【GE作者合同投稿企画】MMOだよ、神喰さん! 作:GE二次作者一同
投稿作品「サリエルの日記」
コラボということで、普段とは違った一人称で書いてみました。
日記風ではないのは気にしないでね。
とある日
フェンリル極東支部に所属しているアラガミたちはサカキに呼び出された。
普段から部隊の支援などの活動をしている私と姐さんは分かるが、農場経営担当のウロくんとハンちゃん、ましてあんまり関係のないグボたんまで呼び出されたとなるとかなり怪しい。
そもそも、今日は私は非番なのだ。せっかくコウタと一緒にノゾミちゃんと遊ぶ予定だった。それをキャンセルして呼び出したのだから、相応の事でなければボッコボコにしてやる。
「やぁ、みんな。よく集まってくれたね」
「サカキ、こっちは休日を返上してきてるんだから個人的な呼び出しならボコるぞ」
「サラと同じく」
「サラさん、シユウさん、落ち着いてください。殺気がこっちまで伝わってきて怖いですぅ」
「ングォー(サカキさん、何かあったんですか?)」
「グボォー(眠い・・・)」
「ははは、まぁそう怒らないでよ。君たちにとってちゃんと益のある話だからさ。実は地殻変動のせいで隆起したため、調査の入ってないとある土地が発見されたんだ。さっそく調査を開始したかったんだけど、ちょーっと厄介なアラガミが住み着いていてね、君たちにはそのアラガミの討伐を頼みたいんだ」
「それなら手の空いてる討伐部隊か感応種ならブラッドの頼めばいいだろ」
「ちなみにそのアラガミがいる場所は昔の極東、つまりまだ日本と呼ばれていた頃の秋葉原に当たるそうなんだ」
「「行きます」」
「ええ?!それでうなずいちゃうんですか?!」
秋葉原、極東がまだ日本だった頃、古今東西あらゆるアニメ・漫画・ゲームが集まるオタクの街。メジャーな物からニッチでマニアックな物までなんでも揃う聖地じゃないか。とっくの昔にアラガミに食い尽くされていたか異常気象で崩壊したと思っていたが無事だったのか。
つまり、そのアラガミは聖地を守る番人といったところか。面白い、聖地の宝(DVDBoxや漫画)を手にするのはこの私だ。
ちなみに、私と一緒に反応した姐さん、実は腐女子でもある。きっかけは忘れてしまったが、気づいたらゴッドイーターの男たちを脳内でくっつけることが趣味となっていた。私にはちょっとよく分からない分野です。
-旧秋葉原-
「「聖地キター!!」」
「いつも以上にテンションが高いです・・・」
「ングォー(2人とも楽しそうですね)」
「グボォー(・・・子供)」
ウロくんの背中に物資をのっけてやってきました秋葉原!もうちょっと荒れていると思ったが、予想以上に綺麗に残っててビックリ。これはお宝も期待できそうだ。
姐さんも張り切ってるようで体から赤いオーラが吹き出してるよ。
「んで、例のアラガミはどこにいるんだっけか?」
「確かサカキさんからの話では『ヨドバシカメラ』っていうお店の前に居座ってるそうです」
「えぇっと、昔の地図だと駅の近くだな」
「了解、じゃあウロくん、グボたんの護衛お願いね。グボたん連絡あったら砲撃よろしく」
「ングォー(いってらっしゃい)」
「グボォー(まかせろー)」
さて、駅前までやってくると件のアラガミはすぐに発見できた。てか、すっごい目立っていた。
たぶん、サリエルから進化したと思うのだけど、若干ヴァジュラの要素があることからかなりの偏食だと思われる。脚部は特に変わっていて人間の足に近くなっている。
そしてなによりも際立っているのは・・・メイド服である。このアラガミ、メイド服を着ているのだ。頭部からは猫のような耳が生えているところからメコミミメイドのようだ。
「えぇ・・・どうしようこれ」
「すっごい倒しにくい」
「わぁ~可愛いですぅ」
なによりこのアラガミ、まるで敵意が無い。私たちを見つけると無防備に近づいてきて、メイド喫茶のチラシを渡してきた。どれも違う店のチラシでおそらく落ちていたり店にあったものをかき集めたものだろう。そして、水を渡してきたり、埃を払ったり、店の前を掃除したりとメイドらしく世話をしてくるのだ。倒しにくくてしょうがない。
これで意志を持っていたら支部に連れて行くのだが、意志は持っていなかった。たぶん、この行動はこのアラガミが学んだことを繰り返してるにすぎないのだろう。
メイドについて学んでしまいメイドとなったアラガミ、面白いけど危険なことに変わりない。
心を鬼にしていざ決戦!
5分後
あっさり勝ってしまった。まぁ、過剰戦力で挑んだわけだししょうがない。
さーて、戦利品を漁りに行くか。
こうして、秋葉原の探索は終わった。
残念ながら、この場所はアラガミの群生地と近いため居住区に適していないと判断され放置されることとなった。しかし、この場所の大量の娯楽物資は貴重な資金源となると大規模な回収作業が行われることになる。
これにより、極東支部を中心にアニメ・特撮ブームが起きるのだが、それはまた別の話である。
終わり
こんなアホなことが起きてもいい。
二次小説はそれが許されると思った。反省しているが、後悔はしない