ソードアート・オンライン Invisible Dark   作:お隣の池の中のプラナリさん

22 / 29

タイトル関係ないよ♪
それがフブキクオリティ。まぁそんなノリで
これからもよろしくお願いいたします。


束の間の束って..........

 

シダトンは回廊結晶という

パーティ全員を移動させる希少な結晶

アイテムを使用し、ステラヨンドの街へ

移動する。

 

 

「..........うぐっ......ん。」

「少し寝かせたほうがいいな。」

「響歌ちゃんがいなかったら全滅なのん。」

「................」ガクガクガクガク。

 

そして四人はステラヨンドの宿で

フィアを休ませる。

まだ体の痛みが酷く、目を覚まさない。

 

「俺が力不足だったからに!」

「シダトンは悪くないのん!私を庇って

くれたのん!」

「ナノン..............」

「..........私........なにもできなかった........」

 

うわ言を呟いて足を震えさせるヤマハ。

レッドデーモンの存在は、

彼女を震えさせるには十分すぎた。

 

「ひとまず休むぞ。」

「わかったのん!私は響歌ちゃんを

見てるのん!」

「そうしてくれると助かる。だがナノンも

休め。傷は深いだろう。」

 

ナノンはその一言に頷き、フィアの

看病をしに行った。

 

 

≧≦

 

 

「..........響歌ちゃん!大丈夫なのん?」

「ぐ..........ナノンか。」

 

その体は動かせそうになかった。

必死に言葉を紡ごうとするフィアだが、

リベンジアップを直撃でうけたダメージは

シャドーデモニックとして扱う彼女でも

耐え難い傷となっていた。

 

「........無理に話さなくてもいいのん!」

「........悪い。」

 

「ガルル............」

 

フィアのパートナーであるレイドは、

先程の戦闘でフィアを怪我させてしまったと

しんみりしていた。

ナノンはそれを撫でて話す。

 

「響歌ちゃんにとって悲しむことは、

レイドがいなくなることだと思うのん。

レイドが大切で、大好きに決まってるのん!

それは断言するのん!」

 

「ガルル..........?」

 

「レイドが本当に響歌ちゃんを大切に

するのなら、レイド自身死んじゃダメなのん!

一緒に戦いたくても、響歌ちゃんを信じる

んだのん!」

 

「ガルルッ!」

 

レイドはそれがなにか察し、吠える。

 

「でも、響歌ちゃんが本当にピンチなら、

戦うのん。それは感情があるならきっと

わかると思うんだのん。」

 

「..............」

 

レイドはその場で止まり、そして

フィアの体を冷やす。

 

「..............っ!」

 

フィアはその冷えに身を動かした。

びっくりしたのだろう。が、すぐに

落ち着きを見せる。

 

 

 

≧≦

 

ヤマハはまだ足を震えさせていた。

シダトンはそれについてなにかをいうことは

なく、ただヤマハの顔を見る。

 

そのヤマハの顔は、レッドデーモンを

思い出したようにひきつっていて、

恐怖心が伺える。

 

「ヤマハ。座れ。落ち着け。」

「................はっは....................」

 

落ち着くもなにも放心している。

シダトンの声は聞こえてなさそうだ。

 

「確かにあれは辛いよな........強いし。」

「......................え。」

 

シダトンはヤマハの肩に手を置いて

寄り添ってやる。

 

「もう少し........頑張らないか?」

「................む。」

 

放心が収まったか、ヤマハから不服そうな

声が漏れる。

 

「響歌ちゃん........傷ついてるよね。」

「今は休んでいるが、よく耐えたと思う。」

「なんで私って無傷なんだろう。」

「無傷じゃない。心的な傷があるじゃないか。」

 

ヤマハはそれを聞いて少しだけ、

落ち着いたようだった。





レッドデーモンがもたらす傷はとても
深いものだった。それに立ち向かえただけ、
勇気を称えるべきなのだ。

それはテスゲームもしかり。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。