銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:Haganed

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こうなっちゃったか……

 ~シヴァside~

 

「…………どうしてこうなった?」

 

 

 時は遡る事数分前……だと思うね。あ、今の状態を簡潔に説明するとのぉ……話に出ていた『ライム・ベル』が『ルテン』に捕まってる。以上。

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 ──その数分前──

 

 俺たちは作戦を実行する為にゲートを潜り抜けて、ベル救出作戦を実行した訳だ。先ずはフィールドに出てたんだが、沼みてぇな場所に出たんだよ。鼻が曲がりそうだ。

 

 んで沼を挟んだ向こう側の陸地に倒れているのが見えたから、そこまで行くとレディオ居たのよ。誘いに……ここでは赤の王と黒の王の対決。弱った所を一気に狙うというのだそう。

 

 まぁ誘いに乗った訳さ。ニコの発射される弾幕で煙を起こして、レディオに捕らえられているベルをシノンの狙撃て出来る隙を突いて救出する筈だったんだよ。

 

 “居なかった”んだよ。その『ライム・ベル』ご本人が。捕まえてたレディオも慌てているため、この様な事は想定外だったのだろうが……これには俺たちも周囲を直ぐに見渡したよ。

 

 そしたら居たんだよ、見慣れないアバターが。姿はアマゾンΩに近いが、白銀という事と逆立った毛みたいに鋭くなっている外装。赤い目や特殊な触覚は同じだな。そいつがベルの首にアームカッターを当てている訳だ。

 

 

「貴様は……『ルテン・ヴァイオ』!!」

 

「あったり~、というか僕で~す。久々だねローさん」

 

 

 外見の癖に妙にチャラいな。そのルテンの近場に居たドミナがルテンと対峙する。ルテンは未だ首にアームカッターを当てており、ドミナは静かにトライデントを構えている。

 

 

「へぇ……君、人質取られてるのに武器構えれるんだぁ」

 

「うるせぇ黙れ渡せ」

 

「……赤の他人が虐めてくるんだお」

 

 

 何か拍子抜けしてしまうんだな。ってか気が散って力が入らんが……これが良いや。少し落ち着いて状況整理だ。まぁ捕まえてたレディオが焦っているのを見るとアイツの独断らしいかな?だが姿を見せなかった所を見ると……第三勢力と認識して良いかな?

 

 しっかしピンチなのは変わりない。ここで殺されでもしたら面倒だかんな。というかドミナ、お前は何で武器を構えた?エイドの援護で救出しようとしてるのか?

 

 

「ねぇねぇ、今すぐ武器下ろさなきゃ殺すよ?」

 

「殺れるんなら殺れや、その前にお前を殺s「ほいっと」」 

 

 

 …………これには誰もが顎が上がらない。いやマジで、普通人質は取っておく事で真価を発揮できるのに。コイツは何の躊躇いも無く首切り裂きやがった。ドミナはというと……

 

 

「………………ホントに殺る奴があるかあぁぁぁぁ!!!?」

 

「アンタが殺れつったんでしょぉおがあぁ!!!!」

 

 

 一気に2人とも接近して槍と腕を振り下ろそうとしている。しかし、俺はこの光景に似たものを見た事がある。

 

 まぁ分かる人は分かるだろう。銀○での土○と銀さんで、薔薇ガキのあれだ。

 

 案の定、槍と腕は地面を叩き付ける形となり土煙を発生させて視界を奪った。しかもニコのミサイルの煙より遥かに広範囲に発生させている。これには誰もが目を閉じなければならない。

 

 次の瞬間、レディオの叫び声が聴こえたと思いきやポリゴンが砕ける音が聞こえたんだ。

 

 視界が開けてポリゴンが砕ける音が聞こえた方向を見ると、そのルテンと……何故この場に居るのか理解できない奴等2名が居た。

 

 

「イエロー・レディオ!!?それにベル!!?」

 

 

 ルテンは次多分本物であるレディオに捕まっている本物のベルの首にアームカッターを当てる。因みに首をやられ倒れていたベルは偽物らしく直ぐに消えた。

 

 

「さてっと……お集まりの皆様どーもー、改めてだけど『ルテン・ヴァイオ』。バウンサー集団の一介でーす」

 

「ルテン、早く用件を言いなさい。面倒なんですからコレ」

 

「はいはいゴメンゴメン。んじゃ早速……BP5万と強化外装3つね」

 

『!!!?』

 

「やだなぁもー、これだから勘が良くても直ぐ言わない人苦手なんだよなぁ。じゃあ言うけど、僕たちはテットリ早く偽物サーカス君倒して尚且つ『ライム・ベル』を救った……本来なら依頼しなきゃいけないのを態々救ったんだから、それ相応の報酬は貰わなきゃねぇ?」

 

「ふざけるな!!それがお前らが勝手にやっただけだろ!!何で報酬を払わなきゃいけねぇんだ!?」

 

 

 ルテンの言葉にクラインが指摘する。クラインの言う事は尤もだ。勝手に割り込んで来て勝手に始末して勝手に報酬を貰おうとする。些か何でも屋を前にしてた身としては言いたい事が山ほどあるが……ルテンは何故かアームカッターを首から離し、レディオはタクに向けてベルを投げた。

 

 すると今度は本音だろうと思われるが拍子抜けしてしまう態度に早変わり。

 

 

「貴方ナイス!!いやぁ、こんな人久しぶりだよぉ。そう!!これは僕たち2人が勝手にやった行為!!それに報酬を払う義理なんて無いよね!!」

 

「すいません今から土下座させますので」

 

 

 ステッキらしき棒を瞬時に取り出したと思いきやルテンの後頭部を思いっきり殴って顔を地面に埋めさせた。唖然としている者は多く居たが、その中でもドミナは溜め息を吐いていた。

 

 んで空都に戻りカフェに入ったんだが……何故かデュエルアバターを脱ごうともしない。復活したルテンの話では、素顔がバレると仕事に支障をきたす恐れもある為外せないのだとか。ルテンの素顔自体はネガビュメンバーもプロミネンスの2人も知らない。

 

 そして本題だ。ルテンとレディオから協戦契約を結ぼうと提案してきた。彼方が提供するのは戦力、そして求める報酬は……無し。これには誰もがルテンを見た。

 

 今この世界で面倒な事案が起きているのは少なからず知っている。現に現れた偽物が、何をしでかすのか理解出来ない。これらから戦力としてルテンとレディオの2名を戦力として加える事。報酬が無いのは、この世界ではBPの集めやすさが幸いとなり無報酬という結果に。

 

 だけどな、これには俺だって腹立たしい。現にドミナが俺と同時に隣の椅子に座って無報酬という事を指摘。のらりくらりと対応していたルテンだったが、最終的にはこの世界の金の一部提供を交換条件とした。相手方は渋々だっだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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