「集まってくれて感謝する。
「────俺は、虚無の翼だ。そして、俺達は
演説の様に、力を込めて、腹から声をだし、感情移入をして、訴える様に話す。
「あ、ごめんね。これからははちくんが王様」
ウタさんが付け加えるかのように軽めに言った。脱力しきったような声でそう言われていると、説得力がまるでない。が、
「さて、俺の目標を話させてもらうぞ。
────俺の目標は、喰種と人間の分かり合える世界を作る事だ」
俺が、机を粉砕しながらそう言うと、皆ざわめき出した。
「ハァ〜イ♡はちくん、そんな世界どうやって作るのかしらぁ?」
出たなオカマ。
「簡単だ。俺が頂点に立つ」
「で?」
「無理矢理にでも、話し合いという立場に立たせてやる。それでもまだ争うと言うのなら」
────俺が全員殺す。
冷たく言い放つと、ざわめきは一瞬で消え、静寂が訪れる。ボロボロになっている為、通気性の良い壁の側面からは冷たい風が吹き、更にその時間が冷酷に感じられる。その静寂を断ち切るかの様に、赫眼、赫子を展開する。
「隻眼の王。アオギリにいるであろう虚偽の王だ。だが、今ここにいるのは虚偽の存在か?」
俺は問う。その問いに答えはない。答えてはいけない。答えられない。答えがない。それをしっかりと噛み締め、俺は更に思考を回転させる。
「この赫子を見ろ。これは虚無の翼だ。そして、それを司る俺を見ろ。お前達を蔑む訳でもなく、何をしている?」
俺は更に問う。その問いにも、答えはない。
「────簡単だ。ハッキリ言ってやる。俺は、お前達を
観衆が、歓喜の声を上げる。まるで、江戸時代、不満を持った農民が一揆を立ちあげていた時かの様に。まるで、大正時代、北京の学生によるデモ運動の賛同の声が上がっていた時かの様に。
皆が騒ぎ、喜び、そして、利用されてやる、と叫んでいる。
「じゃあ、俺はお前達をどうするか?それも簡単だ。
────異論が無い奴は立て。そしてそのマスクを外し、赫眼を見せろ。
△▼△▼△
では
────俺が王だ。
第一に、【
第二に、【
そして、王たる俺。小説家としての務めもある為、基本的に通信での情報通達となる。
その為には、まずはドナートが必要だ。そこで、近日コクリア破りを行う。
「さぁ、
月で顔を影が隠し、口元の笑だけが光る。そうやって不敵に笑う
八幡が本格的に覚醒しました
ピエロです