バカとボッチと召喚獣   作:イブラ

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その日の2人の夜

 

明久side

 

僕は家に帰りカバンをおいた。

 

はぁー、今日は色々あったから疲れたな。でも明日から試召戦争が始まるし僕はもっと疲れるんだろな〜。痛いのやだなー。っと僕が弱音を吐いていると、

 

ブゥ〜ブゥ〜ブゥ〜

 

「誰からの電話だろう?」

 

と携帯を手に取るとそこには木下優子という文字が

 

「もしもし、優子さんどうしたの?」

 

「なにもないけど、明久君と話したいなぁ〜って思ったんだけど迷惑だったかな?」

 

「イヤイヤ、そんなことないよ。優子さんと話せて僕は幸せだしちょうど言いたいこともあったからね」

 

「ウフッ!ありがとう。」

「ところで話したいこととは何かしら?」

 

「僕たちだけの秘密にして欲しいんだけど、僕たちFクラスはAクラスに試召戦争を申し込むつもりなんだ」

 

「え?Fクラスがなんで?」

 

「クラスの設備が悪いのもあるけど、世の中学力じゃないって雄二が言ってたのに感化された感じかな」

 

「そうなんだ。私たち敵になっちゃうね」

 

「心苦しいけど、そういうことになっちゃうね。でも、戦う時はお互い本気でやりあおうね」

 

「コテンパにされて私のこと嫌いにならないでよね」

 

「優子さんこそ、僕にやられて別れるとか辞めてよ」

 

「それはわからないわ」

 

「え?うそ!」

 

「って嘘よ。私は明久君のこと何があっても嫌いにならないよ」

 

「僕もだよ優子さん」

 

『姉上どのー、ご飯ができたのじゃ!』

 

「秀吉がご飯出来たって、じゃあ切るね〜」

 

「またね優子さん。大好きだよ」

 

「私もよ。また明日ね」

 

トゥートゥートゥートゥー

 

あー今日の疲れが飛んでいくくらい優子さんと話していると幸せだよ。これで明日も頑張れる。

 

 

 

 

 

「姉上どのー、聞いて欲しいのじゃ」

 

「何よ秀吉」

 

「ワシと同類の友達ができたのじゃ」

 

「どんな同類なの?演劇?」

 

「違うのじゃ、ワシと同じく女の子に間違われる男の子なのじゃ。」

 

「へぇー。秀吉みたいな子が他にもおるんだね」

 

「ワシは同類ができて嬉しいぞい」

 

「まぁ、よかったじゃない。でも、くれぐれも私に迷惑かけないようにしてよ」

 

「わかったのじゃ」

 

「わかったなら、さっさとご飯だべよ」

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

八幡side

 

ガチャ

 

「ただいま」

 

「お兄ちゃんおかえり〜。玄関でお兄ちゃんを帰ってくるの待ってるなんて小町的にポイント高い」

 

「最後の言葉がなければな。ってか、俺が早く帰って来なかったらずっと待ってたぞ」

 

「お兄ちゃんは友達いないから、遅くなることなんてないよ」

 

「そんなことないぞ!友達くらいいっぱいいるよ」

 

「誰々?」

 

「戸塚とか戸塚とか彩加とか天使とかだよ」

 

「うっわ〜」

 

「おいおい、引くなよ」

 

「これだから、ゴミいちゃんは」

 

「小町。さりげなくお兄ちゃんをゴミ扱いにしただろ」

 

「本当のこと言っただけだよ」

 

「お兄ちゃん、もう部屋で泣いてくる」

 

「はーい」

 

小町は笑いながら、部屋に入っていった。

 

あいつは本当に俺を兄だと思ってるんだろうか、とても不安になった。

 

部屋に入り、傷付いた心を『花咲くいろは』を見て癒されていると、小町から、

 

「お兄ちゃん、ご飯出来たよー」

 

「お、おう。もうそんな時間か」

 

そう言いながら、俺はリビングへ向かった。

 

「ねえねえ、お兄ちゃん学校どうだった?」

 

「別に何もないよ」

 

「お兄ちゃんぼっちだもんね〜」

 

「いいや、クラスには戸塚がおる、戸塚と小町さえいれば他にいらないでもある」

 

小町は哀れな目で俺を見ている。

 

「まぁ、何かあったっと言えば由比ヶ浜とも同じクラスだったっけな」

 

「結衣さんと同じなんだ。お兄ちゃんよかったね」

 

「何がよかっただよ。ヒッキー、ヒッキーうるさいんだよな、あいつ。あ〜あとは、明日からいきなり試召戦争が始まる」

 

(お兄ちゃんも素直じゃないねぇー)

 

「いきなり試召戦争なの?お兄ちゃんも参加するつもりなの?」

 

「できれば、参加したくないが設備が悪いから参加するしかないな」

 

「偉い。小町の為だと思って頑張ってね」

 

「まぁ、テキトーにするわ」

 

「お兄ちゃんも災難だね〜。振り分け試験の時に、絡まれてる女の子を助けてボコボコにされてテストどころじゃなかったもんね。そのせいで、Bクラスにでも、入れてたのにFクラスになっちゃうなんて」

 

「小町、恥ずかしいから言わないでくれ」

 

(助けに行って、ボコボコにやられるとかマジで黒歴史だわ)

 

「まぁ、お兄ちゃん。明日絶対勝ってね。勝ったら小町が頭撫でてあげるよ」

 

「おう、任せとけ。死んでも勝ってやる」

 

こうして、俺は明日の朝に回復試験を受ける為に早く寝ることにした。

 

 

 

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