――地中海上空
夕焼けの光りがキャノピーの窓から射し込む。
もう今日で解散した501は態々ウィッチ隊の編成で俺達の見送り。
<<もうすぐ積乱雲です>>
本当だな。
あの時見た積乱雲とそっくりだ。
海上からも戦艦大和、天城、そしてカールスランと、扶桑やロマーニャ、ブリタニアの艦船が下で航海していた。
「短き時間だった。誘導有難う、リトヴャグ中尉。そして中佐。共に戦わせてくれて有難う」
「そしてさようなら・・!」
この言葉を発した時周りは、白い雲に覆われる。
<<・・・ッ!>>
<<ま・・!た・・ッ!会お・・う!>>
"また会おう"
ノイズに紛れた少佐の声とその無線越しにはウィッチ隊の叫び。
俺はただ、真っ直ぐ見る白い視界を眺めながら頬を濡らす涙を流していた。
本当に少ない時間と短い帰還だったよ・・!
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<<まもなく、雲を抜けます>>
タケムラの声と一緒に3機1個小隊は、夕焼けの海上へと飛び出した。
噴火山・・!
ラバウルだ、ラバウル!
滑走路が近づいてくる!
また仲間と会える・・。また・・。
ウィッチ隊たちは今どうしてるんだろうか・・。
そんな思いを抱きながら、滑走路に着陸する祭の反動もお荷物にエンジン出力とフラップをダウンさせた。
今までのキャノピーは重く感じる。
ゆっくり開けたら周りを見渡す。
「うわああ帰って来た!」
「どこ行ってきたんだ!?心配したんだぞ!」
初めての様に見える仲間が俺を出迎えてくれた。
――元気で居てくださいね
「はっ!」
今どこから声しなかったか!?
サーニャ・・リトヴャグ中尉・・。
無線じゃない、恐らく彼女は心にも声を配達してくれる・・。
「どうしたぁ?」
「司令部の人間がカンカンだ。早く行けよ!」
「あ、ああ・・」
リトヴァク中尉、俺は元気でやってまいります。
御国の為にも・・、そしてウィッチのために。
また会えると心で願っている。
――スオムス空軍基地
「フフ・・」
「ンー、ドウシタンダー?」
「シデンさん、元気そうなの」
「ソウカー・・。あの人とあんまり喋った事ないしナー」
「また会えると良いね・・エイラ」
「ソウダナ。また14人で空を飛びたいナ」
「お、桜の翼ダ。またどこかで会えるんじゃないカ?」
「桜の翼?」
「見て見るカ」
「わー・・。兵隊さんが3人」
「まるで零戦隊の奴らと一緒ダナ。それに後ろには女神ダ」
「幸運が訪れるのね?」
「ああきっと来るサ」
「芳佳ちゃん達は今なにしてるかな・・」
「宮藤~?ヨット。お、良いの引いたゾ・・」
―― Fin
これにて終わりです
もう1作品出すつもりでいます
読んでいただき有難う御座いました