俺の神器はキチガイマグナム 作:干しゴース
アーカード旦那の2丁拳銃が好きで書いてみました。
主人公の容姿はショタカードの旦那みたいな感じです。
-ズガァン! ズガァン!-
冷える夜、古びた教会の中に何発もの銃声が響く。
何人もの人間が頭を撃ち抜かれ、血液と脳みそを撒き散らしながら倒れていく。
-ズガァン!-
もう一度銃声が響き、それっきり物音はなくなった。
聖堂には正確に眉間を撃ち抜かれた死体が幾つも転がっている。
雲の合間から顔を出した月の光が映し出したのは、全長35cmほどの銃を両手に持ち、その銃たちで逆十字を切る少年の姿であった。
♢♢♢
全くもって、くそったれた世界である。
正直者が馬鹿を見て、ずる賢い奴らが多いに儲ける。
何よりも、
神は死んだ。 誰の言葉かは覚えていないがきっとその通りだろう。
無償の愛なんてモノは存在せず、どれだけ祈れど救済は起きず。
神を疑う者それすなわち異端であり、度が過ぎれば慈愛の心など無く始末される。
その状況を知りつつも、聖堂において暖かな笑みを浮かべる神の像はまさに偶像であろう。
随分前に出会った少女も、その体に神の奇跡など宿したばかりに無償の愛を要求される。 その愛を悪魔に与えれば途端に異端、魔女扱い。
神に祈って手に入るのは、強いて言うならば安心感ぐらい。
それすらも手に入らないのであれば頑なに神を信ずる必要はあるのだろうか? いや、無い。
だから俺は神を捨てて、悪魔を選んだ。
欲のままに生き、好きに食べて好きに眠って好きに殺す。
悪魔になったわけでは無い。 悪魔たちの依頼を受けて信徒どもを殺しているのだ。
右手のジャッカル、左手の454カスールカスタムオートマチックを使ってな。
「堕天使の監視かい?」
「ああ、その通りだ。 日本の駒王町、そこに魔王の妹が通う人間の学校がある。 だがその駒王町で堕天使たちに不穏な動きがあった。」
「なるほど、それでそいつらを監視、そしてぶっ殺せと?」
「話が早くて助かる。」
「構わねえさ。 ただ飛行機代と向こうでの住処はそっちで確保しろ。 それと質問だが… 何故俺にその仕事を? いや、別にやりたく無いわけじゃねえよ。 悪魔だけでもそいつらを消す事はできるし、お嬢様方の近くにいさせたいんならお前ら悪魔は見た目の年齢を変えられるだろ?」
「それでは悪魔の放つ気配で堕天使たちに気付かれてしまう。 駒王町自体がグレモリーの領地であり、そこに堕天使が拠点を築く事自体領地侵犯だがそれだけでは足りない。 上はもっと大きな罪を犯したところを退治し、堕天使勢力への口撃の口実にしたいそうだ。
なるほど、つまりは現行犯でぶっ殺せと。
「ok、了解。 行き先はジャパンだな? 先程言った物の用意は頼むぜ、安物で構わない。」
「では頼んだ。 契約成立だ。 あ、それと日本へ行く前にサーゼクス様にあってもらいたい。」
「…超越者が俺に何のご用で?」
「妹様に関連する依頼なので挨拶をしておきたいらしい。 それと前々からお前の事が気になっていたようだ。」
「まじかよ。」
超越者、サーゼクス・ルシファー。 現在最強の悪魔に数えられる実力者で、魔王。
実際にあった事は無いが家系の特徴である紅い髪をもつ好青年らしい。
年齢の方は青年と言っていいのかはわからないが…