ストライクウィッチーズ~日章の桜翼~   作:toryu

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ジェットストライカー2/2

 

医務室へ皆行ったが俺はあえて行かなかった。

格納庫へ入ると、ストライカーを整備していたイェーガー大尉とルッキーニ少尉が居た。

「お?ああ、今朝の!」

イェーガー大尉が気づき、後からルッキーニ少尉が手を振ってくれた。

適当なところに尻をつけて本題へ。

 

「イェーガー大尉はバルクホルン大尉と仲が良いのかい?」

「仲は微妙だけど同じ仲間だからな~。一応、信頼はしてるよ」

「ねーねー!これ飲んでみるー?」

 

ルッキーニ少尉の小さな両手で差し出してきたのは、瓶の中の茶色い液体。

「これは?」

「リベリオンの炭酸ジュースなんだ。飲んでみなよ」

炭酸と言えばラバウルでサイダーとか飲んだな。

まああれは飲みやすかったから。

瓶を口に運んで、一気に飲んだ時舌と喉、食道が痛い感じにヒリヒリする。

「た、炭酸がきついね・・」

甘くて少し苦い感じがするけど・・。

「ストライカーを整備しているのかい?」

「ははは。ストライカーじゃなくてストライカーユニットさ。 私のはノースリベリオンP51D」

「P51D・・」

 

ふとP51Dと言う言葉に脳裏から銀翼の戦闘機が蘇る。

その時は敵の新型機と認定し襲いかかったもんだが、相手になるほどのものじゃ無い。

なんせ高高度、高機動、高火力、高防弾、高航続・・。

どれも零戦が求めていた物をすべて入れた最高の戦闘機だ。

 

「どうしたぁ?」

「あ、いや・・あっちの世界でもP51Dと言う戦闘機があってな・・」

「へー・・。そう言えば別世界ではネウロイと戦争でも?」

「人間同士さ。 ネウロイなんていない」

「人間同士・・か」

小さく呟いたイェーガー大尉。

なんせ人間と人間の戦いだからな・・。

 

「ねーシャーリー、なに話してるの?」

「んー?ルッキーニには難しいお話さ」

まるでお母さんの様にルッキーニ少尉の頭を優しく撫でる。

「じゃあ俺はここで・・」

「おうまた後でな」

 

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お昼になるとまた皮膚を焼く様に暑い日差しが・・。

が、そこで我々の出番がやってきた。

ネウロイがこちらに接近して来ているのだ。

 

一直線に零戦へ乗り、現れる整備士が翼を伸ばす。

エンジンが爆音を唸らせながら、操縦桿を引いて倒し、右へ左へ。

「エルロン、ピッチ問題なし!」

次はフラップレバー。

「フラップ問題なし!」

声を高く確認を終えた整備士。

これで良い!

「よーし!問題無いな!」

「1番、隊長機発進!」

「2番機発進す!」

「3番機、問題なし!」

駆けつけてハルトマン中尉、イェーガー大尉、坂本少佐、ペリーヌ中尉がストライカーユニットを装備する間、俺達小隊は滑走路を蹴るゼロ戦を操り、空へと飛び立つ。

 

隊長機が機首を上げ、上昇する。

操縦桿を引く。

左右上下へ翼を振りバンクする隊長機は速度を落とし、俺の隣へ機体を動かし手を動かす。

 

"敵1体、高速型ネウロイ 高度3000m"

 

敵は1体、高速型のネウロイ高度3000m。

確かにジェットストライカーの様に速いロケットネウロイが突っ込んでくる。

距離を自ら縮める敵に20mm機関砲を発射。

爆発と揺れに、20mm弾は目標に命中したが装甲が剥がれる程度の損傷で、そのまま見えない速さで俺達を追い越した。

<<うおおおおおおお!!>>

<<バルクホルンさん!まだ魔力が!>>

バルクホルン大尉!?

すぐに機体を旋回しネウロイを追うと視界に、75mmカノン砲を手に砲撃を続けるバルクホルン大尉の姿があった。

 

<<あれには追いつけねえなあ・・>>

隊長が言った瞬間にネウロイは撃破、と同時にバルクホルン大尉は以前と同じ様に海へ落下。

<<無茶したなあ・・。当分はあの子達に取られるんじゃないか?>>

 

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