アニメキャラを呼び出して戦わせるマスターに選ばれた件 作:100¥ライター
そしてもうちょっとでUA1500にお気に入り30!
皆さんのおかげです!
全員のリクエストにすぐ応えられるか分かりませんが極力早めに対応していきたいです!
あのMADトランクス事件は思いの外ウケが良くてびっくりしましたw
あれ以上のギャグは難しいと思いますので今回は割とシリアスっぽくにやります!
6話のタイトル忘れていて、焦って付け足しましたw
人間とは危機に陥った際、どんな行動をとるのだろうか。
ジョジョの露伴先生も漫画家という職業柄、もし自分が主人公なら…と、あらゆる可能性を考えたりしているらしい。
はっきりと言おう。この戦いに限って言えば俺にとれる行動は極めて少ない。
まず未だにこの戦いで仲間はいないため、俺が助けを呼べるのはユウキとアイリスしかいないし、そのため二人以外に指示は出せない。
次に強力なパワーを持つアニメキャラ達に抗うこともほぼ不可能だ。
姫柊雪菜に床ドンされて押さえつけられた時、全く抜け出すことができなかった。
ましてやそれ以上のやつらに抗えるとは思えない。
では、神頼みでガチャを引くのはどうだろうか。これなら俺にも可能ではあるが、正直その場をどうにか出来るかは微妙だ。
・呼び出したキャラが言うことを聞いてくれるか。
・状況を打破する力があるか。
・即座に現状を飲み込めるか。
パッと思いついたやつをテキトーに挙げただけでも最低限これくらいないと出した意味がない。
あの時はアイリスが出てきてくれたから助かったがほとんど自暴自棄になっている行動だ。
全部ダメならあとはみんなで逃げるしかない。逃げるのはかっこ悪く、惨めな行動かもしれない。笑われるかもしれない。ただ、最後必ずあいつらと優勝する。そのためなら俺は…
〜
ある人物に指定された場所に行かなければ俺の情報を漏らすと言われているので止むを得ず来ることになった。この戦いのルール上、試合開始時間で無ければ騙し討ちを警戒する必要がないのはいいな。
「場所はここで間違いないな。」
「この板は凄いですね…道案内までしてくれるだなんて…どのような魔道具なのですか?」
「これか?これはスマートフォンっていって、魔道具ってより文明の利器ってやつだな。」
「なるほど…」
「いたよ!彼女じゃないかな?」
ん?確かに彼女がどうやったかは知らんが手紙を書いた主だと思う。だが妙だ。何故1人しかいない?
「おい、どうした?マスターしかいないのか?」
「言っておくけどマスターは私じゃないわよ。」
見覚えがある。あの赤い髪に星のヘアピン。
「神崎灯代…だな?」
やっと合点がいった。『異能バトルは日常系の中で』の神崎灯代の能力は『
まずはあの時俺達を発見して、あのメモを書いたのだろう。
そうしたら能力で時を止め、俺のバックを開けて財布を見つけたらメモを仕込む。
全てが終わったら後は律儀に違和感が残らないように元に戻してから通り過ぎたってわけか。
まぁ、最後の最後でぶつかったんだろうけど。
「えぇ、そうよ。今からマスターの家へ案内するわ。」
「分かりました。案内してください。」
「いやいやいや!マスターの家へ案内するって正気か!?」
相手マスターに家をバラすというのは危険すぎる。場所が特定されたら今後バトル開始で家から出るのを常に見られたり、他にもデメリットが多い… しかし、仲間と話すには誰かの家ってのは比較的情報が漏れにくいからうってつけなんだけどな。
「いいのよ…私達はそれくらい切羽詰まっているの…」
そういうことか…ガチャでいいやつが出なくて勝てないから俺達を脅迫紛いで呼び出し、協力を仰いだと…
「さて、ここが私達のマスターの家よ。マスターは仕事があるけどもうそろそろ帰っているはずー」
「お邪魔します。」
「マッマ!!マ゛マ゛ーーーーーーー!!!ア゛ーーーーーーーーーー!!!マ゛マ゛ーーーーーーー!!!マッマーーーー!!!ア゛ーーーーーーー!!!オギャーー!!」
オタクの闇を垣間見た。今そこで幼児退化したかのような行動をしているあいつは大人…なんだよな?すぐさま灯代にイヤホンとアイマスクを渡して動作だけでユウキに付けさせるように指示し、そして俺はアイリスの目と耳を塞いだ。
「わっ!どうしたの!?」
「あ、あの…ハヤト?何をするのですか?」
「アイリス…お前は清い心を持っている。その心を大切にしろよ…」
オタクとは業の深い生き物なんだと改めて思った。
「灯代、説明しろ。」
「説明しろって言われても…んーと、マスターがね?最初に当てたのが
ダメじゃねぇか!!雷に甘えすぎだろ!!ダメ人間にされかけてんぞ!!
「しょうがないわねー!よしよし…」
雷が慰めているこの図。明らかに堕ちてはいけない所へ堕ちている。
「バブ〜!…あ」
「あ」
そんな男と目が合ってしまった。思いつく限り最悪な状況で。
〜
「お茶が入ったのです」
「運良いでしょ?ある意味…」
同じ艦これ同士で更に姉妹艦だなんて確率いくらだ!?山ほどあるアニメからよく艦これが出てきたもんだな…
「え〜、お見苦しいところを見せてしまい、すまない。」
いや、お見苦しいを遥かに超えていると思うのですが。
ドラえもんは大人は自分より大きな人がいないからかわいそうだと言った。
曰く「寄りかかって甘えたり、しかってくれる人がいないんだもの」とのことだが確かに深い話だな。
それが極まった結果が近年よく見るあのようなバブみに至ったのかもしれない。
「あー、大丈夫です。気にしていないんで。」
雷と電があっちで遊んでいるのが若干気になるが目を逸らしちゃいけないな。なんだか真面目な話になりそうなので視線をマスターだというやつに向けると…
「でだ。本題に入る。」
そのマスターがさっきまでママー!!とか言っていた風には見えないぐらい真剣な顔付きになった。
「俺達と同盟を組まないか?」
「同盟?」
同盟か…お互いどの程度干渉し合う同盟かなどにもよるな。敵マスターが1人減るとはいえ、こちらの住所はさすがに教えるのは躊躇う。だが、今後のことを考えれば情報はある程度二の次だ。
「あくまでお互い戦わないというだけでいい。もし今後ガチャをしたのなら引いたキャラを教えてくれ。そうすればそのキャラとは戦わないようにする。」
なるほど。やはりそのような感じか。だとすると協調性があるキャラを仲間にすることが重要になってくるな。制御不能なやつに同盟を破られたらたまったものじゃない。そして仲間をあまり増やさないということも重要かもしれない。そう言った情報は自分以外から漏れるものだしな。
「じゃあ、俺の連絡先渡しておきます。何かあればこちらに連絡ください。」
「そうか。ありがとう。そして情報提供だ。俺が今までエンカウントした敵を教えよう。」
「分かった。俺が会った敵も教える。」
見たものは大抵会ったことのあるものだが…特に興味を引いたのが…
巴マミ × マミった
姫柊雪菜 ◯ 仲間に十香や加賀?
「巴マミがマミったってのは?」
「言葉通りの意味だ。」
「ねぇ、マミったって何?」
「私も気になります!」
好奇心旺盛なユウキとアイリスが聞いてくるが、反応に困る。
「えっと…とりあえずちょっとヤバめ死に方をしたって感じだ。」
「なるほどー、そうなんだね。」
「巨大なドラゴンのようなやつが首から上を…」
「嘘だろ…?マジやばくね?」
「私がいない頃だったからキャラの特定は出来なかったけどね。」
「いや、それが聞けただけでも十分だ。」
「そしてこの…雪菜の仲間に十香や加賀ってのは?」
「私が今後のため、今日、今まで会った中で最も優勝候補である雪菜の雪霞狼に発信器を仕込んでみたのよ。
そこから話を聞いた限りじゃ十香や加賀が一緒にいるって話。
アイリスやユウキがいるってのもそこで聞いたし…まさかそのマスターである貴方に会えるとは思っていなかったけど。
でもおかげで十香は確実にいるってことが貴方の情報で裏付けが取れたわ。」
待て、加賀?雷、電、加賀…
「艦これ系多くないか?」
こいつと会ったせいかエンカウント率がやたら高いような気がする。もしかして…
「知らないの?今は艦娘が出やすくなっているのよ?だからマスターも電ゲットに踏み切ったみたいだし。」
「いや、ガチャ解禁された最初は何もなかったぜ?」
「勝負開始5分前から艦娘出現率アップのガチャが出たわ。マスターはこの時1発で当てたから私、雷、電の3人だけよ。」
マジか。だったら相対的にアイリスの率が下がっていたのか。ん?このガチャでは1発?あぁ、最初に引いちゃった系の人か。
「ありがとな。おかげで面白い話が聞けたよ。」
「えぇ、またね。」
「お互い生き残ろうぜ。」
中々面白い話を聞けた。そしてあのマスターも悪いやつではなさそうだ。
「じゃあね〜!応援してるよ!」
「頑張ってください!」
お互い同盟を組めたのは大きい。灯代すげーな。あそこまでやるとは… そのおかげでいい情報が取れた。あとは改めて家で他のルール確認でもしてみるか…
家に帰ってきたのは8時。明日は学校がないから夜更かしを…と、いうのは良くないかもしれない。朝の5時とかにバトル開始とでもなれば頭が回らない状態で戦うことになる。それは防ぎたい。
「じゃっ、ちょっとだけ…行動がキャンセルされる系のを見るか。」
・直接的、間接的に地球を壊すことは禁ずる。
・呼び出したキャラに対して性的干渉を禁ずる。
・呼び出されたキャラはこの戦いで選ばれたマスター以外の人間に危害を加えることは不可能です。
・戦いの時間外での戦闘を禁ずる。
恐らく該当しそうなやつは大体はこんなものか。例えばマスター以外の人間に危害を加えるのは不可能とはどうなるのだろうか。例えば自分の意思で攻撃するのは禁止?範囲攻撃で予期されない攻撃は勝手にかわしてくれるのかはたまた範囲攻撃自体禁止?それ自体禁止だと本当に予想不可能な流れ弾はどうなる?
破壊されたものは戦いが終われば直るとはいえ、その能力によって壊れた何かに下敷きにされた…などはどうなる?
もしかしたら何らかの超常的現象が起こってあらゆる攻撃が当たらなくなるのだろうか。
あとは性的干渉というのが若干、気になりはするが…たとえばキスを挨拶でする国もある。アニメでは挨拶と称して兄とディープキスをした妹だっていた。
ノーゲームノーライフでの十の盟約では、害意ある行動はキャンセルされるとなっていたが…もしかして相手が害意と感じていなければ…?
いや、試すのはまずいな。失敗したならまだしも警戒していなかったとかで成功したらかなりまずい。信頼関係に影響する。
他にも一般人に危害を加えることは本当に不可能かって実験をするとして、流れ弾ならば実は当たるとかだったら怖くてやれないな…死んだら取り返しつかないし、いや、死ななくても十分取り返しつかないけど。
やはり本などに書いてあること以上の情報を手に入れるには基本実際に試したりするしかないのだが、難しい話か。デスノートのルールを試したくても人権云々で不可能だってなっていたやつが色々あったしな…こればっかりは他のキャラ達の戦闘を見て知識を手に入れるしかないか。
「どうしましたか?」
アイリスがこちらを向いた。ヤバい、可愛い。ドキドキする。しばらくは戦いが続いていてそれどころではなかったため、意識していなかったが…気が緩むとこのザマか…これは中学高校、ほぼ女子と絡まなかった弊害か…?
「な、何でもない…」
俺、ちょっと耐性なさすぎやないか…?やれやれ…
「そ、それよりユウキは?」
「今はお風呂ですよ。」
「了解…あとでアイリスも入れよー」
よし、キャンセル系が無理なら基本的なルールを確認しよう。基本的なルール程抜け穴は多い。相手より早く抜け穴を見つければ対策可能だし、優位に立てる!
「…あ?このルール…おかしい…何故あっちの数と一致しないんだ?」
「何か大事なようなことに気づかれたのですか?」
「あぁ、えげつねぇな…この戦い。」
最後まで見てくださりありがとうございます!
隼人が何故えげつねぇなと言ったか分かりましたか?
まぁ、あるアニメを知っている方はもうなんとなくで分かってしまったのかもしれませんが…w
ルールブックとかオリキャラである隼人の詳細とか書くべきですかね?
次回はそれらが間に来なければこの戦いのえげつなさが明らかに!
また見てくださると嬉しいです!