とある規格外のIS操縦者   作:右左右左右

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遅くなりました。
お待たせして申し訳ない。


22話

 知っているだろうか、IS学園には特記事項というものがが55項もある。その中にある第21項にこのようなものがある。

 

 

・本学園における生徒はその在学中においてありとあらゆる国家・組織・団体に帰属しない。

 

 

 しかしこの特記事項は機能していないといっても過言ではないのではないだろうか。

 

 

 まず、ラウラはドイツ軍のIS部隊の隊長だ。軍属という時点でIS学園のこの特記事項は機能していない。

シャルロットもまた然り、織斑との一件以来、変わってはいるものの元は転校当初はデュノア社のスパイだった。

 

 

 この臨海学校に関しても、各国の代表候補生に宛にそれぞれの専用機用のアップグレードパッケージを届けに揚陸艇や航空母艦などあらゆる方法を用いて日本のかなり近海まで

 

来ていた。そしてそんなお国の方々がパッケージだけ渡して、はいサヨナラ~なわけがなく、データ収集という名目で日本近海に居座り続けた。そんな中起こった、暴走IS事件。

 

さらに突如出てきた、篠ノ之束博士とその人お手製の第四世代型IS【紅椿】。近海に居座っていたものや、各国の軍関係者たちは、上から下へと大変なことになっていた。それで

 

も最新鋭機のデータを取ろうと各国は躍起になった。しかし短い時間で白式と紅椿が敗れてしまったためにあまりデータが取れず、各国のお偉い方々の表情は芳しくなかった。

 

 

 しかし突如レーダーに映った見たことのない機体の出現により、各国は急いでその機体に関する情報を集めた。しかしわかったのは所属不明のIS、ということだけだった。

 

 

 各国が困惑している時、代表候補生たちと篠ノ之束博士特製の紅椿を纏った箒が追撃に向かっているとの情報が入り、所属不明機が鎮圧されて終わると、どの国も思っていた。

 

特にイギリス、ドイツ、中国などは自分たちが作り上げた最新鋭の第三世代型のISだ、そこに篠ノ之束博士が作った第四世代機が加わるのだ、負けるはずがない、と思っていた。

 

それにあまり取れなかったと言ったものの取れた紅椿のデータはどれもが既存のISの性能をはるかに上回っていたのだ。

 

 

 実際、1対5と数的有利にあるのは代表候補生たちの方で、いくら贔屓目で見ても所属不明機が勝つことはない....と思っていた。

 

 

 しかし所属不明機はまだ紅椿だけしか実装されていないはずの展開装甲を両手足に展開しハイパーセンサーをもってしても捉えられない速度で移動し次々と代表候補生達を追い

 

込んでいく。ついに代表候補生たちは所属不明機の猛攻によって、撤退まで追い込まれた。それを所属不明機は追撃しトドメをさしにかかる。そこに第二形態移行を済ませた白式

 

【雪羅】が現れる、各国が一夏に期待を寄せるが、何かを話した後、瞬殺されてしまう。

 

 

 そんな圧倒的な性能を見せつけられ各国の軍関係者は福音に向かっていく所属不明機を苦い顔をしながらモニターを見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮side

 

 

 福音との戦闘に入って5分が経過していた。

 

 

(アメリカとイスラエルの共同開発といってもこの程度のものだったか....。束のお手製の白式と紅椿を倒したから少しは期待していたが、乗り手がダメなだけだったか)

 

 

 蓮はこの戦闘においてダメージは未だに0だった。蓮はこれまで福音の性能を図るためにすべての攻撃を回避し観察していた。しかし蓮の予想よりも下回った性能を見て、アメ

 

リカとイスラエルの技術力に落胆し、さらにその顔はどこか蔑むような顔をしていた。

 

 

『もういい、初めは五月雨の性能テストをする予定だったが織斑たちで十分にすることができた。もうお前に用はない、沈め』

 

 

 興味のないような目で福音を見ながら、蓮はその場から消える。福音は突如いなくなった蓮を見つけるためキョロキョロと辺りを見回す。

 

 

『どこを見ている?』

 

 

 声が聞こえ福音が振り返るよりも早く一撃が入る。一瞬よろめき攻撃のあった方を見るが、次は正面から一撃が入る。その攻撃の間隔はどんどん狭くなる。

隙間なく撃たれ続け、その衝撃でだんだんと身動きが取れなくなる。せめてもの抵抗として福音が背中にある、翼状スラスターで身を囲い、守るが徐々にスラスターは蓮の攻撃に

 

よってその形状を失っていく。

 

 

『終わりだ』

 

 

 もはやスラスターという防御すらなくした福音に何かできるはずもなく、どんどん装甲が剥がれていく。

あっという間に福音の装甲はボロボロになり、元の姿など想像もできないほどだった。

 

 

 そこに最後の一撃が加わる。その攻撃は正確にコアを抉りとる様に福音を襲った。

 

 

 蓮は福音のコアを掴み、海へと落ちていく福音に向かっていく。海に落ちる直前で蓮は福音を抱き上げるようにキャッチし、ようやく蓮は千冬や山田先生がいる旅館に通信を繋

 

ぐ。

 

 

『任務は終了した。これより帰投する』

 

 

『ちょ、ちょっと待ってください蓮くん。何で通―』

 

 

 蓮は山田先生の話を最後まで聞かずに通信を切る。

 

 

 あれ? あの人、いなかったっけ、人の話聞いてなかったのか?

 

 

 そう思いながら蓮は現在進行形で自分に抱えられている福音だったモノを見る。

やはりというべきか、福音は有人機だった。

 

 

 束も無茶苦茶をするな。有人機を暴走させるとは....。

 

 

 自分も言えたものではないがな、とフッと笑いながらそう思った。

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

 それから少しして蓮は福音を抱いたまま旅館に戻った。戻るとすぐに千冬と数人の教師がやってきて、福音の操縦者を医務室へと連れて行った。

そして、その教員たちと入れ替わるかのように救助された一夏たちが入ってくる。その目はこちらを睨んでいるようだった....全く怖くないが。

 

 

 それを見た蓮は千冬に聞く

 

 

『こいつらの処罰はどうなった。何故こうしてうろついている?』

 

 

「織斑たちには学園に帰ったあと、反省文の提出と懲罰トレーニングを受けてもらう」

 

 

『ふん、命令違反と味方への攻撃をしたにしては随分と軽い処罰だな。まぁせいぜい反省するといい』

 

 

 そう言って蓮は旅館に入るために瞬影を解除する。

 

 

「「「「「「!!?」」」」」」

 

 

 六人全員が蓮の姿を見て驚く。

 

 

「お前ら、何驚いた顔してんだ?」

 

 

 疑問に思った蓮が聞くと六人を代表してか、一夏が聞いてきた。

 

 

「なんでアンタは専用機を二つも持っているんだ」

 

 

 蓮はそんなことかと溜息を吐いた後やれやれといった感じで話す。

 

 

「お前ら束の話聞いてなかったのか? 俺はな、自分でISのコアを作れるんだよ。そんな奴がISを自分で作れないわけがないだろ」

 

 

 俺はは何か言いたそうな一夏達をよそに部屋に行こうと歩を進めた。

しかし俺はこのあと後悔することになる。もっと大人しくしていればよかったと....。




IS2終わってしまいましたね....。
最後の方はオリジナルだったんでしょうか?
八巻まだ読んでないん どうなのかわからないんですが....。


そういえばIS、PS3でゲームになるそうですね。
一夏が記憶喪失になるとかなんとか
面白いんですかね?


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