人形岬無希の学園生活 作:やる気電力
現在、箱庭学園の体育館には一学期の終業式のため登校が免除されている生徒を除くと、ほとんどの生徒が集まっており、それぞれクラスや学年ごとに指定された場所に整列していた。その中にはついこの間できたばかりの-13組生の整列する場所もあったが、
そこには誰もいなかった。しかし、-13組生は確かにこの体育館にいた。正確には-13組生の球磨川禊、江迎怒江、蝶ヶ崎蛾々丸、志布志飛沫、不知火半袖そして、人形峠無希の6人の-13組生は体育館の壇上の脇にある控え室にいた。
『よーし!じゃあ、最後のリハーサルをするよ。まず僕が壇上に上がって、めだかちゃん達生徒会にリコールを宣言する。そして、どのくらいかは分からないけど色々めだかちゃん達と喋って、『僕達が新生徒会だよ』て言ったら出てきてね』
「ええ。それは分かりましたが、球磨川先輩。一つ質問しても良いでしょうか?」
『うん、良いよ蛾々丸ちゃん。何かな?』
「はい。生徒会の役員は5人までのはずですが、私達は6人います。そして、6人並んでる所で私達が新生徒会を名乗ると、まだ役員の選定を終えてない事になってしまいますが。それはどうしましょう?」
『あっ、そうか。うーん、どうしようか?不知火ちゃんなんかいい案はない?』
「うん、そうですね。じゃあ、私達でじゃんけんをして、負けた人は端っこにいるっていうのはどうでしょう。」
『うん。それが良いね。あっ、僕はもう行くから、呼ぶまでに決めておいてね。』
と言い残して球磨川は控え室から出て言った。
「じゃあ、じゃんけんするか。」
「ええ、そうですね。」
「絶対負けないぞー。」
「では、いきますよ。」
最初はグー、じゃんけんポン
決着は一発目から決まった。人形峠無希の一人負けで………
『僕達が新生徒会だよ』
その掛け声と共に脇から江迎怒江、蝶ヶ崎蛾々丸、志布志飛沫の3人が出てき、球磨川の後ろに並んだ。そして、遅れて人形峠無希
が脇から出てきて、端の方に立った。
そして、球磨川が新生徒会長としてのマニフェストを発表したり、現生徒会の人達が球磨川の狙いに気づいたり、生徒会長が昔の塾則を持ち出して新生徒会と現生徒会の決闘か宣言された中、人形峠無希は一人寂しくさっきのじゃんけんでグーを出してればと後悔してた。そして、そんな彼女を人吉瞳は見ていた。
「うー、球磨川先輩君なぐさめてよー。」
『うん。後でね。それにしてもやっぱり無希ちゃんの一人負けだったんだね。』
「えっ、分かってたんですか?」
『うん。だって不知火ちゃんがさっき他のみんなと打ち合わせしてたからね。』
「ちょっと、球磨川先輩!」
「へー、不知火ちゃん君。そんな事してたんだ。へー。」
「あひゃひや。じゃあさよなら〜。」
「待てや、コラ!」
その後、不知火半袖と人形峠無希の追いかけっこが始まったが、すぐに不知火には逃げられたらしい。