界王神界、それは宇宙の創造を司る神『界王神』達が暮らす聖地なのだが、今は魔人ブウとの戦いによって以前の美しい姿の面影もない。
そんな荒れ果てた聖地に界王神が一人だけ残っていた。
「彼は無事にビルス様のもとへ行けたのでしょうか?」
そう呟いたのは、東の界王神。五人の界王神の中で一番若く、非力な少年だ。
そんな彼が生き残った理由は先の青年が身をもって守ったからである。
「取り敢えず今の私ができることは奴等の居場所を探すこと」
東の界王神は自分に言い聞かせると、鋭い目で上を見上げた。
ビルスの星では青年が聖地へ帰る準備をしていた。
「では、聖地へ戻ります」
「そうですか、また何時でも来てくださいね」
「いいか!お前は絶対に死ぬんじゃないぞ!!」
「大丈夫ですよ、今も修行は続けていますから」
「では気をつけて、界王神様にもよろしく伝えてください」
「はい!」
青年は聖地へ帰っていった。
「・・・・魔人ブウか」
「どうしますか?本来ならばビルス様が担当するべき件ですよ?」
「そうか~?」
「ええ、それなのにいつもの睡眠癖のせいで界王神が四人も殺された・・・・全王様が知ったらどうなるか」
実はビルスは青年が訪ねてくる直前まで数年程寝ていたのである。
「!!!・・・だけどアイツがいるからもう大丈夫じゃないか?」
「おや?随分と彼のことを買ってるのですね?」
「神としてはアイツはまだ未熟、だが戦士としてなら・・・・」
「確かに、ビルス様が8割の力を出してやっと優位にたてる程ですものね」
「余計なことを言うな!!・・・・とにかくアイツなら大丈夫だと思うが、様子を見ておくか」
「では、魔人ブウを捜索してみますか」
「ああ、今はそれだけにしておこう」
数時間後、界王神界では東の界王神が魔人ブウを探していた。
「どこだ?・・・・・早くしないとまた次の星「ただいま戻りました」・・!!」
突然の声に驚き後ろを振り向くと少し服がボロボロになっている青年が立っていた。
「どうしたんですか、その格好は!?」
「少し寄り道したらちょっと絡まれまして、相手をしてたら服だけボロボロになっちゃいました」
「そうでしたか・・・」
「取り敢えずビルス様に今の状況は伝えてきました」
「ありがとうございます、ところでその指輪は?」
「・・・・・実は先程、界王神になっちゃいまして」
「え!?じゃ、それは時の指輪ですか?」
「はい、大界王神様とビルス様がお二人で先に決めていたようでして」
「・・・・では私からは何も言う必要はありませんね、それに心強いです」
「ありがとうございます・・・・ところで奴等の居場所「それなら私達が見つけておきましたよ」!!」
青年の背後にいきなりウイスとビルスが現れた。
「ウイス様とビルス様!!何故ここに?」
「いやあ~事情を聞いたら、何か君達じゃ頼りないからちょっと手伝おうかなと・・・」
「・・・素直じゃありませんね~~」