銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:Haganed
~キリトside~
さて……オースが仲間に加わってユイを救おうという事で出発した訳さ。あ、まだあの二人は来てないな。恐らく何かしてんだろ。ナンか。
んで進んでいく為にダンジョンに進んで行ってね、分かったんだよ。
・・・・・・・・・
アイツら頭おかしいんだよぉ!!!何でオースは剣、弓、ましてや銃も使わず何で戦車に搭載されてそうな大砲片手で持ち上げれんだよ!!?普通破壊エフェクトはポリゴン四散なのに、何でルテンが倒しただけでリアルな血のエフェクトが出てんだよ!!?何でオースとエイド息ぴったりなんだよ!!?癖なんて知らねぇよなぁ!!?
言いたいことは山程あるが関わっては俺の胃に穴が開きそうなのは言うまでも無い。目の前のオーバーキル、血溜まり、息合いすぎ連携を見てると思考放棄したい。そこにレディオが俺の肩に手を置いたのが分かったが、意味としては同情の意味が100%だろう。
まぁ俺たちも大概だろうな。うん。何時も何時もアイツから出される課題やら何やらと……それらを難なく果たしていく俺たちも俺たちなんだよなぁ。
例えばぁ?【ソロで態とトラップ起動させて出現してきたモンスター全滅させるまで帰ってくるな】とか、【ポーション、結晶アイテム持たずに10時間耐久戦(vsレイド49名)】だったり?こんなの出きるかって思う事ばっかなんだよなぁ。
目の前にアイツが居たら左手中指立てて、右手親指を下に向けてる所だわ。何でんなキツい事せにゃあかんのだ?こんなSSを俺の中の人が見てたら、どんな反応するんだろうか…………流石に見ることは無いか。
「ドーラの4.8t溜爆弾をドーン!!!!」
「オース!!!こんな所で使うnスピイィィィィン!!!!」
「あぁ……良い人生でした…………」
「ハル!?戻って来て!!お願い!!!」
「イッツソークレイジィー!!!!!」
「何で俺までエェェェェェェ!!?」
「オォォォォスゥゥゥゥゥ!!!!!あとでプラチナにィィィィィンビジブルゥゥゥゥ!!!」
「レディオ!!お前まで巻き込まれ…………あ、駄目だこりゃ」
結果、カオス空間を産み出して俺たちはHPを数ドット残した。その後でオースを皆でタコ殴りした俺たちは悪くない。悪いのは爆弾落とした厨二病だ。
「今俺のHPが1ドット位しか無いんだが?」
『『自業自得だクソッタレ』』
驚くほど息ぴったりに声を揃えて言い放ったオース以外の全員。回復にはポーション使ったり回復魔法とかで補って終わった。そしてオースは何故かリジェネの機能があったので徐々に回復していってる。
何故コイツにリジェネあるのか理解できない。やはりこの世は色々可笑しい……アイツが居る時点でもっと可笑しいんだが。因みにルテンはモンスターを捕食すれば回復する仕組みなのだそう。わけが分からないよ。
さて、今BB内のフィールドに出たんだが……何故か先に戦闘が起きていた。急に来た白い斬撃が俺たちの頭上を通り過ぎて建物が一部崩壊していた。
……もうお分かりだろう。レディオが説明してくれたよ。今戦っている白い侍と青い騎士、青い騎士は『ブルー・ナイト』。オリジネイターであり青の王。
白い侍は『プラチナ・ロード』。オリジネイターの一人であり、何でも屋のリーダー。最強の一角であるプレイヤー。
ブルー・ナイトが剣に青い光を纏わせてリーチを出しながら戦っているのに対し、プラチナ・ロードは全身に白い光を纏わせてテクニカルに戦っている。
「派手だねぇ……やっぱオリジネイターは違うねピエロ君」
「アンタたち二人は私やグランデに勝ってるでしょうに、何を今さら」
「噂の一つがまさかの真実だった件について」
「何故こうも平然としているのか不思議なのです……」
「噂ってなぁにぃ?」
「絶対防御を誇る『グリーン・グランデ』。オリジネイターの一人で緑の王だけど二人のプレイヤーに全損間近までさせられた件」
「この世はもう…………化け物しか存在しないのかッ!?」
「世も末だねぇ……お兄ちゃん居るから実感湧かないけど」
『それな』
もう感覚云々が麻痺ってて可笑しいんだよなぁ。異常やイレギュラーに慣れてしまったんだよなぁ。そんな事を思いつつ目の前の光景を見ていく。洗練された動きでブルー・ナイトの攻撃を華麗にジャンプしたりして避けていくプラチナ・ロード。
刀で攻撃するのかと思いきや、今度は中距離で射撃をしたプラチナ。BB勢以外の俺たちは驚くがオースが説明してくれた。
「プラチナの武器は【銃剣】。持ち手の部分が移動して刀での攻撃と銃での攻撃を両立させたハイブリッド武器だ。今使ってるヤツは装弾数6発の【レディアント】、威力はバカ高い」
「相手どろうと思うのは完全に無理ゲー」
何故か妙に納得してしまう俺たち。そんな話している間にもプラチナの見せる華麗な動きや、一瞬の隙を突いた攻撃、ガンカタが素晴らしい。分からんが。
ブルー・ナイトも負けじと応戦していく様子が伺える。プラチナの敏駿性に追い付こうと剣を振るう速度をドンドン速めていく。単純な剣筋だが俺でも防ぐのがやっとと思える程の速度だ。
しかしプラチナ本人は刀部分でいなしたり、避けたりと恐ろしく速い。反応速度も素早く、まるで銀将さんの速度を端から見ている感覚だ。
「な……何だよ、あの速さ!?」
「幼馴染みだから言えるんだけどね」
ルテンが口を開く。幼馴染みという言葉が出てきたのは少し意外。
「生まれ付きなんだよね、あの速度出せるの」
「…………というと?」
「生まれ付き、まぁ現実でもあの速度は出せるよ。一時的だけど自分自身の体感速度を1/10秒までに遅くさせて、威力や速度を向上させる事の出来る体質。確か御祖父さん譲りだって聞いたよ」
……何じゃそりゃ。恐ろしく強いな。1/10秒の世界に居るプラチナは誰よりも速く、誰よりも強く……誰よりも孤独そうだな。
当のプラチナはブルー・ナイトの剣に素早く乗り、剣を足場にして縮地の技法を使用しているかの速さで刀の部分で乱舞をする。素早く、美しく、白い剣筋が鮮やかに舞っている。