アホな事をやった俺は一体何がしたかったんだ・・!
「泣くなルッキーニ。お前らしくないぞ?」
花畑の近く、海岸でイェーガー大尉がルッキーニ中尉を慰めている。
こんな事態にまで発展したんだ・・。
俺達がまだ知らないときに。
「うぇ・・だって・・・」
俺は、何も出来ないのか。
せめてウィッチ並みの力を持って親玉を撃破したい。
足を踏み入れた先には、花畑が広がっていた。
考えている内に入ってしまったのだろう。
「あら・・彼方は」
水遣りをしていたクロステルマン中尉が花畑から出てくると、思わず反射的に頭を下げてしまった。
貴族様には頭を下げると言うのは常識だ、いや人へ頭を下げるのは普通だ。
「確か輸送機に居た・・」
「シデンと申します」
「シデンさんでしたか」
「綺麗なお花ですね」
ああなんで・・。
何で、散った花弁を見つめてんだ・・。
なんでラバウルの事を思いだしてしまったんだ。
消耗戦を続けるばかりか、孤立化する可能性まで出てくる結果も出ていたのに・・。
「こうやって、毎日花を見たり、世話できるのは私達ウィッチのおかげですわ」
「孤児も喜んでますし」
「孤児?」
「実は、ガリア復興支援として私も参加しているのです。祖国の復興を願って・・」
「まだこの隊との会話なんてロクにやっていない。せめて出来る時間さえあればな。通知はいつ来てもおかしくない、今日来ても・・」
ガリア復興に最終行動か・・。
どちらも苦しい、せめて最終行動さえ終えてしまえば復興も楽になる筈だ。
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――格納庫
最終行動に備え、自らの2番機に対ネウロイ用250kg爆弾を搭載する作業に移る。
しかし250kgじゃ話しにならない。
相手は親玉だ。
海軍の800kg並み、いや潜水艦に搭載される魚雷並みの爆薬が欲しい。
台の上には真っ赤な塗装で塗られた対ネウロイ用250kg爆弾。
整備士と共同でやるが、さすがに火薬が少ない俺は、
「対ネウロイの爆薬をもっと増やせないか?」
と言ったところ、
「高価な物なので増やすのは難しいです」
整備士は隊長機の整備をしながら答えた。
んあー・・。
そう言えば三号爆弾ってのがあったな。
「三号爆弾は?」
「2発ありますけど」
親玉なら護衛も数多いだろう・・。さて、どれを付けるか。
あえて対ネウロイ用にしよう。
この250kg爆弾はどう使うべきか。
もしもの体当たりに使えばな・・。
「250を搭載してくれ」
「ですが、使い道は・・。三号がよろしいかと」
「250で良いさ」
「は、はあ・・」
これで良いんだよ。
これで。