【GE作者合同投稿企画】MMOだよ、神喰さん!   作:GE二次作者一同

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【主人公半アラガミ】【最強主人公】【ご都合主義】【ネタバレ】

投稿作品「GOD EATER RIBELION」

私が書かせていただいている、上記作品の作者。はるとん@社畜というものです。
この度はこの企画に参加させていただき、ありがとうございます。
つたない文章があったり、理解いただけない部分もあるかもしれませんが、楽しく読んでくださると幸いです。
この度を機にたくさんの作者様とつながることができたらと思います。それでは、どうぞお願いいたします。


「GOD EATER りべりおんっ!2」【はるとん@社畜 様】

へぇ、ここが極致化技術開発局ブラッドが有する移動拠点のフライアね……こりゃ極東支部とは設備のレベルが違うわ。綺麗な庭園、広いロビー。豪華すぎる局長室……

 

っと、申し遅れたぜ。GOD EATER REBELIONで主人公を務めさせていただいてる、カイ・アーベントロードというものです。元ドイツ支部所属、本編中にて極東支部へと身を移し、現在極東支部からの指令でブラッドへの応援に来ているのですがね?ブラッドと言えば本部が直々に認めるエリート部隊として名高いわけで。なんでも、普通の神機使いでは適合できない偏食因子に適合できる人だけがブラッドに所属出来て、血の力と呼ばれる感応現象の一種で必殺技なんかも使えるようになるとか。

 

と、誰に説明してるんだ、みたいなことを考えていると、

 

「ん?」

 

「貴殿が極東支部随一とも言われる神機使いの、カイ大尉ですか。」

 

「ええ、その通りですが。」

 

「申し遅れました、極致化技術開発局ブラッド隊隊長。ジュリ ウス・ヴィスコンティと申します。」

 

清潔な雰囲気を持つ金髪の美青年、名をジュリウスと言い、黒を基調とした豪華な制服に身を包む彼が話しかけてきた。

 

「そんなにかしこまらなくてもいい、確かに俺より幾つか年下みたいだけど、本部が直々に認めるエリートのブラッドにお目にかかれるなんて、そうそう無い機会だ。名前は良くうかがってる。」

 

「とはいえ、ブラッドも今人員を集めている最中でして、隊長とはいっても現状は私一人です。」

 

「例の新しい偏食因子に適合する人物を探してるってことだな?」

 

「ええ、よくご存じですね。」

 

「まぁな。これでも仮に元隊長で、現在はジュリウス君もよく知るであろうペイラー・サカキ支部長の直下の唯一の神機使いでもあ る。ここにきてるのもサカキのおっさんの命令ってわけだ。」

 

「私としてはサカキ支部長以上にあなたのお名前を良くお聞きしますよ。ブラッドに所属することも可能であるほどの素質の持ち主であると。」

 

「あ~…まぁ、地球が俺を週末捕食のコアに選ぼうとするぐらいだからなぁ。」

 

そりゃ特殊な偏食因子だろうが何だろうが一度投与されたらその因子をコピーして取り込んで生産するぐらいのことはしやがるだろう。

 

「え…?」

 

「すまん。こっちの話だ。……それと、訳が分からんかもしれんが……」

 

俺は士官服に不釣り合いに大きな右腕の袖を取ると、そこには鈍色に輝くアラガミ質の腕がある。手の甲には青く輝くコアが埋め込まれている。

 

アラガミの天然のコア は青く輝く。人工的に調整されたコア、つまり神機のコアである、アーティフィシャルCNSはオレンジ色に輝く。つまり、俺の腕には天然のアラガミが共生しているような状態になる。

 

リンドウなんかは後者だ。神機の内に居た人格と心から理解し合い、融合したことでアラガミ化の進行が止まるという奇跡。あれもあれでかなり特殊だ。

 

「!!」

 

「俺は多分ジュリウス君らよりも特殊な偏食因子を持ってるだろうな。身体の何割かはアラガミだし。」

 

「痛みなどは…」

 

「無い。昔はあったんだけどな、俺の中のアラガミだけねじ伏せて黙らせたら痛みも消えた。」

 

「むちゃくちゃだ…、噂に違わぬ人物のようですね。」

 

「へへへ、そんな褒めんなよ。」

 

ジュリウス君と話し込んでいると、フライアから放送が流れ始める。

 

『現在フライアはドイツ支部へと移動中、赤い雨の中を進行中です。外には決して出ぬよう、繰り返します。現在フライアは…』

 

赤い雨…ね。

 

「また地球が終末捕食を起こしたくなっちまったらしい。」

 

赤い雨に触れると高確率で発症する病、黒蛛病。風邪のような症状からはじまり、吐血や眩暈に襲われ、それを超えると体の一部に蜘蛛のような模様が体に浮き上がる。まぁ、そうなる前にかなりの数の死者が出てしまうのだが。

 

ちなみに、俺は高確率でかかる黒蛛病にかかる兆しはない。赤い雨の中で防護服も身に着けずに任務に出るが、特にこれと言って何が起きるわけでもない。むこうからこちらを願い下げしてるのかもしれな い。

 

「え?」

 

「あぁいや、なんでもない。それよりドイツ支部かぁ、懐かしいなぁ。みんな元気でやってんのかな。」

 

俺はジュリウスに見せるための金属質なアラガミの腕を袖をつけて隠してそんな風につぶやく。

 

「そういえば、元々はドイツ支部でご活躍だったんでしたね。」

 

「まぁな。あの頃は腕もこんなになってない普通の神機使いで、極東に飛ばされるときは本当に怖かったんだよ。」

 

そう話していると、そこに吊り目で美人で金髪でショートヘアな女性が現れた。

 

「ジュリウス隊長、ラケル博士がお呼びですよ。」

 

「そうか、もうそんな時間か……すまない、カイ大尉。」

 

「いいって。俺も赤い雨を抜けるまではのんびりさせてもらうし、また後でな。 」

 

そういってジュリウスを見送ると、俺の名前を聞いたのか、そこにいる少女が驚いたように声をかけてくる。

 

「……カイ?あのカイ・アーベントロード大尉ですか?」

 

「うん、そうだけど。君は?」

 

「あ、すみません。申し遅れました。フラン=フランソワ=フランチェスカ・ド・ブルゴーニュと申します。気軽にフランとお呼びください。カイ大尉」

 

「ジュリウスくんにも言ったんだけどね、カイでいいよ。」

 

「では、カイさん。と。」

 

なんか納得いかないけど、まあいいか。

 

「それで、フランさん。赤い雨抜けるまでの時間と、ドイツ支部につくまでの時間、教えてもらっていい?」

 

「あ、それでしたら…」

 

彼女は手に持っていたパネルを見て「赤い 雨を抜けるのはおおよそ30分後、ドイツ支部までは半日と言ったところでしょうか。」

 

「赤い雨を抜けた後のアラガミの襲撃頻度次第ってところだな。」

 

「はい、そうなります。」

 

「ま、こりゃあ何度か任務に出ることになりそうだな。30分の間にいろいろ準備してくるわ、なんかあったら……」

 

業務連絡。極東支部からお越しくださっておられる、カイ・アーベントロード大尉、至急局長室までお越しください。

 

「……ってわけにもいかなくなったらしい。フランさんも来る?」

 

「いえ、遠慮させていただきます。あまり好ましい人物ではないので。」

 

「だよねぇ、違いないや。それじゃあまたね。」

 

******

 

とは言いつつあの子、俺についてきてほんの少し 開いてる扉からこちらを見ていた。

んで、局長室にいたのはジュリウス隊長、レア博士にラケル博士、グレム局長にクジョウ博士でした、と

 

「そうそうたる面子ですね。どういったご用件で?」

 

「それはあとでお話しますが…取り合えず、一本どうかね?結構吸うらしいとお聞きしましてね。」

 

そういってグレム局長が俺に一本の葉巻を差し出す。

 

「俺が吸うのは煙草なんだがな。まぁ、こういうのも一興…いただこう。」

 

マッチを借り、もらった葉巻に火をつけて吸う。煙草に比べて数倍濃い煙が肺に来る。

 

「……んん。くっ、やっぱり濃いな…」

 

「はは、ものは慣れですよ。」

 

グレム局長が笑うと、ラケルが俺に話しかけてくる。

 

「それで、ここにお呼びした理由なのですが。ひとまず神機兵の無人化のプログラムが組めましたので、それのテストを行っていただきたく。」

 

「つまり、この俺に神機兵とか言うスクラップの相手をしろってことだな?」

 

「簡潔に言うのならば、そうなりますね。」

 

「お断りだ。俺がここに来たのは少ない神機使いの応援だ、俺たちの仕事をつぶすようなスクラップの手伝いなんざ、する気にならねぇな。」

 

神機兵、基本的には有人制御メインにレア博士主導で開発した兵器。神機使いほど制約が厳しくなく、一般人でも乗ることのできる兵器。いわばロボットなんだが、それがいかんせん人体に影響があるらしく、人道的によくないだとかそんな理由で無人化の計画が行われていた。そういうお話だろう。

仕事をつぶされるってのはうそだ。人がアラガミと戦わなくなるならそれに越したことはない。でもよ?人に制御されてるからって、自分らでアラガミ増やしてどうすんのよ。暴走して神機兵がアラガミになる、とか冗談じゃねぇぜ?

 

「私からもお願いしますわ、カイ大尉。あとで『お話』もさせて頂きますので」

 

「……ふぅん。アンタはそういう役割なわけか。」

 

「……ええ。」

 

「いいよ『話』は聞かないが、ひとまず協力はしてやるが、アラガミが最優先。ジュリウス一人で出撃させるような真似はすんなよ。……ラケル、お前には後で話がある。」

 

「わかりましたわ、カイ大尉。」

 

俺とラケルが知り合ったのは極東でのゴタゴタが色々と片付いたあと、サカキのおっさんが支部 長になってすぐぐらいに俺のところに直接来たんだ。

 

「あなたが、カイ・アーベントロード大尉ですか?」

 

「ああ、そうだけど。アンタは?」

 

「マグノリア・コンパスという孤児保護施設の運営と、神機使いに代わるアラガミと戦うことのできる兵器の開発をさせて頂いています、ラケル・クラウディウスというものです。」

 

「……」

 

胡散臭い。そして、こいつからはソーマと同じ匂いがする。でもソーマとは違う底知れぬ闇も感じた。何を考えてるのかさっぱりわからない。とにかく、シックザール元支部長とも違う。あの人は切に人という種が生き残ることを考えていた。なのに、こいつはなんなのだと。

 

「わたくしのお顔になにかついていますか?」

 

「あぁ、ついてる。憑いてるよ、俺のよく知るアイツがさ。」

 

「……何のことでしょう。」

 

「聞こえてるんだろ。返事はしなくていいぜ……お前が何を考えてるのか知らねぇが、俺が全力で阻止してやる。なめるんじゃねぇぞ。」

 

そんなのが出会いだった。胸糞悪すぎる。

 

……で、神機兵は話にならない。弱すぎる。極東のオウガテイルよりも雑魚だ。ちょっと視界から消えただけでキョロキョロしやがって。コストかさんででもそこはどうにかしろってんだよ。と、無人開発をしてるクジョウとか言う骸骨博士にボロクソ言って、俺はフライアの庭園えとやってきた。

 

「はぁ、ったく。」

 

「カイさん。」

 

「あぁ、フランさん。」

 

「フラン、でいいですよ。」

 

「まぁまぁ、それはいいとして。どうした?」

 

「えと、カイさんの立場が良くわからなくて。グレム局長にもため口ですし、ラケル博士には呼び捨てでしたし。一体……」

 

「本来、これは秘密にしておかなきゃいけないことなんだけどな。君らブラッドはなんだか俺たち極東に縁があるような気がするから教えておく。」

 

そういって、俺はジュリウスに見せたように自分の右腕をさらけ出す。

 

「俺の肉体の何割かは完全なアラガミ。フランなら見たことあるだろうけど、この青いのはもちろんアラガミのコアそのもの。俺の中には、確かにアラガミが住んでるんだ。……そして、未知の偏食因子もあるだろう。」

 

「もしかして……」

 

「ブラッドに使われているP66偏食因子、間違いなく俺が原産だ。ジュリウスは知らないだろうし、他にブラッドのメンバーができても、言うつもりはない。恩着せがましくなっちまうからな。」

 

そういって俺は寝転がって煙草をふかす。

 

「カイさんは、その腕で悩んだりしなかったんですか?」

 

「あるわけないだろ。極東にたくさん俺の仲間がいる、信じてるし、信じてくれてる。最高の仲間だ。ブラッドも、そういう部隊になれたらいいな。……なんて、おっさん臭いな。」

 

「いえ、そんなことないです。素敵だと思います。」

 

「そか?ありがとうなフラン。」

 

そのまま庭園で綺麗な景色を眺めながらくっちゃべっていると、フランの手元の端末から音が鳴る。

 

「……アラガミ反応!?カイさん!」

 

「了解、神機はいらねぇ、場所は!」

 

「フライアから北東500M付近です!」

 

「ちっ、俺が赤い雨ン中だからっていい気になって攻めて来てやがる、行ってくるぜフラン、オペレート頼むぜ」

 

「はい!すぐに!」

 

俺は近くの出口から走り出し、ものの数十秒で目的地にたどり着く。

 

「目標視認!ウコンバサラか。新種のアラガミが増えてきて面倒なこったな。」

 

『その後方にグボログボロ五体確認、遠距離攻撃の雨にお気をつけて!』

 

「おーけぇ了解!っつっても、こんな奴、ワンパンだぜ!」

 

俺は右腕の細胞をさらに大きく隆起させてウコンバサラを殴り、腹から後ろと前に『裂く』ように分断する。消滅し始めるウコンバサラからコアを引きちぎり、捕食する。

 

『なんて、力…。ジュリウス隊長、後方のグボログボロの群れ付近に到着!共闘してください!』

 

「了解!」

 

俺は腕から『武器』を生やしながら高速でジュリウスくんのもとに向かう。

 

「ちっ!数が多い!」

 

「おまたせジュリウスくん、大丈夫か?」

 

「いえ、問題ありません。お手数を……」

 

「いいからさっさと終わらせて帰ろうぜ、な?」

 

「ええ!」

 

戦闘はものの数分で終わった。その時垣間見た噂に聞く必殺技、ブラッドアーツを見たときは戦慄が走った。たった一度剣を振りぬくだけで、斬撃の嵐が降りかかっていくのは圧巻の一言に尽きる。

 

「いや、やるね。ジュリウス。」

 

「ふふ、貴方こそ。ブラッドアーツ無しであの挙動、とてもマネできるものではない。」

 

『アラガミ複数体の消滅を、確認…。とんでもない早さですね、隊長、カイさん。』

 

「これでも神機使いになって7年だからな。18の時に神機使いになったから、俺結構遅咲きのほうなんだけど、この体になってから年取らなくてね。このまま何十年も現役かもな。」

 

「アラガミもそのうちカイさんに手を出さなくなる日が来るんじゃないか?」

 

「バカ言うなっての」

 

そうしてそれからは特にアラガミの襲撃もなく、無事にドイツ支部へとたどり着いた。その間に、どうしてもということでレア博士とフライア内部をデートしながら話をしたりした。エロい雰囲気醸し出してはいたけど、ありゃ処女だな。妹と研究で恋愛する暇もなかったらしいし。

 

「さって、しっかりとドイツ支部に到着したし。お別れだな。 ジュリウス、フラン、レア。」

 

「さみしくなりますね、カイさん。」

 

「また会おう。」

 

「また会う日を楽しみにしてるわね。」

 

「今度はお前らが極東に来いよ。俺含めたみんなが歓迎するぜ、その時は、ジュリウス。仲間、ちゃんと紹介しろよな。」

 

「当然だ、カイがうらやむほどの仲間を連れていくさ。」

 

「はは、そりゃ楽しみだな。……それじゃあ、またな。」

 

そういって俺はフライアを後にし、ドイツ支部の懐かしい面々に会ってから極東に帰った。

 

またフライアの人たちに会える日を願って、無事を祈って。

 

 

 

終わり

 




というわけで、いかがでしたでしょうか。ギャグも少なく、戦闘描写も少ないですし、皆様に読んでいただいて面白 いと思えるものかどうかはわかりませんが、こんな感じで書かせていただいてる、というのが伝われば幸いです。
ありがとうございました!

はるとん@社畜
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