とある規格外のIS操縦者   作:右左右左右

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20話

「な、なんなのよ!? 今のはいったい」

 

 

 なんとか瞬時にISを展開させて、吹き飛ばされることは防いだが突如吹いた突風に鈴は驚きの声をあげる。

 

 

「あれを見ろ!」

 

 

 鈴、セシリア、シャルロット、箒はラウラの指す方を見る。

そこには蒼黒のISが高速で自分たちの目標である、福音のいる方角に向かっていた。

 

 

「な、なによあれ?! あんなスピードのIS見たことない」

 

「どうやら、福音の方に向かっているようですわね」

 

「早く僕たちも行こう」

 

 

 そう言ったシャルロットに全員が頷き、五人は一斉に福音を目指し飛び立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――数分前

 

 

「レンくん。あのISは相変わらず太平洋沖でステルスモードになってジッとしたままだよ。まああのIS、光学迷彩は持ってないからレンくんなら余裕だね」

 

「まあ今回は最近できた瞬影の射撃武器の稼働テストに充てさせてもらうさ」

 

「おお! 箒ちゃんといっくんが落とされた相手だっていうのにレンくんは余裕だねぇ」

 

「おい束、自分から余裕だねぇ、とか言っといてなんのつもりだ?」

 

「アハハハ、ごめんごめん。まあこんなこと言う必要はないだろうけど、頑張ってね」

 

「あぁ。行ってくる」

 

 

 そう言いながら蓮は瞬影をその身に展開しトップスピードで飛び立つ。

途中、海岸にいる一夏Loversを確認したが蓮は気にしなかった。

 

 

 しばらくすると、今回の任務の目標である福音が目視できるところまで来た。

未だ福音は胎児のように膝を抱えるようにして丸くなり、背中にある翼のようなスラスターで身を包みステルスモードのままだった。

このまま行けばダメージを負う事もなく、(まさ)しく射撃テストのごとく一方的に相手に弾丸を叩き込み終わるのだろう、そう思いつつ蓮は瞬影の単一仕様能力(ワンオ

 

フアビリティー)である『鏡花水月』を発動させる。

 

 

 しかし、突如として瞬影が警戒音を響かせる。

 

 

『ISにロックされています。回避してください』

 

 

 目の前に表示されたそれを見て、蓮は福音を確認する。しかし福音は未だステルスモードで戦闘態勢に移っておらずこちらに気づいた様子もないならば....。

 

 

 蓮は今いた場所から位置を変える。するとさっきまでいた場所を弾丸が通り過ぎていった。

すぐさま振り返ると案の定、箒、鈴、セシリア、シャルロット、ラウラがISを装備した状態でこちらを見ていた。

 

 

 蓮は一瞬で五人の後ろを取り聞く。

 

 

『さっきのはなんのつもりだ?』

 

 

 五人はさっきまで自分たちの上空を飛んでいたISにいつの間にか背後を取られていたことに驚愕しているようだった。

 

 

「アンタ。一体何者よ。何しに福音の方に向かってるわけ?」

 

『私は織斑教諭に福音の撃破の依頼を受けたに過ぎない。』

 

「お前なんかに一夏の仇はとらせるものか!」

 

『別に私はあの男の仇を取りに行くわけではない。ただ依頼を遂行するだけだ。....だがもし、君らが私の邪魔をするというのであれば....沈んでもらう』

 

 

 そう言って蓮は両手足に付いているブレードを展開し...消えた。

 

 

「ど、どこに行った!?」

 

 

 ISのハイパーセンサーをもってしても捉えられないそのスピードに箒は困惑する。

 

 

「きゃあぁぁぁ!!?」

 

「ッ!?」

 

『まずはひとりだ』

 

 

 蓮は即座にシャルロットの後ろに回り込みその両手足のエネルギーブレードで斬り裂いた。

ISには絶対防御があるがそれも完全ではない。それを上回る攻撃を加えれば操縦者に直接攻撃することもできるし、例えダメージは防げても衝撃はそのまま操縦者に伝わる。

 

 

 蓮の攻撃は絶対防御を発動させ、シャルロットのシールドエネルギーを一気に0にした。

 

 

 ISは解除され、衝撃によって気絶した状態のまま、シャルロットは力なく海に落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――旅館・作戦指令室

 

 

「蓮くん! 蓮くん! 応答してください!!」

 

「無駄だ。山田先生。奴は通信を切っている」

 

 

 千冬と山田先生は画面越しに蓮と箒たちの戦闘を見ていた。

しかしその戦闘は蓮が一方的に攻撃をしていた。箒たちも攻撃をしてはいるが蓮の速すぎるその移動速度についていけず、一撃も当てれずにいた。

 

 

「凰さん、オルコットさんシールドエネルギー残りわずか!」

 

「篠ノ之、凰、オルコット、ボーデヴィッヒ! デュノアを連れて撤退しろ!!」

 

『し、しかし....!』

 

「いいから今すぐ撤退しろ!!」

 

『りょ、了解』

 

 

 そもそも千冬は蓮に福音の撃破を依頼したが、篠ノ之達に関してはただの命令違反なのだ。

 

 

「帰ってきたら説教と懲罰訓練だな....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鈴、セシリア、ラウラ。シャルロットを連れて撤退だ」

 

「何言ってんのよ! アイツをまだ倒せてないじゃない」

 

「織斑先生の命令だ! 私がシャルロットを連れて行く、援護は頼んだ」

 

「うっ....了解」

 

「了解ですわ」

 

 

 そう言って鈴は甲龍の衝撃砲、セシリアはブルー・ティアーズを使いながらシャルロットの救出に向かっている箒を援護する。

しかし、二人攻撃を蓮は躱し、ブルー・ティアーズを破壊していく。

 

 

「くッ......!」

 

「よし! シャルロットは確保した。撤退するぞ!!」

 

『逃がすものか....!』

 

 

 蓮は最後のブルー・ティアーズを破壊したと同時に箒の正面に移動する。

 

 

「――ッ!?」

 

『終わりだ――』

 

 

 蓮は箒の前に出た瞬間に横薙ぎにするようにエネルギーブレードを振るった。

対して箒は両手にシャルロットを抱えているため何の抵抗もできず目を瞑り願った。

 

 

―――――いちかっ!!

 

 

「やめろーーーーーーーっ!!!」

 

 

――その時、白が現れた




単一仕様能力 鏡花水月

蓮とISの性能を同調させ、性能を飛躍的に上昇させる能力。
操縦者にかかるGをほとんどなくすことが可能になりとんでもない速さで移動することが可能。
敵に捉えられなくなる。


という訳で、活動記録の方で募集しました能力・武器で今回はFMラジオさんに投稿して頂きました『完全同期』をいじって登場させて見ました。


そういえばアニメ見てて思ったんですが、のほほんさんって声優さん変わりました?



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