【GE作者合同投稿企画】MMOだよ、神喰さん!   作:GE二次作者一同

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【GOD EATER】【R-15】【残酷な描写】

投稿作品「GOD EATER ~神無き世界~ GOD EATER2 ~絆を繋ぐ詩~」

自分が読みたいと思って書いてるゴッドイーター作品です。
ゲームをやってる人も、やってない人も楽しんで頂けたらと思います。
(こちらを読まないと、意味不明な点もあるかもです。ご了承ください)


新しいモノでも要注意!【死姫 様】

珍しく清々しい朝を迎えられたと、背伸びをするコウタ。

今日は任務もないので、実家に戻ろうと荷物をまとめているところだ。

(ノゾミ、喜んでくれっかな?)

妹の為に準備したプレゼントを目にしながら、笑顔を浮かべるコウタ。

そんな彼の幸せの時間をぶち壊す知らせが、唐突に飛び込んでくる。

「こ、コウタ隊長!大変です!!」

ノック無しで飛び込んでくるエリナに、あからさまに嫌そうな表情を向けてから、コウタは彼女に要件を訊ねる。

「あんだよ。またエミールか?あいつは年中おかしい・・」

「そうじゃないです!先輩やリンドウさんが・・・ユウさんが大変なんです!」

「・・・・はぁ~?」

何を言っているのか今一よくわからないといった顔で首を傾げると、エリナは強引に手を引っ張って、部屋の外へと連れ出す。

「とにかく!自分の目で確認して下さい!」

「だから~・・、何なんだよ~」

面倒くさそうにぼやくコウタであったが、現場に到着した瞬間、彼は思い知らされる。

彼だからこそ、本当に大変だという事に・・・。

 

 

「なぁなぁ、サクヤ~。俺も・・・、おっぱい欲しいな?レンばっかり、ズルいぞ~」

「だ・か・ら!あなたさっきから、何言ってんの!?ちょっと、リンドウ!?」

「ヒバリさん。本日の任務終了の確認、してもらえますか?」

「は、はぁ。・・・あの、タツミさん・・・ですよね?」

「うっ・・うっ・・。どうせ、レンカは私の事より、ヒロさんの事の方が心配なんですよね?うぅ・・」

「一体どうしたんだ、アリサ?俺は一言もそんな事、言ってないだろう」

「おい!ギル!あんた、いつになったら私にキスの1つもするんだよ!?撃ち殺されたいの!?」

「お、落ち着け、カノン!何だってんだ!?一体!!」

「はぁ・・。あの娘のお尻も、綺麗だな~!」

「おい、ロミオ。貴様さっきから、何を言っている?お前の相手は、私だぞ」

周りの者達が唖然とするのと同様に、現場を目にしたコウタは、大きく口を開いてしばらく硬直してから、ハッと我に返ってから、大声を上げる。

「な、なな・・・、なんじゃーこりゃーーー!!」

何故こうなったのかと問い質すように、エリナへと顔を向けると、彼女は困ったような表情で答える。

「あの・・・コウタ隊長が見つからないからって・・・。ナナさんが新しく作った回復錠を皆さんに試したら・・・」

「・・・・嘘だろ?回復してないじゃん!?むしろなんか・・・。駄目じゃん!?」

余計な効力を発揮した結果を指差しながら、コウタはオーバーリアクションで訴える。それに小さく頷いてから、エリナは涙目で視線をある場所へと移す。

そこには、蹲って陰の気を漂わせる、ヒロがいた。

「な、何だよ・・。おい、ヒロ?大丈夫か?」

おそるおそる声を掛けると、ヒロは小さな声で、ぼそぼそと喋りだす。

「・・どうせ僕なんて、隊長の器じゃないですよ。・・・本当は足手まといとか、思ってるんでしょ?・・・知ってますよ」

「えぇ!?何この反応!?俺まだ、何も言ってないよね!?声かけただけだよね!?」

コウタが困惑していると、エリナが隣で悲しそうに答える。

「ナナさんの薬を飲んでから、こうなっちゃって・・・。隊長、どうしたら?」

「いやいや!俺だってわかんねぇよ!」

取り合えず周りに被害が無いと思い、そこから離れようとすると、そこへユウが自分の手を眺めながらやって来る。

そこでコウタは、エリナがユウの名前も口にしていたのを思い出し、焦りながら彼にも声を掛ける。

「ユウさん!?大丈夫なんすか!?みんな変になっちゃってますけど・・」

「・・・ふむ」

何かを確かめるように、ユウは手を握っては開いたりと指の運動をしてから、目の前のコウタへと笑顔を見せる。

「・・・ユウさん。良かった・・。何も影響・・」

ゴシャッ!

「何で!?」

ホッとしたのも束の間。コウタはユウに思い切り殴られて、疑問を口にする。その威力に感動したように、ユウは目を輝かせて喋りだす。

「すっげぇ!力が溢れてくるって言うの?軽くなのに、コウタ吹っ飛んでやんの!ははは!」

「・・・ユウさんが・・、狂人に・・」

腫れた頬を押さえながら、コウタは鼻血を垂らして目を丸くしてしまう。

そんな彼の絶望もお構いなしといった感じで、ユウは手近な手すりを掴んで、思い切り引き抜く。

バキバキッ ガシャンッ!

「えぇーーー!?」

「おぉ!マジですっご!ユウ、どんだけ鍛えてんだよ?ははは!面白ー!」

「あんたがユウさんですけど!?てか、何してんのー!?」

ユウの行動が理解できないコウタがツッコみまくっていると、その様子を横目で見ていたヒロが、またぼそぼそと喋りだす。

「ほらね?あのぐらい出来ないと、隊長には向いてないって事でしょ?・・無理ですよ」

「いや、俺も隊長だけど出来ませんが!?」

相変わらず暗い雰囲気のヒロを目にして、ユウは手の中の手すりを投げ捨てて近付き、じろじろと眺めだす。

「なんだ~、ヒロ?男がウジウジしてんじゃねぇよ!こいつぅ!」

スパァンッ!

「ちょっとーー!?」

笑いながらヒロの頭を叩くユウを目にして、コウタが叫び、エリナが庇う様に間に入る。

「や、やめて下さい!ユウさん!いくら今の先輩がおかしいからって、叩くことないじゃないですか!?」

「はぁー?あたしは、気合入れてやってんだろ?男は甘やかしてばっかりじゃ、強くなれねぇぞ?」

「は?・・・あたし?」

いつもと一人称が違うのに気付いて、コウタは肩を震わせながら、ゆっくりと指を差す。

「・・・もしかして・・、ミコ・・さん・・、っすか?」

「あっ・・・、バレた?ははは!正解ーー!」

「入れ替わってるーー!?」

可笑しそうに笑いながら頭を掻くユウ・・基ミコに、コウタは驚きで目が飛び出しそうになる。

「あ、そうだ!リッカの所に行って、おどかしてこようっと!」

「あっ、ちょっと!?」

コウタが止めるのも聞かず、ユウの身体を手に入れたミコは、もの凄いスピードで、神機保管庫の方へと走り去っていく。

伸ばした手を引っ込めてから、コウタは口を開いたまま動けずにいると、エリナが声を掛けてくる。

「あの・・隊長。どうするんですか?これ・・・」

「どうするって・・・、とにかく!一つずつ処理するしかねぇだろ!?」

そう言ってコウタは、おかしくなった者の所へと、足を向ける。

 

リンドウ

 

「ふ~ん。それじゃあ、ナナちゃんの薬で、リンドウがこうなっちゃったと?」

「そういう事っす、サクヤさん」

サクヤに事情を説明すると、コウタは困ったようにリンドウを見る。

当のリンドウは、サクヤの足に抱き着いて、頬ずりをしている。

「あんま・・・こういうリンドウさん、見たくなかったっすけど」

「まぁ・・他に比べれば、リンドウの変化は大した症状ではないのかしら?」

そう言ってサクヤは、リンドウの頭を優しく撫でてから、側に設置してあった長椅子に腰かけて、彼を膝枕する。

「まぁぶっちゃけ?二人っきりの時には、意外とこんなもんだしね♪」

「そんなぶっちゃけ話、マジで聞きたくなかったすわ!」

笑いながら話すサクヤに、大丈夫そうと判断して、コウタは今日の事を墓場まで持っていこうと心に誓って、別の場所へと移動する。

 

「このまま、今日は二人っきりでいよう?」

「はいはい。・・・子供が二人になった気分だわ」

「あぶ~」

 

タツミ

 

急にキリッと真面目になったタツミの事を説明すると、ヒバリはしばらく考えてから、ニッコリと微笑む。

「良いんじゃないんですか?逆に」

「えぇ!?いいの!?」

驚いてコウタが仰け反ると、ヒバリは笑顔のまま頷いて、首を傾げて様子を伺っているタツミを見て、口を開く。

「タツミさんは、このまま放置しましょう。このままが良いです」

「え?なに?ヒバリちゃんは、マジでこんなタツミさんが良いの?」

「このままの方が真面目で・・・その、・・・・素敵じゃないですか」

「なぬぅ!?」

意外なヒバリの反応に、コウタはまたも驚いてしまう。

「これからは、このタツミさんで行きましょう」

「”この”って・・・・、ヒバリちゃん。・・・・まぁ、本人が良いなら」

ヒバリの方が気に入っているならと、コウタは無理矢理納得しながらも、”いつも”のタツミを不憫に思った。

 

「あ・・あの、タツミさん?今日、食事・・・一緒します?」

「はい?・・・ですが、これから訓練ですので。またにしてもらっても良いですか?」

 

アリサ

 

コウタの説明を聞いてから、レンカは深く頷いて、泣きじゃくるアリサの頭を優しく撫で続ける。

「そうか・・・。以前からナナの実験の事は聞いていたが・・、恐ろしい効力だな」

「いや、真面目か!?こんな事、初めてだわ!」

レンカの反応に、コウタは呆れ顔でツッコむ。

そんな彼に笑って見せてから、レンカはアリサに優しく声を掛ける。

「安心しろ、アリサ。今日はツバキさんに頼んで、非番にしてもらう。だから、お互い納得いくまで、話し合おう?」

「・・ぐすっ・・、ずっと・・一緒ですか?」

「あぁ。今日は、ずっと一緒だ」

「うっ・・うぅ・・、嬉しいけど・・。もしかして、別れるって前触れじゃあ・・」

「面倒クサッ!今のアリサ、超面倒クサッ!」

コウタが気持ち悪そうに顔をしかめると、レンカはゆっくりと首を横に振ってから、優しく微笑む。

「そんな事はない。俺を想っていてくれてる証拠だ。俺が、ちゃんと面倒見る」

「レンカ・・・」

見つめ合う二人を見て、コウタは溜息を吐いてから、目を細める。

「あっそ。じゃあ、後頼むな・・」

「あぁ、任せろ」

二人の様子にうんざりしてから、コウタは次の場所に足を向けた。

 

「あ・・あの・・、添い寝とか・・・してくれます?」

「そ・・それは・・、まだ早いんじゃ・・ないか?」

 

カノン

 

「まぁ・・そういう事なんで・・。じゃっ!」

「成る程。ナナがっすか・・・。って!何逃げようとしてるんっすか!コウタさん!」

即座に離れようとしたコウタの腕を掴んで、ギルは焦りの顔を見せる。しかし、コウタも負けじと力を籠めて前へ進もうとする。

「あれ?ギル君、離してくれないかな?俺、まだ事情を説明しないといけないし」

「他の人の所にはもう少し長くいたじゃないっすか!?何で俺の所からは、早々に立ち去ろうとしてるんっすか!?」

「いやいや~、はっはっはっ。それは、被害妄想というやつだよ、ギル君。俺達、同じ極東の仲間だろ?」

「だったら!?」

二人がそんなやり取りをしている間、待たされていたカノンは、足をコツコツと鳴らして苛立ち加減に声を張る。

「おい!いつまでレディを待たせる気だよ!?いい加減にしないと、腹に風穴開けんぞ!?」

いつも以上に口の悪いデンジャラスビューティーモードのカノンに、コウタは手を擦りながら近寄り、笑顔で耳打ちする。

「いやいや、カノンさん。実はギル君に、キスの先について相談されましてね」

「なっ!何言ってんすか!?」

「・・・な~るほど。その気なら、さっさと言えってんだよ。ギル!」

ニヤリと笑ってから、カノンは舌なめずりをして、ギルの足を掴んで転ばし、そのまま引きずって行く。

「男が1度口にしたことから、逃げるなよ!今からあたしの部屋に、直行だ!!」

「ま、待て!カノン!待ってくれ!」

「・・・これで、よしっと!」

「良くないっすよ!コウタさん!」

ギルが連れていかれるのを見送ってから、コウタは次へと移動する。

 

「キスの先といえば・・・、ハグだな!?思う存分抱き着け!」

「あ・・・そ、そうか・・。なんというか・・・いや、何でもない」

 

ロミオ

 

コウタの説明をイライラしながらも聞き届けてから、リヴィは眉間に皺を寄せてから深く頷いた。

「成る程。コウタさんの説明通りなら、何か?ロミオを1度再起不能にすれば、元に戻るという事か?」

「いや、言ってねぇよそんな事!なに聞いてたの!?耳に呪いでもかけられてんの!?」

そう二人が話している間にも、ロミオは女性隊員が通る度に、尻や胸を見て、だらしなく頬を緩ませている。

その様子に我慢できなくなったのか、リヴィは目を鋭く吊り上げてから、ロミオの腹へと拳を叩き込む。

「ふんっ!」

ドゴッ!

「がふっ!」

「・・・遠慮ないのな」

しかし、ロミオはそんな事は何のそのといった感じで、立ち上がって再び女性をウォッチングしだす。

それを見ろといったように振り返って来るリヴィに、コウタは頬を掻いてから、素直に頭を下げる。

「俺が悪かった。後は好きに、やっちゃってくれ」

「わかればいい。今一度、あいつに私の存在知らしめるために、全力でやる!」

「・・・・・程々にな」

目をギラつかせるリヴィに、コウタはロミオの事を思って、やんわりフォローを口にするのだった。

 

「でへ。でへへへ。いいな~。あのオッパイ!」

「そんなにデカいのが好みか?嫌味か?望むのならば、お前が私のをデカくしろ!!」

ドゴッ ガスッ グシャッ バキッ 

 

 

疲れて座り込んだコウタは、天井を見上げながら「あー」と声を洩らしながら、何か忘れてないかと考える。

そこへ、ソーマが首を鳴らしながら、任務を終えてやって来る。

「おい、コウタ。さっきから所々で、変な奴がいたが・・・何かあったのか?」

「あーー。それはな・・」

「コウタさん!」

ソーマに説明しようとしたコウタの元に、今度はシエルが涙目でやって来る。

「ヒロが・・・、ヒロが何か様子がおかしくて!」

「ヒロもか。何なんだ、一体・・」

「だからね、ナナが作った不思議な薬で、ユウさんさえもおかしく・・・・あ」

そこでコウタは、走り去っていったユウの事を忘れていたのを思い出して、ガバッと立ち上がる。

「やばっ!1番面倒だったから、後回しにしてたんだった!」

「・・・・ユウもおかしくなってんのか?」

「ユウさんも?ナナの薬って、味付きの回復錠じゃあ・・。でもコウタさん専用だって」

「そこ、不吉なこと言わないでくれます?とにかくユウさんが!」

焦りながら説明しようとすると、そこへ当人が笑いながら走ってきて、その後ろを烈火の如く怒り狂ったリッカが、追いかけてくる。

「そう怒んなよ、リッカ?ちょっとは似てただろ?ユウにさ~」

「黙れ!馬鹿ミコ!今すぐ頭ぶん殴って、元に戻してやる!!」

目の前で追いかけっこをする二人を見て、ソーマが溜息を洩らしながら、コウタへと喋りかける。

「何だ、あれは?元嫁と入れ替わってんのか?ユウは・・」

「・・・そういうことです」

「ユウさんが・・・変に・・・」

唖然とするシエルとは違って冷静なソーマは、目を細めながら「ふん」と鼻を鳴らす。

「それで?・・・・どうするんだ、これは?」

「・・・・・どうしよっか?もう、わかんないっすわ・・」

疲れたように肩を落とすコウタを目にしてから、ソーマは軽く息を洩らしてから、口を開いた。

「・・・まぁ、お前が起きたら・・・、全部解決だろ?」

「・・・・・・・・・はい?今、何て?」

聞き返したコウタに、ソーマが改めて、締めくくりの言葉を口にする。

「お前の夢だ。お前が起きれば、終わるに決まってるだろ?」

「え?だって・・は?へ?えぇ?・・ちょ・・えぇ?嘘だろ?えぇーー!!?」

そう叫んでいるうちに、世界はゆっくりと崩壊を始める。

 

 

目を開いたコウタは、ゆっくりと起き上がってから、窓の外を見る。

居住区の明かりがぽつぽつ見えるのを目にしてから、コウタはがっくりと項垂れる。

長く眠っていたせいか、夜になっていたのだ。

「・・・・・・寝過ごした~」

非番を寝て過ごしてしまい、実家に帰れなかったことを嘆いていると、ノックの音がしてナナが顔を見せる。

「あぁ!いたいた!コウタさん、発見~!あのね!新しい回復錠が・・」

「もう・・・、勘弁してくれ・・」

「はい?」

頭を抱えてベッドに潜り込むコウタに、ナナは首を傾げるのだった。




どうも!死姫です!
今回ONLINE始まったぜ!キャッホウ!コラボだぜ企画!(題名違います)にお誘いいただいて、このように書かせていただきました!
お話頂いてから、自分が書いてる方に掲載を迷っていた作品の中から、こんなのを書いてみました。他にも、リンドウさんとサクヤさんの結婚式とか、極東支部ゴキブリ事件とか・・・。まぁ、色々あった中からですが、書いた後に何ですが、「これで、いいんか?」って感じもあるんですが・・・どうでしたでしょうか?w
他の方達は、もっと良いものを書いていらっしゃると思うので、ちょっとドキドキですね。ん?ビクビク?まぁそんな感じですw

この企画が掲載されている頃にも、まだ続いているとは思いますので、これからもよろしくお願いします!
誘って下さったバジルの香草焼きさん!素敵な企画を、ありがとうございます!

これからも、ゴッドイーターを応援しましょう!
ではでは!
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