ストライクウィッチーズ~日章の桜翼~   作:toryu

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マルタ作戦前

「っけ・・あの腐った上層部とやら奴はまともじゃないぞ」

夕食のテーブルに並べられる扶桑料理と言う、日本食の肉じゃがを箸で食う隊長さん。

腕の治療は宮藤さんが治療してくれたようで・・、で何故かアフリカの星とか言う人がここに派遣された・・らしい。

 

マルタ島作戦は作戦室で内容を教えてらった。

マルタ島を占拠するネウロイは球型、地上に張り付いており潜水艦からウィッチを出撃すると言うことも可能だが、危険製は高いと言う事だ。

爆装零戦で外部に穴を空けて中から3機は侵入する。

 

コアを壊さない限りは3機対、ネウロイの戦いになる。

ウィッチはどうするかと言うとマルタ島の反対側にも占拠するネウロイを撃破すると言う。

危険率も同じの為、態々アフリカからやってきたと言う星はこの為である。

 

「これがミーナが言っていた零戦隊の3人か!会えて嬉しいよ」

扉から現れたのは腰まである、黄色で長い髪の女の人。

黒いジャケットに特になんとも無い白いスカート。

 

まあ隊長とお話しするんだろう・・。

黙って箸を動かし、飯を口に入れ込む。

ラバウル隊の時だったかな。

こういう飯はせいぜい1ヶ月に1回とかで酷い時は4ヶ月先と言うくらいもあった。

今のうちに味わって腹に流し込むか。

 

「ご馳走様でした」

その場から立ち上がり、"星"の隣へ歩くと・・、

「おっと待ってくれ」

 

白い手が俺の手首を掴んだ。

「君がネウロイを撃破した者かな?」

「ああそうだ」

「ハルトマンと一緒に模擬戦をしたい」

「生憎だがすまない。今から扶桑の連合艦隊へ行かなければならない」

「そうか。また今度出来るか?」

「ストライカーユニットと戦闘機だ。勝負になら無いと思うが・・」

最後の言葉を捨て俺は赤い射線が差し込む廊下へゆっくり歩く。

 

<>

<<こちらに入電す・・・。扶桑連合艦隊はこの先・・・・>>

真夜中の飛行と共に3機1個小隊の編成で、扶桑の連合艦隊へ向かおうとしていた。

増槽を装備し、翼の先が点滅する光りを頼りに。

機内は真っ暗だ。

そして・・、

<<見えてきたな。扶桑の連合艦隊だ。高度を落とせ>>

味方と示す光りを発する艦隊の数は張るか凄まじい数。

 

空母艦の甲板の灯が一列に発光。

<<着艦許可が出た>>

隊長機からまず着艦。

脚を出し、フラップを落としたその機体は甲板の一番奥へと急停止した。

エレベーターが作動し隊長機の翼は折畳まれる。

 

2番機の俺が着艦を試みる。

エンジン出力を落とし、甲板真っ直ぐ機体を整える。

握る操縦桿を細かく動かしながら脚部のハンドルを回す。

 

着艦位置が正常と言う旗が揚がるとタイヤが鳴き、前へ押し出される反動が伝わった。

「着艦成功っと」

キャノピーを開いて外へ出る。

切ったエンジンに、人力で動かされる零戦はエレベーターへと入れ込まれる。

3番機のタケムラも着艦成功。

 

後は・・・艦長さんへの挨拶だけだな。

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