アニメキャラを呼び出して戦わせるマスターに選ばれた件 作:100¥ライター
ただ私の中でプリキュアはあまりこういった戦いに出したくないというのもあって未だ出せずにいます…
ですが、今後必ず出しますのでお好きな方はどうか心待ちにしていただけますと幸いです。
弱点のないアニメキャラなど存在しない。
五条悟だってとあるシリーズの上条さんの幻想殺しがあれば殴れるし、ブラッククローバーのヤミ団長が放つ闇纏い•次元斬りだとかネウロの
パルキアに空間ごと切り裂かれたのならきっとひとたまりもない。…この戦いにパルキアは出ないだろうけど。
つまりだ。理論上倒せないキャラはいないし、仮にいたとしたら事前にルールを決めている以上は出禁扱いにするなり弱体化の措置を取るだろう。
人には限界がある。俺には少年漫画やいわゆるなろう系主人公のような強い力など何一つない。
ワールドトリガーのトリガーは単独で圧倒的な力を発揮できるわけではない。あくまで不意のマスターキルを避けることと最低限の戦闘。そしてベイルアウトと1kmルール組み合わせて仲間の戦線離脱をアシストできるまでだ。
俺が魔術を少しずつ覚え始めたのも俺が雑に剣を使えるようになるよりは戦力になりやすいと判断した結果だ。
しかし、どこまで行っても俺が持ち得る力には限りがある。
自分の限界を知ることはとても辛いことだ。
〜
あの後試合はそのまま終了し、マスターは逃がすも確実にダメージは与えた。そしてその後蒼樹先生達も無事合流。引率をしていたからか幸い皆何事もなかったらしい。
「話し合いの場だが…こちらのマスターがいても問題ないか?」
「あはは…随分と大所帯だね。悪いけど話し合いが滞るから仲間キャラは最小限にしてもらいたいかな」
「蒼樹先生はミナト。亜里沙には空閑を必ず出してもらう。時雨は特に指定しない。如月は…どうでも良い」
「なんで綾と私の言い方分けたのよ!」
「お姉ちゃんが残るならあたし達が残る」
「香澄ちゃんがそう言うのなら…」
如月は和泉と香澄ペアか。まぁ、尋問に長けた能力者がいない以上特に支障はないだろう。それより…
「じゃあ、早速始めるからね。エンデヴァー、ちょっと移動するよ」
〜
マスターの解説⑦
トリスタンのマスター(上杉)
トリスタン(Fateシリーズ)
ダークマイト【退場】(僕のヒーローアカデミア)
Y談おじさん(吸血鬼すぐ死ぬ)
沖縄で初めて遭遇した上杉と名乗るマスター。基本はダークマイトの個性でゴリ押ししながらトリスタンで浮いた兵を狩るスタイル。
Y談おじさんのY談波を浴びるとY談しか話せなくなるため、意思疎通は困難を極める。その気になれば精神を崩壊させることも可能だが、本人はもっぱらY談を喋らせることにしか使わない。
何故Y談おじさんが昼間に活動できているかの理由は現在はまだ不明。
〜
俺は真由美とリゾットの2人に来てもらって残りのメンバーには海で遊んでもらうように伝えておいた。
自己紹介も軽く済ませたところで真由美が怪訝な表情でリゾットに向ける。
「ねぇ、その人仲間にして良かったの?」
「俺を直々に指名した重要参考人だからな…だからあまり気乗りしない命令権で行動を縛っている」
「あくまで許可なくマスターに関わる情報。あるいはマスターに不利益を齎す可能性がある情報を話せない縛りだけとは。手ぬるいな」
「そこはお前を信頼している…と、思っていただきたいんだが…」
「僕はエンデヴァー含めのこの3人のマスターをやっている鷲逗恭介だよ。よろしくね」
違和感があった。アクアのマスターは田所だったのではないのか?
人の名前を覚えることが苦手な俺でも名前くらいは覚えているし、流石にあんな特徴的な奴を忘れるわけない。
「おい、田所は?」
「田所は…死んだわ。とあるマスターから襲撃を受けてね」
アクアの表情に一瞬陰りが見えるもそれでも女神のように慈愛に満ちた姿でゆっくりと語る。
「死んだ…?おい、嘘だろ」
俺の認識が甘かったのだと再認識する。俺はマスターの死に対してどこか他人事だった。俺は正直致命的に不利な相手を避けさえすれば何も問題はないと。思っていた。…いや、そう思いたかったのかもしれない。
仲間の力には…いや、俺の力には限界がある。
俺は蒼樹先生みたいにレベルの高い忍術が使えるわけではない。
今日沖縄でY談おじさんやキングのような正常なコミュニケーションを阻害する能力者二人に会った時…俺は何もできなかった。
アクアとエンデヴァーがいなければ正直誰かしらがやられていたとしてもおかしくはない。
「言わなくとも分かるだろう。俺が手にしていた情報ではマスタータドコロはこの女の他にもテレポーター(白井黒子)を所持していた。おまけにアクアの仲間であれば死んだとしても仮死状態となり、制限時間内であれば蘇生魔法とやらを使えば何度でも蘇る」
「うわぁ…アクアの特権ルールも話が出回っているんだ…」
「蘇生魔法を持っているキャラには大体同じものが適応される。やはりアクアも同じだったか。仮死状態になると棺桶に入る。そうなるとそれ以上攻撃を受けずにいられる。そうなれば仲間の戦力を削ぐのも一苦労だ。マスターを殺した方が早いのは明らかだろう」
「…お前なら尚更な」
暗殺チームのリーダー。リゾット・ネエロ。
スタンド能力は『メタリカ』
鉄分を磁力で操作する能力。ユースタスキャプテンキッドのような派手さはないが、砂鉄の迷彩。凶器を作り出してどこからともなく遠隔攻撃など暗殺においては超優秀。おまけに本体が冷静沈黙で強い。
エンデヴァーは手に持ったスマホからデータの資料を取り出してみんなに見せる。
「マスターの名前は
「そいつが穢土転生を…?」
大蛇丸が会得することはそこまで難しくないとは言っていた。
だが、あくまで大蛇丸目線の話だろう…?一般人が覚えられる領域を超えているのではなかろうか。
「そ、アクアの話では大蛇丸を持っていると聞いたからね。もしもマスターに忍術を伝授していたら…あまり想像はしたくないね」
「ねぇ、キョウスケさん?何で穢土転生はまずいの?私まだあまりピンときてないんですけどー!」
「まぁ、ウチの如月は大蛇丸を優勝する人って程度でしか知らない。改めて確認してもらうか。リゾット、俺が許可する。説明頼んだ」
「ねぇ、それ今言う必要あった!?ねぇ、隼人!あんたねぇ!」
猛抗議する如月を無視して、リゾットに向き合う。
リゾットはあくまで淡々と真実を告げる。
「分かった、俺の推測は抜きに事実のみを話す。まず1つ、マスターが穢土転生をする場合は一般人を生贄にできる」
「そんな…まさかそんなことが…」
先生が酷く動揺している。
穢土転生を覚えられるなら必然的に他の忍術もある程度覚えていることが推察できる。それなら生贄を数人用意するのは簡単だろう。
「奴は俺達暗殺チームを倒した事を俺に伝え、この交渉を持ちかけてきた。仲間を生き返らせてやるとな」
「自分で殺しといてそれ言っちゃうんだ…僕怖いよ…」
「リゾット、穢土転生の条件はあるのか?」
「…この戦いに召喚されているか否かだ。この戦いに召喚されていて尚且つ退場済みなら原作の生死は問わず、穢土転生が可能だ」
「まず対象の遺伝子情報を奪っておいてから退場させる。次に試合終了後に一般人を生贄に穢土転生。殺した証拠なんてあるはずもない。警察もちょっとした失踪事件で処理するでしょう」
「…まぁ、そのちょっとした失踪事件があるから違和感に気づけたわけだがな」
「それよりもだ。これはお前らも知っているとは思うが、穢土転生されたキャラは術者を殺しても継続する…」
それもやはり同じか…
「穢土転生を研究しているメンバーは一定数存在している。俺達は1人穢土転生の術者を殺したが穢土転生させたやつに何の変化もなかった」
「…なるほど、この辺りの情報をお前と擦り合わせしたいのだが…リゾット、話してくれないだろうか」
「あぁ、少し長くなるが一通り話すぞ」
〜
マスターの解説⑦
鷲逗恭介
エンデヴァー(僕のヒーローアカデミア)
キング(ワンパンマン)
アクア(この素晴らしい世界に祝福を!)
エンデヴァーのマスター。
キングは特権ルールにより、戦闘開始時に同じチームの仲間以外に自らの実力を誤解させるように認識阻害をかける。
術中にハマった相手は戦闘中、キングの実力を正しく評価できなくなり、キングのやることなすこと全てを深読みするようになってしまう。
キングを警戒させてできた隙をエンデヴァーが突くというのが基本の戦闘スタイル。
このチームにアクアが加わることで能力無効化、回復、悪魔とアンデットへの特攻など更にバランスは向上した。
アクアはキングによくブレッシングをかけており、それによりあらゆる事象はキングの味方をする。
弱点はエンデヴァーとアクアで倒せない相手が出た場合はキングの力で撤退を促したり、自爆させることくらいしか方法がないこと。
〜
他は俺がよく知る穢土転生と変わらなかった。
恐らくアクアのターンアンデットで浄化は可能と見ている。そうでなくともセイクリッド•ブレイクスペルを当てさえすれば陰陽遁と同じ理屈で当てた部位の消滅と再生の停止くらいはできると踏んでいる。
あとは術者の練度と誰を蘇生させるか。
術者の実力と乖離した者を呼ぶのなら人格を縛るなりしないと制御が効かないだろう。
例えば大蛇丸が近くにいるとはいえ、オールマイトなんて召喚しようものなら人格を縛らなきゃ制御命令を入れる前に反逆されて終わる。
敵陣営寄りの人間だろうと踏み台にされる可能性すらあるから人選を誤れば詰むだろう。
「操って解除の印を結ばせる手もあるが現実的じゃないだろうな…」
「残念だけど今のメンバーならそうだね…」
「あの…話は変わるのですが、キングさんは何か特権ルールがあったのですか?私もあの時、キングさんの情報が正しく認識できなくて…」
亜里沙もキングに対して同じような考えがよぎったのかキングに直接話を聞こうとすると…
「ん?あれか、どうやら俺には戦闘中相手の認知を…」
「キング、それ以上は言っちゃダメだって!」
マスターがすぐさま止めに入る。しかし、そうしたなら…
「その否定がほぼ答えみたいなものだろう。認知を歪めてキングが最強に見え、キングのありとあらゆる行動を深読みしてしまう。みたいなところか?」
「鷲逗が頭を抱えているし、正解みたいね」
如月はそう言うが本当にそうだろうか。もしかして他にも大事なルールがあるのではなかろうか。しかし、今はそれを深掘りしている場合ではない。
「すまん、最後に…奴が穢土転生で呼び出したやつは分かるか?」
「…俺の覚えている範囲では荼毘と名乗る男とチャオズがいたな」
「チャオズはともかく…荼毘はヴィラン連合の荼毘か」
エンデヴァーがすぐさま反応する。そりゃあ、因縁のある相手だから当然と言えば当然か。
「じゃあ、さっき話していた穢土転生に対する方針は変わらないな。ダメージを削って再生が鈍くなったタイミングでアクアが浄化するってことで。とりあえずひとまず解散」
〜
今日はあまり眠れなかった。俺は今まで指揮がしっかり取れるなら勝てる。そう、過信していたのかもしれない。
指揮が出来なければ情報共有が遅れて負ける。今日はまさにそうなるところだった。
あと気になったのはエンデヴァーが荼毘に対して妙に冷静だったところだ。覚悟を決めていたのだろうか。あるいは…
「…そろそろ0時を回るぞ、いつ戦闘になってもおかしくはない。お前はマスターだろう、早めに休んで英気を養え」
「…悪かったな、リゾット。吸血鬼すぐ死ぬを全巻読み切って登場し得る全キャラの対策を終えたらすぐ寝るよ」
シンプルに強そうな吸血鬼以外にもギャグっぽいが決して戦いたくない吸血鬼も中々多いな…
そしてドラルクとロナルドはどちらが主人公枠になるか。昼間にも問題なく外を出歩ける吸血鬼がいる世界でそれらの区別はどう定義されるか。気になることは山積みだな。
「予め言っておくことがある」
「なんだ?」
「あの場では言わなかったが、俺の技には一部特権ルールの縛りがある。確認してみてくれ」
「…調整されてるってことか」
リゾットに言われてから俺は召喚したキャラのリストから特権ルールの項目を出す。
相手の体内にある鉄分で生成場合は以下の条件からいずれかを満たす必要がある。また脳と心臓には生成できない。
•相手が予め出血している場合。
•相手が全身を覆うバリアを張る。
•全身の身体強化を行う。
•生成した刃物がそもそも相手に刺さらない。
「…なるほどね、あらゆる相手に対して姿消して接近して鉄分奪って倒す…なんて真似は流石にダメか」
「だから最初の一撃は俺…いや、可能なら俺ではない誰かがダメージを与えて俺が不意打ちを仕掛けるのが理想的だ」
「なるほど…ん、待てよ。は流血しない奴に対してはどうなる?」
「一度オベイロン(SAO)へ試した時は体内の鉄分を奪うことはできなかったな」
「そうか。それでそいつはどうしたんだ?」
「土から鉄分を集めて刃物に変え、串刺しにした」
リゾットは顔色変えずに答えるが、俺からしたらお前のやり方は怖すぎる。生きてきた世界が違うことをひしひしと感じる。
「グッジョ—流石だな。そして最後に1つ言っておく」
「なんだ」
「…今回はマスターの殺害を許可する」
次回は3月中に2話投稿を目標に頑張ります…
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