この素晴らしき女神様に感謝と祈りを!   作:EternalSky

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 おそらく序盤最強モンスター、ジャイアントトード。
 物理無効はひどい。金属が苦手らしいけど、ショートソードでさえ高そうな現実。
 そして人を丸呑みって、トラウマモノだと思うのですが・・・。


第3話 ああ、カエルって無情

 

「今日も生きていけることに感謝を・・・。

 女神様に祈りをささげます」

 

 さてっと、今日も一日頑張りますかー。

 

 今日の食事はー買っておいてあったパンに、料理スキルで作ったチーズを塗ってティンダーで炙ります。

 焼けたチーズの匂いがいいですね・・・。料理スキル便利超便利。

 疑似トーストの完成である。食パンがなかったのが残念だけど・・・。

 

 サクサクっとした食感とフワフワした中がマッチしてる。

 ・・・・・・・・・というようなことはない。

 まだイースト菌の発酵がうまくいっていないため、硬いパンだからか微妙。

 

 まあ、普通に食べれるが、量が少々物足りない、けどそれ以外特に問題はなかった。

 ギルドに行くと、最近はさらに私がパーティに呼ばれることが増えてきた。

 理由は、プリーストの不足による回復と支援ができる人が少ないようだ。

 さらに、最近手に入れた忌火というスキルがあるので、敵探知までできるようになったのだ。

 ・・・・・・正直、攻撃スキルだと思ってたのに・・・相手の熱と邪悪な意志を感知するスキルだと聞いたときは枕を濡らしました。

 遠距離で攻撃できる手段が欲しいです。切実に!

 

 今はおとなしく火の中級魔法であるファイアーボールを狙ってスキルポイントを集める予定です。

 魔法職である私には、おとなしく普通の魔法を覚えた方がいいのだろう。

 そう学習した今日この頃。

 だけど、ウィザードのスキルだからかスキルポイントがかなり多めなんだよね・・・。

 

 

 

 少し溜息を吐きながらギルドまでとぼとぼと歩いていくと、

 クエストボードの前にあの二人を見つけた。

 

 そう、カズマさんとアクアさんだ。

 

 クエストボードに用があるわけだし、すっとクエストボードを見る前に挨拶ぐらいしておこうと声をかけた。

 

「あれ? カズマさんにアクアさんじゃないですか?」

「ん? おおユリュおはよう」

「あ、おはようございます」

 

 挨拶忘れてた律儀だなカズマさん。

 

 

 代表でカズマさんが言葉を返してくれた。訳なのですが・・。

 クエストボードでクエストを探している二人の装備を見ると・・・・・・。

 うん、前と比べてもカズマさんがショートソードを装備しているくらいかな?

 

 防具らしい防具は何一つ付けていないし、

 明らかなジャージだから、初めて会ったときとほぼ一緒の姿に法然とした。

 

 クエストを受けようとしている冒険者の服装ではないですね。

 

 

 というか正直な話、大丈夫じゃないよね?

 仕事の凱旋かなにかを頼みに来たと思いたい。

 まさかこの装備で仕事、受けにきたんじゃないよね??

 

 

 あ、でも・・・アクアさんはともかくとしても・・・。

 カズマさんには特典があるのかな?

 私には健康を貰ったように・・・スメラギさんも何かしらもらっているみたいだし・・・。

 

 もう少し様子を見ようかな・・。

 

 

「久しぶりねユリュ」

「ええ、お久しぶりですアクアさん。

 一週間ぶりですが、お二人は一体何をなさっていたのでしょうか?」

 

 情報を仕入れておきましょう。

 疑問に思ってはいないが、とりあえず話を広げておくことにします。

 しっかりとした話をするのもいいかもしれませんね。

 

 

 

「ああー俺たち土木工事の作業員してたんだよ。

 お金がたまって一応武器が手に入ったから、クエストを探してるんだよ」

 

「なるほど、では邪魔してはいけませんね・・・しっかりクエストを見て頑張ってくださいね」

 

 

 話をそこそこ切り上げて、コチラもクエストボードでクエストを探していく。

 あんまり長く話しててもいけないしね。

 

 でも、お金がたまって武器が手に入ったからクエストを探している・・・ね・・。

 つまりは武器を頼んだ形ではなさそうです。

 

 

「ユリュもクエストを探してるのか?」

「ええ、今日は納品依頼もないですしね。

 宿代のためにも、何かクエストでもと思いまして・・・」

 

 

 チラリとカズマさんを横で見てから、クエストを物色していく・・・。

 うーん・・・ちょっと難しいクエストばかりですね・・・。

 

 ジャイアントトードはスメラギさんのパーティで何度か戦ったけど・・・嫌なんだよね。気持ち悪くて。金属装備は筋力と体力が全然足らないから装備しても長く持たないし・・。ダガーで斬る形になるから相性は最悪といってもいいし・・・。

 ダンジョン探索は・・・ちょっと罠探知と罠解除がないから盗賊がいないと分が悪いかな?

 

 

 

 

 そうやって悩んでいると、隣でカズマさんがジャイアントトードの依頼を取った。

 

 え・・・初心者の冒険者がそれを!?

 さすがにそれで死んでしまうのは寝覚めが悪いし・・・・・・。

 

 でも、余計なお世話になってはいけないし・・・・・。

 

 

「カズマさんはジャイアントトードを受けるのですか?」

「ん? ああ、討伐系の依頼はコレくらいしかないし・・・

 さすがにやばそうな名前のサソリや一撃熊とかいう物騒な相手に戦うのは無理そうだからな」

 

 えっと、討伐系の依頼を受けたいってこと?

 うーん・・・さすがにコレはマズイ。

 危険だしなー・・・・・・。

 今日はゴブリン討伐の依頼はすでにないし・・・。

 

 危険な魔物だって教えてあげるべき?

 いや、日本人の冒険者たちって基本血気盛んだからなぁ・・逆に燃える形になって逆効果だよね。

 ああ、この状況・・・だいちゃんだったらどうするかなあ・・・。

 

 

「・・・私もついていきましょう。

 初めてのクエストになるんでしょう? お手伝いくらいはしますよ?」

 

 

 これだよね・・・。絶対手助けするもの。私がそうされたように。

 死んじゃったら・・・終わりだって教えてあげないと。

 ゲームとかアニメとかじゃ・・・ないんだよって。

 魔法とかがあってもそれとは違う。夢みたいな世界で浮かれてるから・・・。

 

 

 

「え!? いいのか!?」

「ええ、はじめは不安でしょうし・・・私のような未熟者でよければ・・・」

「いやいやいや、ぜひお願いするよ!」

 

 正直、だいちゃんならこう言うでしょう。

 

 危ない人や困ってる人を助けるのに理由はいるかい? って。

 

 まあ、カズマさんはそこまでひどい人ではなさそうだし・・・・・・。

 さすがに、モンスターを狩るという危険意識が足りなさすぎるし・・・恩を売るのも悪くはないでしょう。

 ちょっと私の体力とかが心配だけど、そこはどうにか頑張るしかないよね。

 

 しっかり頑張ろう。気合を入れておきましょう。

 女神さま・・・私たちに祝福を!

 

 

 

 

 

●●●●●●●●●●●●●●●

 

 

 

 

 

「あああああああああ! 助けて! 助けてくれ!

 アクア、ユリュ助けてくれえええええええ!!」

 

 今、カズマさんはジャイアントトードに追いかけられています。

 ごめんなさい。私、一応後衛なんです。

 攻撃を受け止めたら、確実に危ないんです。

 とりあえず詠唱を開始しておきましょう。

 

「プークスクス。やばい、ちょ~うけるんですけど!!

 顔真っ赤にして涙目で超必死なんですけどぉ!!」

 

 この人はほんっとにもう・・・仲間がピンチなのに笑うとか。ホントにプリーストなんだろうか?

 次は自分の身だということも分からないのでしょうか? 理解はできません。

 現在は草原で戦っているのだが、私にはアイツ相手に攻撃できる手段は限られています。

 カエルゆえに、クリエイトウォーターでは動じることすらありません。

 もちろんティンダーも効き目が薄いです。

 つまりは私がダメージを与える手段は、どうしても私の有効な攻撃手段はダガーによる攻撃になります。

 

 私より遥かに強い筋力を持っているカズマさんだけど、恐怖が強かったのか、剣の振りがダストたちより甘く、ダメージを思ったより与えられなかった。といっても、普通に考えても今まで日本にいたカズマさんでは慣れていないからダストと比べるのは色んな意味で違う。

 詠唱は完了。呪術でとりあえず動きを封じる方がいいと判断する。

 問題は距離が近いから、範囲はできる限り絞るため、追加で詠唱を行っておく。

 

「カズマさん、相手の動きを遅めます。もう少し頑張ってください」

「わ、わかった!! できるだけ早めに頼む!!」

 

 慌てながらコチラの言葉を聞いて頑張っているカズマさんを横目に、できる限り早めに詠唱を終えていく。

 毎回ながら、大きいカエルに恐怖を感じるけど、そんなモンスターがいっぱいいるのがこの世界です。

 大きさは牛を超えるほどの巨大さ・・・。

 厄介なところは、打撃を無効化する能力と繁殖時期になると、産卵の体力を付ける為か、エサを求めて人里にまで訪れて家畜や人を丸呑みにしてしまう場合があるらしい。

 実は、駆除されつくしたコボルトなどとは比べ物にならないほどの、危険性がある魔物として認識されている。

 ちなみに、カエルのから揚げはこいつが原料だったりする。

 

 そのため意外と高値で取引されるし、腕のいい冒険者はこいつらを好んで狩っていることが多い魔物でもある。ちなみにソロじゃなくていいなら、私も結構な頻度で狩っている。

 でも好んで戦うには相性が悪い。

 単純に今覚えている攻撃魔法がないのが最大の不利点ですが・・・。

 

「では、行きます! 『呪術』」

「うお! すっげえコレが魔法か・・・なんかすっげえ禍々しいけど」

 

 普通に、呪術って名前ですし、禍々しいのは察してください。

 カエルが足を付けている地面から、黒い紋様が出現し・・・黒い縄が相手を拘束していく。

 地面に縫い付けられたカエルがグブリと変な声をあげながらジタバタともがいている。

 今回は意識して毒は入れていないので、黒々としているが・・・本当は暗い緑色なんです。・・・もっと禍々しいか。

 このままぐったりするほど止め続ければいいのだけど、魔力は徐々に消耗していきますから、私よりも筋力のあるカズマさんに倒してもらいたいところですね。

 この世界は能力には明確に数字があり、レベルが上がれば能力が向上する世界。

 レベル=強さであることは変わらないのですから。

 

「抑えてる間に倒してくださいねカズマさん。倒した人しか経験値入りませんので・・」

「え? そうなの!? でもいいのか?」

「数がいっぱいいるんです。さくっと仕留めてください」

「分かった! じゃあもらうな!」

 

 わざわざこの魔法の弱点を教えることはありませんし、信用するにはまだちょっと足りません。

 できるならサクサク倒していきたいけど、最初は仕方がありませんし、魔力にはまだ余力はありますからね。

 あのカエルはカズマさんに任せておきましょう。経験値が入るのですから、頑張って倒してもらいたいところです。

 さって・・・・・・後ろからカエルが来てますし、横に跳んで伸ばされた舌を避わしてから、舌にダガーを突き立てる。

 

「う、ホント私って非力だよ・・・ね!」

 

 比較的に薄いカエルの舌ですらその皮膚に弾かれる。あまりに貧弱な攻撃で傷がうっすらとつくだけだった。意にもかえさない。

 舌を伸ばしてくるから、正面には陣取らないようにするのが基本。

 必死にカエルの背中や側面からダガーで攻撃を加えていきますが、如何せんさすがにここまで近いと呪術の詠唱を行うことはできない。

 魔法を詠唱する行為は非常に無防備になりますから間違いなく食われます・・・アクアさんはこっち見て笑ってるし、カズマさんはまだあのカエルに手こずってるのが現状です。

 救援を頼むのはまだいいでしょう。隙あれば呪術で止めれば倒せますし・・・。

 カズマさんは呪術を解かない限りは確実に大丈夫でしょう。ならコッチに集中かな?

 

 どうにか距離を取るか? でも、私の足だと追い付かれて捕食される・・・。

 

 カズマさんかアクアさんが来るまでなんとか粘ろう。

 

「ユリュ! 大丈夫か?」

「ええ、私は大丈夫です。できる限り早めに仕留めて下さい」

「・・・分かった。やばそうならすぐ言えよ!」

 

 初めて戦ったのにかなり冷静に状況を分析するカズマさんにはビックリ。

 でも、確実に倒しておきたいのが本音です。

 今でも魔力を徐々に消費している状態はあんまり良い状況とは言えませんから。

 

 数分後に忌火が感知を知らせてくる・・・もう一匹いる。

 このカエル・・・もう一匹のほうに誘導されてた? まずい。まずいまずいまずいまずいまずい。

 

「全く情けないわね二人とも!

 ほらほら、もっと働かないとジャイアントトードの駆除なんて終わらないわよ!」

 

 無視。こんな言葉に構っててやられたら目も当てられない。

 今は確実に傷がついてきたカエルを倒すのを最優先にする。

 

 

「お前は早く働け!

 人の事笑ってる暇があるのならカエルの一匹や二匹倒してこい!

 ・・・・・・ああ、もしかして女神さまはカエルの一匹も倒せないお方だったんだな。

 いや、そりゃすまないことを言ったな。駄女神だってこと考慮してやらなかった俺が悪かったわ」

 

 ち、このカエルどもめ。どうにか時間を稼がないと・・・・・・。

 もうちょっと経てばカズマさんの救援が入るはず。

 傷はプリーストであるはずのアクアさんに頼めばなんとでもなる。今は確実に倒せばいい。

 

「はぁ?

 さっきまでひたすら逃げてて、動けないカエルに今も手こずってるヒキニートが何を言ってるのかしら?

 私ならカエルの十匹や百匹でも簡単に倒せるのよ!

 ほんっとバカにして・・・見てなさいよ!!」

 

 ダガーで主要に足を狙ってたけど、動きにくい感じもないカエル。

 やっぱり筋力か中級魔法がほしい。攻撃手段が足りなさすぎる。まともに戦えればそれだけ楽になるのに・・・。

 

「神の力、思い知れ!

 私の前に立ちふさがったこと、私の怒りに触れたこと・・・地獄の淵で懺悔なさい!

 『ゴッドブロー』ぉっ!!」

 

 叫び声が聞こえる。でも悲鳴じゃないなら、集中を切るわけにはいかない。

 カエルが振り向いてきた。毎度毎度伸ばされる舌を横に跳びながら避けてそのままカエルの足に体重もろともダガーを突き刺す。

 どうだ! さすがに筋力や体力がなくてもこうすれば・・・・・・。

 あれ?

 あれ、抜けない!?

 

「アクアー!! おま、食われてんじゃねえええええええ!」

 

 カズマさんの絶叫が聞こえた。

 まさか・・・と意識をあっちに持っていくと、白い足が遠くのカエルの口から見えた。

 アクアさんまさか食べられ・・・!

 もういい。命には代えられないし、このダガーは抜けないし、捨てる。魔力の消費がとも思ってたけど。もういい。

 一瞬だけ距離を取って・・・地面の草にティンダーをかけて燃やします。

 生物の本能として炎に近づくことには危機感があるはず。

 

 ちょっと火は弱いが牽制にはなると判断。心を落ち着けて素早く詠唱を唱えていく。範囲を広げて・・・よし!

「『呪術』!」

 

 二匹のカエルに呪術を今回は毒付きでかけて、動きを止める。

 どす黒い紫色の煙と紫色に若干まざった黒い縄で雁字搦めに縛り上げて縫い付ける。

 炎で気づかなかったけど、すぐ足元にまで舌が伸びていた・・・危な・・・。

 大丈夫な状況をしっかり確認してから、すぐにアクアさんを捕食しているカエルを見る。

 口の端からのぞいたアクアさんの足がビクンビクンと震えている。徐々にカエルに呑み込まれていっている。

 

 徐々に捕食されてる! はやく助けないと・・・武器がないけど魔法でどうにか!

 

 カズマさんが必死に走っている。私も走ってあのカエルに向かう。

 すでに息は絶え絶えだけど構うものか。ショートソードを片手にとびかかるカズマさんに続くように、カエルの足をクリエイトウォーターで水でぶつける。手から射出する形で足元に直撃させることで、カエルの体制を大きく崩して地面にぼてりと顔を落とすことに成功した。カエルにショートソードを抜いて跳びかかるカズマさん。

 ティンダーを杖を使って、少し大きめといってもちょっとした火をカエルの目玉にたたきつける。

 

 悲鳴のような声をあげながら、顔を背けたカエルの脳天にショートソードが吸い込まれていった。

 

 

 

 

 動かなくなったカエルからカズマさんが、アクアさんを引き出す。

 粘液まみれになって、ねちょねちょでさめざめ泣いている生臭いアクアさん。

 うわぁ・・・いやだわコレ。

 カズマさんの渾身の一撃で頭を砕かれたカエルが横たわっていた。

 一撃とか筋力っぱねえです。

 私には絶対無理。間違いなくこっちの腕がイカレます。

 

「ぐふ・・・・、うっ、うええええええええっ・・・、あぐうっ・・・!」

 

 嗚咽にも似た声をあげるアクアさんに、クリエイトウォーターをかけることにした。

 さっきみたいに水流をぶつけるわけではなく、水球で包むようなイメージで顔以外を覆っていく。

 魔法運用のスキルがしっかり働いて、考えてた通りに魔法が使えることが分かったことはよかったと思うようにしよう。

 でも・・・これはひどい。

 

「ううっ・・・ぐずっ・・・・・・あ、ありがど・・・・・、

 がずま、ひゅびゅ・・・ありがどうねえ・・・っ!

 うわああああああああああああああああああん!」

 

 泣きじゃくったアクアさんが抱き着いてきたのでなだめながら、カズマさんには動きを止めたカエルの始末をお願いした。

 さすがのアクアさんも捕食は堪えたらしく・・・フルフルと震えている。背中をポンポンと叩いて抱き締めておく。少しは落ち着いてくれればいい。

 冒険者の油断は死である。

 それを理解してくれればいい。

 

 

 存外カエルにダメージを与えられていたのか・・・単純になれたのか・・・もしかしてレベルが上がったのかな?

 それはともかくとして結構早く、カズマさんはこちらに戻ってきた。

 そこには心配しているのが見えているし、喧嘩はしているけど仲はいい・・・。

 いや、この状況なら誰だって心配するよね。

 ケガとかはプリーストの上位であるアークプリーストのアクアさんには、問題はないでしょう。

 だけど精神的には非常にきつい状況でしょう。

 

 

「だ、大丈夫かアクア、しっかりしろ・・・、その今日のところは帰ろう。

 クエストは三日の間にカエル五匹の駆除だからもうあと一匹なんだ。

 今日のところはかえって装備を整えよう、なっそうしよう」

 

 正直あと一匹だし、アクアさんのことを考えないなら呪術でもう一匹動きをとめて総攻撃で倒せば・・・クエストも達成でいいんだけど・・・・。

 さすがにこの状況でそんなこと言えないし、次に行くときも手伝って・・・・・・明日の予定は・・まぁ、仕方ないよね。

 これで見逃すと寝覚めが悪いし、だいちゃんならこのクエストが終わるまでは面倒みるだろうし・・・。

 物理攻撃の打撃しか持っていなさそうなアクアさんでは、ジャイアントトードは倒せないでしょうし・・・。下手したら二人とも捕食されて終わりかもしれませんね。

 というか最後までクエストは完遂したいのが本音です。

 そもそも途中でやめるのは、信頼に関わりますね!

 

 でも、アクアさんは粘液が大分落ちたとはいえ・・・少しテカりが残りながらも立ち上がった。

 

 

「ぐすっ・・・。女神が、たかがカエルごときにここまでの目に合わされて、黙って引き下がれるものですか・・・っ!

 私はもう、汚されてしまったわ。今の汚れた私を信者が見たら・・・信仰心なんてダダ下がりよ!!

 そこでカエルに引き下がったなんて信者が知ったら、美しくも麗しいアクア様の名が廃るってものだわ!!」

 

 

 そういい終えると、杖を握りしめて・・・ちょ! カエルに向かって突進をかけるアクアの姿が・・・!

 まって! せめて、詠唱おわるまで待って! そうしたら動きも止められるし安全に・・!

 

「あっ! おい、待てアクア!!」

 カズマさんもそれをわかっているからか、アクアさんを止めるが聞く耳を持たないみたい。

 できるかぎり早く詠唱を終えないと・・・必死に詠唱を開始ながらできる限り高速で呪術を構築していく。今度も範囲を絞れ! アクアさんにも当たってしまう!!

「神の怒り、思い知れ!

 この私の怒りに触れたこと、そして神に牙を剥いたこと! 震えながら眠るがいい!

 『ゴッドレクイエム』っ!!」

 

 杖を片手に・・・・・・ってそれ私の杖じゃないの!? まってやめてその杖たかいのーーーーーーーー!!!

 その打撃で、カエルの腹に当たったが・・・ぽよんと跳ねる・・・・・・あ、まずい私の杖とアクアさんが。

 

「・・・・・・か、カエルって、よく見るとかわいいと思うの」

「『呪術』っ!!」

 

 手で範囲を指定しながら、アクアが捕食される一歩手前でカエルを呪術にからめとった。

 少し集中力が切れていたからか・・完全に縛りきれず、後ろに範囲が逸れました。

 そして、カエルの体制が前のめりになっていたからか、カエルがアクアを押しつぶしました。

 

「いやあああああああああああ!! カズマ! カズマさあああああああん! たすけてえええ」

 

 カエルに押しつぶされて重いのだろうアクアは私の杖を放り投げながら両手でカエルを押しやろうとするがなかなか出ることができていない。

 

 

 ・・・・・・そのまま反省してて、私の杖を盗ったこと反省して。

 

 

 

 

「はぁ・・・しょうがねえなああああああ!」

 

 一気に走り出したカズマさんを追って私も一緒に走り出した。

 私の杖~~~~・・・。

 

 

 

 




 アニメが終わってしまった。
 先週は冗談だと思いたかったけど、テレビ欄には書いてないし結構な悲しみが襲った私。
 ちょこちょこネタを入れ込んだり、二次ネタで色々保管してネタを入れていきます。

 ご都合主義設定と独自解釈と独自設定を正式に使用するタイミングが徐々にきていると実感し始めました。
 RPGとネタ要素をそこそこ入れていきます。
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