アニメキャラを呼び出して戦わせるマスターに選ばれた件   作:100¥ライター

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今回はたこ焼き大好きさんがくれたリクエストのキャラが一人登場する予定です!ありがとうございます!
一度リクエストした方も遠慮なくリクエストください
素早く採用するかどうかはともかく出来るだけ出していく予定です
ケロロ小隊とか4人はともかくケロロをどうしようかと悩んでいたらシュトロハイムと上手く組み合わせることが出来るのでは?と思い、新たなネタを考えてます
次の番外編はケロロ小隊にする予定です
ちなみに前回からさりげなくけもフレのネタを出している俺w

それでは今回も見てくれると嬉しいです


25話 今日もドッタンバッタン大騒ぎ!

ルールには特殊な状況にしか適応されないため、少しかじった人とかだと知らないルールがある。

 

 

例えばサッカーのオフサイドや野球のボーク。授業でやったことがある人は大勢いるだろうが部員やスポーツ選手以外の人でこれらをちゃんと説明出来る人はいるだろうか。

 

 

相手DFより前に出て、ゴール前に待ち伏せた状況でパスを受け取る行為などがオフサイドにあたる。簡単に言えば待ち伏せ禁止というわけである。

 

 

ボークは牽制をするフリなどで走者や打者を故意に騙す行為などがそれに当たる。

 

 

これらを知らなくても本格的にやらなかったり、小学校の授業などであればこのルールが抜かれる場合もあり、このルールは知らなくても割とやっていける。

 

 

しかし、特殊なルールだからと言って蔑ろにしていると知っているやつが知らないバカ相手との勝利で必然的に勝利を勝ち取るのである。

 

 

さて、この戦いには大量のルールがあったが…俺も全部把握しているわけではない。特定のキャラにしか適応されない特権ルールはともかく、基本ルールは全部把握しなければな…

 

 

と思っていた矢先にその穴を突かれることになるとは露ほどにも思っていなかった。

 

 

 

 

『試合開始5分前です!』

 

 

「おいおい、マジかよ」

 

 

観覧車の一巡時間から推測するに試合が始まるのは観覧車が頂上に達する時!

 

 

「遅いかもしれないがとりあえず身を隠しておけ」

 

 

狙撃が来るか…?トリオン体ならどんな攻撃も一撃耐えられる。ヤバいやつが来るなら速攻切り札を切るが…

 

 

「マシュ。前方には十分警戒を」

 

 

「了解です。マスター」

 

 

『試合開始!』

 

 

バァァァン!!

 

 

銃声は一つ。誰かが早速やられたか…射線から推測するに…

 

 

「敵は1km先にいるが…」

 

 

外したのか…?確かにあらぬ方向に撃ったが、どうも観覧車を落下させたなどとはとりにくー

 

 

「いたぞ!覚悟しろ、殺人犯め!」

 

 

真っ先に俺達に向かってきたのは悪魔のような羽を広げて飛んできたピンク髪ツインテール…

 

 

「お前ナナか!!」

 

 

「なんで名前知ってんだよ!殺人犯!」

 

 

やれやれ…実力行使に出るしかないのか…つか何だよ、人に変なレッテル張りやがって…とりあえずスコーピオンで窓ガラス切ってからガラスを地面に落としていつでも戦闘体制に入れるようにしておく…

 

 

「殺人犯殺人犯うるせ…」

 

 

俺がふと上を見ると俺達の観覧車の上にマスターと思われる野郎の遺体が乗っていた

 

 

「くそっ!こういうことか!」

 

 

マスター殺し…わずかだが観覧車の上の部分に強行突破を行おうとした跡がある。試合開始直前にこじ開けてつまりあのスナイパーは俺達が襲撃されないように助けたと…?

 

 

誰だか知らんがそのせいで俺は殺人犯扱いか…

恐らくあいつは俺をマスター殺し殺しとかだと勘違いしていると言ったところか。

 

 

「マシュとアイリスはそこで待機していてくれ。観覧車から出たら出来るだけこちら側に来てくれると助かる」

 

 

「了解です。マスター!」

 

 

「さてと…」

 

 

「ユウキは俺と来い。かなり久々な空中戦になるぞ」

 

 

俺はグラスホッパーで観覧車の上へと乗り、パートナーにユウキを指名した。

 

 

「オーケー!ハヤト!」

 

 

ユウキもどうやらナナと同じく羽を広げて臨戦態勢に入ったようだ。

 

 

 

「まさかお前一人で俺達を相手しようってわけじゃないんだろ?」

 

 

俺を殺人犯扱いしているなら観覧車に乗っていた4人の他にスナイパーがいると疑っているはずだ。いくらデビルーク星人だろうとまだ数の力でひっくり返せる力量差だ。

 

 

「あぁ!あたしは1人じゃない!早くこい!モモ!ジョルノ!」

 

 

 

…ジョルノ?あれか?もしかしてジョルノ=ジョバーナのことか?

わずかに思考回路が停止した矢先にマメの木があっという間に生えてきて、呼ばれた二人が俺達の場所に到達した。

 

 

 

マメの木は…モモが用意したやつだな…別世界などから戦力は持ってこれないがデダイアルでの植物は可能ってわけか。

 

 

 

そしてあの手品師…ジョルノだったか。それならあのマジックにも容易だろうし、モモが一緒にいることで虹色のバラを用意できることにも納得がいく。

確かモモはあれを観賞用として学校で持って来ていたことがあったな。

何でも常に七色に色が変わる宇宙でもレアな花だとか。

 

 

 

いや、そうじゃなくて…ToLOVEるから金色の闇やメアなどのトランス兵器以外も参戦していたのはちょっと意外だな…

もしかしてキョーコとかも参戦してたり…はさすがにないかな?

 

 

「モモ・ベリア・デビルーク…出来ることなら俺が仲間にしたかったぜ…」

 

 

あ、ヤバ…本音が出たか。

 

 

「モモに何する気だ!ケダモノめ!」

 

 

「ちゃんと話しさせろ!!」

 

 

頼むから話し合いの場に来てくれ。弁明も何も出来ないじゃねぇか。

 

 

「あいつが疑っている以上戦うしかないよな…」

 

 

「そうみたいだね…」

 

 

「グラスホッパー!」

 

 

とりあえずはあの中で落とせそうなナナを落とす!

 

 

こっからすれ違いざまのスコーピオンで一瞬だ。グラスホッパーの加速も相まって威力は中々のものに…

 

 

「ゴールド・エクスペリエンス!!」

 

 

ジョルノの能力で植物や動物に生命を与える能力…この局面を防げる動物や植物なんて俺は知らな…

 

 

「必殺!ドクロ爆発草!!」

 

 

モモ!?とりあえず爆発に巻き込まれたらヤバい!!ワイヤーを急いでマメの木に刺して縮めて逃げなくては…

 

 

「っ!!」

 

 

間一髪だったが、このドクロ型に爆発する植物…!!ワンピースのポップグリーン…だよな…ウソップが緑星で出すようなやつ… ジョルノはさっきあれを出したのか…?

 

 

「よし!行け!スライム!あいつをやっつけろ!」

 

 

スライム…?スライムってもしかしなくても…

 

 

「ですよね!ドラクエのあれだよな!」

 

 

「体当たりをくらー」

 

 

「グラスホッパー!」

 

 

スライムのルートにグラスホッパーを設置!ターゲットはもちろん…

 

 

「きゃっ!」

 

 

よし!ナナにクリーンヒット!自分だけじゃなく、他人やちょっとした大きさのものまで飛ばせるグラスホッパーの汎用性は高いな…この程度の勢いなら反射可能なことも判明…

 

 

 

「いったぁ…うぅ…」

 

 

 

ひとまず落ち着いて考えを整理しよう…

 

 

ジョルノが出してモモが命じたのはワンピースに存在する植物のドクロ爆発草。もう一つ出されたのはドラクエのスライムで行動をナナが指示していた。

 

 

「まさか…」

 

 

「私達がジョルノさんと一緒にいる理由…分かりましたか…」

 

 

そうだ…ジョルノは生命を与える能力で動物や植物を生み出す…モモは植物を操り、ナナは動物を心を通わせる…つまり…

 

 

「ジョルノが生み出した動植物はお前らの能力で自由自在ってか…」

 

 

シナジー半端ねぇな、おい。「自在に生み出す能力」と「自在に操る能力」ッ!この世にこれほど相性のいい能力があるものだろうかッ!?って思うぐらいにヤバい…

 

 

こいつらは今まで会ったような能力の足し算じゃない…まさにかけ算…お互いの能力で強さが何倍にも跳ね上がっている!!

 

 

「ユウキ、今回の相手は一筋縄じゃいかないぞ」

 

 

「うん…そしてあのジョルノっていうお兄さん…見たところ只者じゃないね」

 

 

そりゃあ、あいつはギャングだからな…それに他二人は地球上を圧倒的に凌駕する身体能力を持つデビルーク星人…ナナはあまりよくは知らないが、モモに関しては接近戦すらララに迫る戦闘力があるので侮れない。

 

 

「ユウキはジョルノを!俺はあいつら二人をなんとかする!」

 

 

「オーケー!」

 

 

グラスホッパーとワイヤーによる圧倒的機動力で撹乱やブラフを行えばあの二人ならなんとか…なる?いや、なんとかするしかないな…

 

 

「よーし、ここが踏ん張りどころだな…」

 

 

〜マシュside〜

 

 

マスターはユウキさんと一緒に行ってしまいましたが…大丈夫なのでしょうか…

 

 

「今は二人を信じるしかありませんね」

 

 

「はい、そうですね…」

 

 

マスター、どうか無事に帰ってきてください…

 

 

「あっ、観覧車が終わりましたよ。マシュさん」

 

 

「えぇ、極力早くマスター達と合流しなくては…おや?あれは…」

 

 

こんな時間に女子中学生程と思われる少女が一人で出歩いていますね。どうしたのでしょうか…

 

 

「あの…こんな時間に大丈夫ですか?」

 

 

「あ、あの!ごめんなさい!す、すぐ帰りますので…」

 

 

「もしかして…ゆんゆんさんではありませんか?」

 

 

「あっ、イリスちゃん!イリスちゃんも来ていたんだね」

 

 

どうやら彼女達は知り合いのようですね。同作品のメンバーで仲が良い人同士だと交戦率が低いのでこの場は助かります。

 

 

そして彼女はアイリスさんのことをイリスと呼んでいますが…偽名を使わざるを得なかったのでしょうか…それか名前の聞き間違いですかね…?

 

 

「イリスちゃん、めぐみん見なかった?」

 

 

めぐみん、あの爆裂魔法を使う方ですね…マスターの今までに会ったアニメキャラのノートを見せてもらいましたが、マスターは心なしかアイリスさんと同作品であるこのすばのキャラとの遭遇率がやたら高いような…

 

 

「いえ、ここでは見ていないです」

 

 

「そっか…」

 

 

ゆんゆんさんは残念そうな顔をして、また遊園地を1人で回って…

 

 

「危ないです!」

 

 

「イリスちゃん!?」

 

 

敵襲!?マスターがいないこんな時に…

 

 

「ほう。ここで再び会ったのも…何かの運命かもしれないな」

 

 

恐ろしい闇の力…それに彼女は…アーサー王…!?

 

 

「さぁ、かかってこい。マシュ・キリエライト」




最後まで見てくださり、ありがとうございます

ラストはマシュサイドにセイバーオルタとゆんゆんが登場!
そして隼人サイドにもデビルーク星の双子姉妹ナナとモモ、そしてジョジョ5部から(ディアボロに先駆けて)ジョルノが登場!
今回隼人が見落としていたルールは
・地球上のものと定義付けられるものの地球上のものにはアニメにのみ存在するものも含まれるようになる
です!これを安易に取り入れた俺はレクイエムがなくてもジョルノがヤバいことになるんじゃね!?となっていますw

次回は本格的に激しさを増す遊園地でのバトルをお楽しみに!
それでは!

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