは嫌だった。
それは勿論皆同じだろう。
スノーホワイトは、これまでよりも更に気合を入れて人助けを行うことに決めた。
今日はラ・ピュセルとは一緒に居らず、1人だ。
なんだか忙しかったらしい。
寂しい気持ちもあったが、1人でもできるようになった方がいいだろう。
と、その時、見覚えのある姿を視界の端に捉えた。
あれは……、
「ライデン?」
話しかけようとも思ったが、急いでいるのかどんどん遠ざかっていく。
別に追いかける理由も無く、人助けに戻るスノーホワイトだったが、確かライデンの向かった方角は…ルーラ達の縄張りだったはずだ。
何故だろうと考えるスノーホワイトだったが、結局答えは出ず、今度こそ人助けに戻った。
ーーーーー
☆スイムスイム
魔法少女を減らすことに決まってから、ルーラ一味も本腰を入れてマジカルキャンディーを集めることに決めた。
たまは相変わらず中々キャンディーが集まってないようだが、スイムスイムは自分でもそこそこ集められたと思っていた。
ただ、一番はルーラだった。
やっぱりルーラは凄い。スイムスイムの憧れるお姫様。自分はこんな凄いお姫様に仕えられて満足……だ。
?
満足な…はず……なのに。
何でだろう。ルーラがお姫様で何がいけないのだろう?
考えていると、頭が痛くなってきた。
このままルーラと一緒にいると、迷惑をかけてしまうかもしれない。
するとよりにもよって、今夜スイムスイムに用があったらしい。
大切なの用事の様だったが、今日は体調不良ということで帰らせてもらった。
本当に申し訳ない。
しかし本当に、どうしてなのだろう。
「…何でだろう」
つい言葉に出てしまった。
すると、
「あれ?ルーラちゃん達と一緒じゃないの?」
いつの間にか目の前には1人の魔法少女が立っていた。
「…あなたは?」
「えー。1回会ったことあるの覚えてない?ライデンですよー。貴女、スイムちゃんの先輩なんだからね?」
「…忘れてた。確かたまの事を気に入ってた人」
「その通り!はあ…たまちゃんかわゆ……。コホン、それでどうしたの?もう解散したの?」
「ううん。頭が痛いから先に帰らせてもらった」
「へえ。体調管理はしっかりねー。…もしかして何か悩みがあるの?さっき何か呟いてたし、お悩み相談なら任せてね?」
ニコニコしながら言ってくるライデン。
馴れ馴れしい人だな。
段々ライデンの事を思い出してきたスイムスイムは、彼女に抱いた最初の印象を思い返した。
スイムスイムはライデンをイマイチ信用していなかったはずだ。
しかし、いつの間にか、ルーラがお姫様だということに自分が満足出来ていないことを、ライデンに話していた。
なぜ自分が話してしまったかは分からない。
だが、他人に話すことで多少は気分が楽になったように感じた。
「うーん。それってさ。自分もお姫様になりたい、みたいな気持ちなんじゃないの?」
「え……私が?」
「そそ。お姫様にお仕えするんじゃなくて、自分がお姫様になって誰かに仕えて欲しい、みたいな」
「私が、お姫様……」
思いもしなかった発想にスイムスイムは動揺が隠せなかった。
「あーっと。ちょっと他の魔法少女と会う約束してるから。またね、スイムちゃん」
「…うん」
そのままライデンはどこかへ行ってしまったが、スイムスイムはそれから、ずっとその事について考えていた。
ーーーーー
☆ルーラ
ライデンという魔法少女に、2人で会いたいと急に言われた。
今まで喋ったことも1度だけで、チャットでも、ほとんど見たことはなかった。
確か彼女のことを最初に知ったのは、カラミティ・メアリの教育係が誰なのか調べた時だ。
怪しい。
恐らく元々だろうが、万が一カラミティ・メアリをあんな風にしたのが彼女ならば、カラミティ・メアリ以上の危険人物であることになる。
細心の注意を払うために、ミナエルとユナエルにはいつでも奇襲をかけられる様に、隠れてもらった。
たまはどうせ役に立たないだろうから帰らせた。
スイムスイムにも声をかけたが、体調不良を理由に先に帰ってしまった。
役立たずめ。
そう考えていると、寺の戸がノックされた。
隠し部屋などがあるので、待ち合わせ場所はルーラ達の本拠地だ。
「どうぞ」
「お邪魔しまーす。久しぶりー、ルーラちゃん。ご機嫌麗しゅうございます」
「そう。入っていいわよ」
遂に部屋に入ってきた。
それにしてもなんだその挨拶は。
全く腹の立つ。
「おー。中々立派な場所を本拠地にしてるねー。私もこういうの欲しいなー。なんか憧れるよね。秘密基地みたいで」
「あっそう。それで?今日は何の話があってきたの?」
早く本題に入れ。
あと少しで舌打ちしてしまいそうだ。
ところが本題は、少々どころではないほどきな臭かった。
「そうそう。実は風の噂…じゃないけどあることが起こるって知ったから、ちょっと伝えとこうかなって。内容なんだけど、
「…死人ですって?」
テロでも起こすのだろうか。
だが、そうだとしてどうやってそのことを知ったのだろうか。
「うん、死人。実はカラミティ・メアリが絡んでるんだけどさ、自分で人を襲って、怪我した人を生かすことで『困った人を助けた』ことにしてマジカルキャンディを集めるって」
「…それは本当なの?」
「勿論。でも証拠を出せと言われたら困っちゃうかなー」
にわかには信じ難い話だが、カラミティ・メアリが絡むなら有り得ない事ではないだろう。
しかし、如何せん信憑性が無さすぎる。
どうするべきか悩んでいると、
「いやー、ね?本当ならシスターナナの所とかに頼めばいいんだろうけどさ。ウィンタープリズン強いし。でも個人的にシスターナナが苦手でね…」
「ああ、あの博愛主義者ね。私も嫌いよ」
特にカラミティ・メアリの縄張りに入って無事で帰ってきたことを自慢するところが嫌いだ。
殺されればよかったのに。
「うんまぁ苦手な理由はそうじゃないんだけど…。とにかく頼めそうな人で一番頼れるのが貴女達だったんだよ」
「へえ。……でもカラミティ・メアリと事を構えるんでしょ?いや、ビビってる訳じゃないのよ?ただ、あいつに私の魔法を使うためには近づかないといけないし。他の魔法少女じゃダメージを与えるのは厳しそうだし…」
「まあ、確かにキツイかもしれないね。でもね、私が貴女達に頼みたいのは、倒すのを手伝うことじゃないんだよ」
「はぁ?どういうこと?」
言っている意味が分からない。何をさせるつもりなのだろう。
「えっとね、それは……」
ーーーーー
「……ふーん。何でそんなことさせるのかは分からないけど、いいわよ別に。というか、メリットはあっても
「それは企業秘密なのです!まあ気にしてもいい事はないとだけ言っておこう。じゃあ私に報酬を絶対渡すよう魔法で命令してね。…先に言っておくけど、別のことを命令しようとしたら」
「そんな事しないわよ。じゃあそこに立って」
「ほい」
ライデンはルーラの目の前に立つ。
本当は『ルーラに有利になるように動きなさい』と命令しようと考えていたのだが、止めた。
警告されたからと言うのもあるが、別の理由の方が大きい。
ライデンは危険だ。
万が一にでも敵対すれば、徹底的に潰される気がしてならない。
今の作戦を話している間も、ふとした時にミナエルとユナエルが隠れている場所に目を向けていた。
その目は、カラミティ・メアリよりも危険さを感じ取れた。
やはり私の目は間違っていなかった。
とりあえず今は恩を売っておくに限る。
そう判断して、ルーラはライデンの命令に従った。
いつの間にか信憑性の無い情報を信じてしまっていることに気づかずに。
遂にデスゲームスタート。
ちなみに作者は、無印ではハードゴア・アリスとたまとトップスピードが好きです。
次回はカラミティ・メアリ討伐回!
遂にライデンの魔法が明らかに!
とある某作品のキャラクターの能力にそっくりですが、特に良い言い訳はありません、すいません。パクリと言われても仕方ないです。
ただ、それでもいいという方、お楽しみに。期待はほどほどで。
※追記
能力を当初のものと変更したので、上記のようなそっくりではなくなります。勝手な都合で申し訳ないです。
活動報告にも書いてあります。
これからもよろしくお願いします。
感想・評価、お待ちしております。
モチベとか湧きます。