【GE作者合同投稿企画】MMOだよ、神喰さん! 作:GE二次作者一同
投稿作品「GOD EATERーsanguis amorー」
どうも来翔です。コラボ企画に参加させていただきありがとうございます!今回はホワイトデーが近いことでホワイトデーの話です
ホワイトデー。それはチョコを貰った男性及び女性が貰った相手にチョコをお返しする日である。
無論、激戦区である極東支部も例外では無かった。
「……出来ない」
ラウンジのキッチンを借りて1人の少年がチョコを作っていた。その隣にはそれを見ている女性が。
彼はブラッド隊の副隊長である神宮ヒカルである。
そして、彼の隣にいる女性は彼の姉でありクレイドルの隊長である神宮ライトである。
「早く溶かさないからだよ。ほら、もう1回」
「そんなこと言ったって……。あーあー……姉さんじゃなくてムツミちゃんに頼めば良かったよ」
「いいんだよ?私だって仕事とかあるから。でも……折角の可愛い弟の面倒を見るのは姉として当然じゃないかな?」
ライトの言葉にヒカルは返すことが出来なかった。
姉とは言え人の好意を無下には出来ない。
だからこそライトにこのまま手伝ってもらう事にした。
「ヒカルは誰にあげるつもりなの?やっぱりシエルさん?」
「そうだね……。シエルにはバレンタインを個人的に貰ったし。ナナとかヒバリさんからはジュリウスとかコウタ隊長が代表してお返しするみたいだし」
ヒカルの話を聞いてライトはニマニマとしてしまう。
「若いっていいねぇ。ちなみにお姉ちゃんにはくれないのかな?」
「姉さんから貰ってないよ?ホワイトデーってバレンタインの時に貰ったらお返しするんじゃないの?」
「え、そうなの?」
自分よりも長く生きているはずなのにこの反応が帰ってきたヒカルはため息をつくしかなかった。
戦いを優先したとは言っても名家の人間として育てられたはずだ。
一般常識で知っていると思っていた。
「そう言えばさ、シエルさんとはどういう関係なの?ただの仲間って訳じゃ無さそうだけど……でも恋人にも見えないし」
「な、何言ってるんだよ!俺とシエルはそんな関係じゃないよ!」
「隠さなくてもいいんだよ?いやぁ……青春だね」
ライトはそう言いながらヒカルを弄り出す。
弄られたヒカルは少しムカッとするが、ナナやロミオにも弄られている事からそこまでの怒りは無かった。
「そう言えば姉さんは誰かにあげたりしたの?」
ヒカルはチョコを溶かしながら問いかける。
「もちろん渡したよ。一応……大切な人にね。誰かは教えないけどね?」
「別にいいよ。誰を好きになろうと関係ないからね」
ヒカルはそう言うと何も言わずにチョコ作りを再開する。
それを確認するとライトは微笑むとラウンジをあとにする。
〜それから数時間後〜
「シエル……あれシエルはどこ?」
「シエルちゃんならまだ任務から帰ってきてないよ。なにかあったの?」
「いや……渡したい物があったからさ……。いないならいいんだけど……さ」
「あーチョコレート?」
「なんでわかった!?」
「ホワイトデーだし、ヒカル君の袋からチョコの匂いがねぇ」
ナナの驚異の嗅覚にヒカルは驚きを隠せなかった。ラッピングしていたはずなのにと。
その時帰還を知らせるアナウンスが鳴った。
「まぁ……いいや。っと……みんなが帰ってきたみたいだ!」
ヒカルは一目散に神機保管庫に走る。
その背中をナナは微笑みながら見送る。
「シエル!」
「ひ、ヒカル?どうかしましたか?」
「はい……これ」
ヒカルはチョコの入った袋を渡す。
「これは……?」
シエルは疑問に思いつつ袋なら中身を出すと綺麗とは言い難いがラッピングされたチョコがあった。
それを見るとシエルは今日がホワイトデーである事を思い出した。
「……ヒカルありがとうございます」
「うん……こちらこそありがとうね」
甘酸っぱい空気を邪魔しないように他のメンバーは神機保管庫をあとにした。
どうでしたか?時間があまりなかったので短めになってしまいました……。