扱い慣れないトミーガンを手にこの森林を脱出しようとするがネウロイ相手にはそう行くはずも無かった。
木陰を転々と移りながら追撃してくる子機に、乱射しながら動きを止める程度だ。
砂と土が散るが必死に脚を動かし逃げようとする。
時に後ろを振り向き、乾く銃声と一緒に揺れる照準を安定させずひたすら指で引き金を倒す。
「うわっ!?」
間近に光線を直撃した反動で誤って転んでしまった。
それでも身体を操りひたすら銃を撃ちまくる。
後転、1回転。
ガリアの地を死に物狂いで出口を求めようとする。
「野郎!」
あまりにもしつこいぞ!
面白がって追撃する子機にトミーガンを向け、引き金を引いたが弾は出ない。
弾切れが発生したのだ。
片手で持ったMP40で撃とうとするも弾詰りが起こる。
何て事だ・・。
何とか密林を利用して敵を混乱させたが・・。
疲れた・・うん。
食糧は底を着きひたすら歩き回っては・・。
と思ったら出口に出る、おまけにトラック?に搭乗員が居る。
これで戻れるなと思ったら・・。
「み、宮藤さん?」
その隣は・・坂本少佐?違うな何かと堅いぞ。
「シデンさん!どうしたんですか!?」
「いやまあ色々事情と言う物があって・・」
荷台に顔を向けるとリネット曹長とクロステルマン中尉が乗っていた。
色々訳を話して荷台に乗せてもらう。
トラックは緑の地を走る。
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どうでも良いが隊長と会えない限りは宮藤さんと付添いの服部静香と共に移動、あるいはお手伝いをする事になる。
今現在はクロステルマン中尉のお屋敷で過ごす事になるが、ガリアの復興はまだまだらしい。
バルコニーで山々を眺めるのは良いが戦闘機まで失うとさすがに戦力も落ちる。
取りあえずガリア空軍の事を知っている、クロステルマン中尉に聞けば1機ぐらいは手配出来るだろうか・・。
とは言え、ガリアもフランスと一緒で戦闘機も貴重なものだろう。
「では気を付けてくださいね・・」
「はいわかりました・・」
宮藤さんとクロステルマン中尉の会話をしたから聞く。
「あーそう言えば留学でどっか行くんだっけな・・」
宮藤さんは留学で、その付き添いが誘導?あるいは護衛もするんだろうか。
俺も行きたい。
バルコニーから飛び降り、ジープの後部座席に着地する。
「俺も行かせてくれ」
の一言で宮藤さんは笑みを作り「はい」と答えた。
服部さんがエンジン稼働と同時に、リネット曹長、クロステルマン中尉、また会話をせずに手を振る姿だけが小さくなる。
何やってたんだろうなあ俺。
チラッと服部さんの背中を見ると堅い空気が伝わり、何だか話し難い。
それも同じに宮藤さんも服部さんを見ては山を見るの繰り返しだ。