アニメキャラを呼び出して戦わせるマスターに選ばれた件 作:100¥ライター
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主人公とは何だろうか。
例えば国民的アニメで例えてみよう。『サザエさんの主人公は?』と聞けばふざけて堀川くんなどと答える人はともかく、大抵の人はサザエさんだと答えるはずだ。
そしてポケモンも同様、サトシと答える人が大半のはずだ。
では、『ドラえもん』の主人公はどちらだろうか。
この場合はのび太くんかドラえもんで割れるはずだ
そもそも主人公とはどう定義付けるのだろうか。
主人公とはストーリーの中心になっていて、ストーリーを展開していく存在のことを指している。
この理論で言えばのび太くんがドラえもんから道具を借りてみんなを巻き込んでいくのがスタンダードなのでのび太くんが主役ということになる。
だが、作者はあくまでドラえもんが主役だと言い切った。
ドラえもん以外でも主人公がどちらか曖昧にしていたり、ラノベでも男主人公より中心にいる女の子というのも沢山いたり…はたまたこの作品の中心であるこの4人はみんな主人公です。だなんて作品もある。
要するに…主人公未解禁というのが分からない。
アニメの主人公だなんて解釈次第でいくらでも変わる。
だからこそ未解禁だろうとタカをくくっていたら実は女の方は既に解禁済みで油断した所に手痛いしっぺ返しをくらう可能性もある。
あぁ〜!!もう…主人公ってなんなんだろうな…
〜
学校の授業なんて頭に入ってこない。今日なんかユウキに助けられっぱなしだった。ほとんどのマスターがキャラの近くにいないのはこれが理由か。ヤミはマスターの死角に入ってからはなりを潜めた。恐らくヤミのマスターは今いる地点の周辺とヤミの行動範囲を限定させているのだろう。自分の命令が行き届くように。
え?引きこもりオタクが多いだけだ?いや、そう断定するのは早計だ。俺は体型こそもやしだが、元陸上部なだけあって、足はそこそこ速いし、体力や反射神経も人並み以上はある。そんな例外は俺だけではないはずだ。
行動派オタクや大学でレスリングやってた教師だっているかもしれない。
今後のための課題は山積みだな…
「そんなに落ち込まなくてもいいんだよ?失敗することはいくらでもある。アスナだって挑んだダンジョンの全てを初回でクリア出来た訳じゃないみたいだし…取り返しがつく内はむしろ沢山失敗して経験しておくべきだと思うよ!それが次に繋がるし!」
『そう言ってくれると嬉しい。ありがとな』
認識阻害を使っている以上、ユウキの声は周りには聞こえていないので俺はメモ帳に書いて返事を返した。ヒカルの碁のヒカルとか最近のアニメで言えばエルドライブの宙太はこんな感じなのだろうか。
さて、ここにもマスター候補はいるかもしれない。授業中にうっかり会話しちゃう馬鹿なやつはいないだろうけど警戒を怠ってはいけない。はたまた今黒板に長々と公式を書いているあの新人教師だってマスターの可能性がある。疑心暗鬼になるってこういうことを言うのか…。
昔は過剰に神経質になって馬鹿じゃないの?とドラマの登場人物とかを小馬鹿にしながら見ていました。ごめんなさい。
学校では特に怪しいやつはいなかった。他クラスにはいるのかもしれないが、自分のクラスメイトに話しかける勇気すらないくせに他クラスに行く勇気なんて尚更あるわけない。
今日も普通に下校しよう。帰宅部は帰宅することに全力を賭けるのだ。
「ねぇ、今はもう大丈夫じゃない?」
「いや、帰るまでは警戒しておけ」
ユウキ以外の誰にも聞こえないようにおまけに視線まで変えずにそう告げ、速やかに帰った。
「はぁ…疲れた…」
「神経張り詰めすぎじゃない?あの日はもうバトルはなかったわけだし、もうちょっとゆっくりしても良かったんじゃ…」
「あぁ、確かにそうかもしれないが…どうしても周りにいるんじゃないかって思ってな。」
正直俺が警戒していることになる確率はかなり低いと思う。ここらは人口が集中しているためエンカウント率が高かったが、シンプルな計算で考えて1都道府県に4人いると仮定してもおつりが来てしまう。現在どれくらい減ったかは知らないがそれでも意外と200人とは数は少ない方なのだ。
「風呂入るか?」
「うん!」
さて、風呂でも沸かして…あとは今までエンカウントしたやつらとかをまとめていくか。
虹村形兆 ジョジョ ×
めぐみん このすば ◯ 消極的
巴マミ まどマギ ◯ 不明
遊佐恵美 魔王さま ◯ 魔王軍関係者以外は消極的
土方十四郎 銀魂 ◯ 消極的(?)
沖田総悟 銀魂 ◯ 積極的
金色の闇 ToLOVEる ◯ 積極的
御坂美琴 禁書目録 ◯ 積極的
意外と撃破数は少ないな。それに誰かがやられた場所は実は一度も見ていない。1日に遭遇したキャラの数から俺以外に最低3人のマスターがいたことは確定。1人倒したから今は最低2人か…
他にも1日目銃や剣でドンパチやってたのを見たからまだまだいるだろうけど
「積極的とか書いているのはどうして?」
「ん?これか…もしかしたらこうやって傾向をまとめておけば積極的なキャラ同士でマスターが一致していたとかあるかもしれないからさ。一応メモっておくことにした。」
「さて、今日は気分転換に深夜番組でも見るか…」
深夜番組1本目を見て、ご満悦な時に…
『試合開始5分前です!』
マジか!!深夜での戦いはあると思ってはいたが…まさかこんなに早く来るとは…
「ユウキ、起きろ!!」
「ん…どうしたの?」
「深夜でのバトルだ…今深夜0時半だから1時まで」
「分かった!頑張るよ!」
「さて、敵はどこにいるだろうか…」
「ちょっと別の場所にも行ってみようか。」
「あぁ、それも悪くないな。」
別の場所に行けば別のキャラがいるのかもしれない。もしかしたら仲間にできるかもしれない。それは確かに一理ある。おまけにこんな深夜に住宅街になんていたら間違いなく俺が誰かしらのマスターだと疑われるからな…
『試合開始!』
「さて、今俺達への認識阻害が解除されてキャラ達が可視化されたはず!」
「落ち着いて周りを見渡せば…」
「隼人、いたよ!あれはどんな子!?」
「悪いがこの戦い…私達が勝たせてもらうぞ!」
「ほぉう…そしてお前は何を願うんだ?」
「そんなのは決まっているさ…シドーの願いを叶えてやる。私の目的はそれだけだ。」
「そうか…十香…」
「十香?」
「
「任せて!」
「何かあれば俺が具体的な指示を…」
「注意力散漫ではないのですか?」
!?突如後ろから槍による攻撃が迫っていた。突然攻めてきたのなら何故ユウキの方を狙わない?相手マスターが効率よく数を減らすためにキャラよりマスター優先で狙うやつだからか?
「その武器…相手の魔術的な力を無効化する
「あくまで先輩が主役らしいです。そうと知ったからには私は先輩が出てくるまで倒れるわけにはいかないんです!」
「へぇ、その理由は?」
「先輩が優勝したらきっと先輩は内に秘めたいやらしい願いを叶えるに決まってます!だから私は先輩を監視するため、そして優勝させないために戦います!」
その点に関して古城信用されてねぇな… お気の毒… そして今回やたらと優勝を阻止しようとするやつが多いような…
「貴方には悪いのですがここで負けていただきます。可能であれば先輩が来る前に戦いを終わらせてしまいたいので…」
今ユウキは十香と交戦中…助けてもらうのは無理か…なら今は逃げるしか…
「貴方に逃げ道はありません。大人しく負けを認めてください。」
年下の可愛い女の子に床ドンされるとは思ってもいなかった。なんて嬉しいことが言えるようなシチュエーションではないことは確実だ。俺は雪菜が無闇に人の命を奪うような人間ではないと信じている。だが確実にヤバい。雪菜のマスターが俺を殺せと命じたり、誰かしら命を奪うのに躊躇しないやつが来たら終わりだ。だが右手がフリーだったのは幸いだった。
「…何をしているのですか?ポケットをまさぐって…」
こんな非常事態を想定してスマホは指紋のロックさえ解除すれば即座にガチャが引けるようにしてある。さて、この出たキャラに賭けるしかない。
「雑魚キャラ出たら運営を一生恨むからな!!」
俺はそう叫ぶと俺の近くに出来たワームホールから出てきたガチャで呼び出したであろう人物はただ一言だけ、凛々しく言い放った。
「『セイクリッド・ライトニングブレア』…」
そう言った瞬間白い光が瞬き、全てを薙ぎ払う白い稲妻と暴風が雪菜と十香を襲った。
「き、君の名は…」
心辺りがある。こんな荒技が出来る人間を俺は一人しか知らない。そう、こいつは…
最後まで見てくださりありがとうございます。
今回は月人さんがリクエストしてくださった
ストライク・ザ・ブラッドの姫柊雪菜
デート・ア・ライブの夜刀神十香が登場です!
リクエストをくださり、ありがとうございます!
加賀さんも違和感無く出せるようにします!
次回!隼人の窮地を救ったキャラが明らかに!ではでは!