「はぁ、はぁ、はぁ。……クソっ!」
それは今も例外ではなく…………。
「待てーー!!」「コラー!!」「シネー!!」「逃げんじゃねぇー!!」
「死ねって言われて!!逃げねー奴はいねぇーだろ!!」
ものすごい形相で追いかけてくる不良と鬼ごっこをしてから三時間が経過した頃。上条は路地裏へと避難した。
「はぁ、はぁ。…………ハァ、不幸だ」
翌日。
ジリリリ、ジリリリと目覚まし時計の音が部屋の中で響いてる。
「んぁ?…………ハイハイ。今起きますよっと」
そして上条は目覚まし時計の音を止めて時間を確認すると。
現在の時刻『7:58』。
「…………ハァ。って思いっきし遅刻じゃねぇーか!」
と急いで制服を着る上条は自宅であるアパートを出る。
「やべー!急いで行かねーとまた遅刻ちまう!不幸だぁー!」
上条sideout
茜side
皆さんこんにちは私の名前は『
私は今。学校に行く途中なのですがとある事情で絶賛遅刻しそうになっています。
「うぅ~」
「大丈夫?茜」
この人は私のお姉ちゃんである『
私たち兄妹は…………といっても他の兄や妹達は今はここにいませんが私と葵お姉ちゃんをあわせて9人兄妹と両親をあわせての大家族なんです。
そしてその他にも実は王族だとか色々とあるのですが。
「もう能力使ったら?」
「うん」
何といっても私たち王族は『特殊能力』があるんです!
「じゃあ葵お姉ちゃん。手に捕まって」
「うん」
上条side
皆さんどうも絶賛遅刻しそうという不幸な状態である上条さんです。
「あぁもう遅くまで課題やってたのが駄目だったのか?…………ん?影?」
なんだ?この人の形した影は。
ふと上を向くと…………。
「女?!…………しかもパン……ツ」
その時だったたまたま空を飛んでた女がこちらの存在に気づいたのか顔を真っ赤にして何かを叫んでた。
上条sideout
茜side
「ねぇ」
「ん?」
学校まで空を飛んで行こうと思ったら葵お姉ちゃんが顔を赤くしながら言ってきた。
「そ、その…見えちゃうよ?パンツ///」
よく見ると葵お姉ちゃんはスカートを押さえていたが自分は押さえてないのに気づいた。
そして下を向いた時だった。明らかにこちらの存在に気づいてる男がこっちを見て顔を赤らめてる。
「キャアァァァ!!見ないでぇぇ!!!!」
そして一気に男目掛けて急降下。
「え?ちょっと茜?えぇぇぇ!!」
葵お姉ちゃんもいきなり急降下したのが悪かったのか叫んでいる。
段々と男の方へと近づく。
「へ?ちょ、ちょっと!なんでぇぇえ!!」
バキッ!という鈍い音がその場で炸裂した。
「ふ、ふこう…………だ」
「ア。……………」
気絶してまった。と思いきや。
「やべぇ!…………学校遅れちまう!!!」
「ひゅわぁ!!」
そのまま走り去っていった。
「あれ?今の一年生だよね?しかも私たちと学校同じだよね?」
「う、うん。…………ってそんなこと言ってる場合じゃない!!」
茜sideout
上条side
「はぁ~~。…………何とか間に合った」
あれから何とか学校についた上条は机にだらっと顔をつける。
「まったくいつも上ヤンはギリギリだにゃー」
「せやで。もし遅刻なんかした時はうちの小萌先生が号泣するで~?」
「それは困る!?俺は今でも忘れないあの時うっかりボーっとしてたら小萌先生が俺が先生の話も聞かない不良にでもなったのかと勘違いして泣いてしまったときのあの皆の
「上ヤン。字、違っとるで」
そこへ話し掛けて来たのは上条当麻の悪友である。
『
「今日は今朝からとんでもない事にあったんだよ」
「なんやなんや上ヤン!もしかして空から超絶美少女が飛んできた!なんてコジャレたセリフでも言いたげに」
「当ってるよ!!…つかなんでわかんだよ!」
「もしかしなくてもそいつぁ多分。うちのクラスの『櫻田茜』かもしれないぜよ?」
「あー。多分そうかもな」
「櫻田さんか~。いいな上ヤン!櫻田さんみたいな美少女とフラグが立って!」
「フラグなんて立ってねぇよ。つか青髪、お前ロリが好きなんじゃなかったのか?」
「ロリ
「つっても上ヤンはラッキーぜよ」
「お前も青髪と同じ事言うのかよ」
「いやいや生憎俺は妹一筋なんでね。俺が言いてぇのは上ヤン。その櫻田茜は『空』から飛んできたんだよな?」
「あぁ」
「そいつは王族しか使えないという『特殊能力』って奴だぜい」
?しか頭に浮かばない。といっても自分にも『特殊能力』的な物を持っているのは自分でも知っている。
「まぁ。その『特殊能力』ってのも滅多に見ることが出来ないって事で上ヤンはラッキーって事だにゃー」
「ふーん」
そういって自分の斜め前に座っている櫻田茜をチラリと見ると。
「ハッ!」
バッとすぐに目をそらされた。
「お?もしかして上ヤン。飛んできた拍子にうっかり櫻田さんの『パンツ』でも見てしもーたんか?」
ギクッ!!
「そ、そそ。そんな事ありません事よ。青髪様ったらいったい何をおっしゃってるのでせう?」
「上ヤン。動揺を隠しきれてないぜよ」
「マジか。上ヤン」
「ち、ちちがうって!!あれは不可抗力で!!」
「皆~!!聞いてくれ!!上ヤンがなんとこの国のお姫様『櫻田茜』さんの『パンツ』を覗いたんやって!!」
「青髪ー!!!お前何を!!?」
ギロリと複数名の男子と女子一人の殺意のこもった目を向けられた。
「う、嘘ですよね?…み、皆~な、仲良くしようって?ね?…あれ?嘘でしょ?!おい助けろ!!土御門!青髪!ってもとはといえば青髪が!!って。……不幸だ」
後に教室でギャアという叫び声が響いたのは言うまでもない。
放課後。
「今日も一日不幸だった」
ふいに窓を見るとグランドには下校中の櫻田茜と櫻田葵がいた。
「今朝の事。謝った方が良いよな」
そして上条当麻はカバンをもって急いでグランドの方へと走っていった。
「櫻田!」
と呼び掛けるとビクッと櫻田茜が驚いて此方を見る。
「か、上条君?」
「お、おう。……あの今朝の事なんだけどごめん!!」
「へ?」
「お前の下着見たの事実だし。ずっとこのままってのもなんか気持ち悪いって感じもするし。とにかくごめん」
「……良いよ」
「本当か?」
「うん。確かにパンツ見られちゃったのは恥ずかしいけど謝ってくれるなら良いよ」
「ありがとう!…そうだ!今度なんか詫び入れるよ」
「へ!良いよ良いよそんなの悪いよ」
「で、でも」
すると小声で葵は茜に何かを言った。
上条sideout
茜side
「そんなの悪いよ」
すると葵お姉ちゃんは私の耳に上条君に聞こえないように言った。
(受け入れたら?せっかく茜のためにしてくれるって言ってくれてるんだから)
「私の……ため?」
「ん?」
「うんうん!なんでもない。わかった今度予定空いてたらで」
「おう!……それじゃあな!」
「うん!バイバイ」
そういって上条君は去っていきました。
「あの子上条君だっけ?スゴく優しい子ね」
「うん。………帰ろっか」
「うん」
茜sideout
上条side
夜。
自宅にて。
(何とか謝る事も出来たし。大丈夫か)
そう思いおもむろに右手を見る。
「…………寝よ」
翌日。
「う~ん。ファア、よく寝たよく寝たっと、お。時間もバッチしさては今日良い事があるな?」
そして制服に着替えて布団を干そうとベランダへ行くと………。
「…………へ?もう干してある?って。へ?」
そこに干されてたのは布団ではなく真っ白の純白のシスターだった。
「んぅ。…………お腹。減った」
早くもそげぶが炸裂するのか!次回はあまり期待はするな!