その
教室の中央には何種類かのお菓子が並べられた机が置かれ、その周りに椅子に座ったり、立ったりして5人は集まっていた。
「球磨川先輩君、球磨川先輩君」
『なに、無希ちゃん?』
「この前のゲーム面白かったのでまたやっても良いですか?良いですよねー。ダメな訳がありませんよねー」
『んー、やっても良いけど、あんまりやり過ぎないようにね。僕らはまだ健全な未成年なんだからね』
「はーい(棒)」
「てか、球磨川さん、今日は何の用なんだよ」
志布志飛沫がポッ◯ーを食べつつ、つまらなそうな顔をしながら球磨川禊に尋ねた。
『えーとね、今回は次の書記戦に向けてちょっと言っておきたい事があったから集まってもらったよ』
「言っておきたい事とは何ですか?球磨川先輩?」
『ずばり、スカウトする事についてだよ。気まぐれな不知火ちゃんは多分戦ってくれないと思うからね。』
「球磨川先輩君、誰をスカウトするんですか?」
『どう考えても
* * * * *
「おめーは確か人形岬だったけ。邪魔だからどけよ。古賀ちゃんがまちくたびれちまってると思うし」
「えー、やだよ、めんどくさいし」
名瀬夭歌を過負荷側に引き入れる為に球磨川先輩君が交渉したけど失敗しちゃったなー。言うのが早そうだけど面白そうだからもうあの事言っちゃおう。
「それにさ、君を待ってる古賀ちゃん君は今みんなと遊んでると思うから」
「どういう事だ?」
『もー、断られた腹いせに古賀ちゃんを襲わせて死体になった古賀ちゃんを見せて名瀬さんを驚かせたかったのに。ばらさないでよねー、無希ちゃん』
「やめろ!古賀ちゃんは関係ねーだろ」
『関係無いとは酷いね。君の友達だろ』
やっぱり此処で言って正解だった。名瀬先輩君の焦ってる顔、面白すぎる。やばい、吹きそう。
『みんなー?もうやっちゃって良いよー、………分かった、代るね。名瀬さんと話したいってさ』
「もしもし、………」
「球磨川先輩君、どうしたの?」
『いやー、みんなめだかちゃん達にやられちゃったみたい。名瀬さーん、めだかちゃんにみんなを虐めないように言っといてくれない?』
「…人の心配してる場合じゃ無いぜ先輩。生まれて初めてだぜ、誰かを手ずからぶちのめしたいと思ったのは」
『じゃあ、此処で僕とやる?』
「あんたを倒すのは妹の仕事だからよー、俺はそいつで我慢してやる」
球磨川先輩君の代わりにぶちのめさせられる人大変だなー。誰がやられるんだろ。ん、あれ、あの手、僕の方に向いてない?いや、いや、まさかそんな訳は無いよねー。きっと他のみんなだよ。
「人形岬でよ」
やっぱり僕でした。分かってましたよ。まあだけど、また名瀬先輩君の面白い顔が見れるかもしれないし、まあいっか。めんどくさいけど。
「いいよ、名瀬先輩君。じゃあさ、次の書記戦に出てね。そこで
「いいぜ。ぶっ潰してやるからよー!」
ふふふふふふふふふふふン!どうやって名瀬先輩君を壊して壊して壊して壊して壊して壊し尽くそうかな?
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