銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:Haganed
プロローグ the beginning
………………どのくらいの時間が経ったのだろうか。
確か自分は暖かい家族に見守られ、寿命でこの世を去った………筈なのだ。なのに、今見えているのは白い世界。
そして目の前に………何か老人が居た。
「やぁ。君が転生したい人物か。」
何を言ってるんだ?と考えたが直ぐに思い出した。子どもの頃、そんな転生に憧れて転生慕いなと心に願っていた時期があった。………まさか、戯れ言に付き合ってくれるという奴もいるものなんだな。
「いや、心の声聞こえてるからね?」
………マジで?
「マジ。と、それより時間が無いからさっさと進めるよ。今かは幾つか質問するから、それに答えてくれ。」
あ、あぁ。うん。
「えーと先ずは……転生先からだな。何処が良い?」
……………そうだな………んじゃあ『ソードアート・オンライン』の世界。
「………ほんとに?そこデスゲームに巻き込まれるんじゃなかったけ?」
何で知ってんだよ。別に良いじゃん、行きたいんだし。
「ほんとに?」
本当だ。
「………ならば良し。」
何がだよ。何が良かったんだよ。
「次は転生特典とやらなんだけど………希望はあるか?」
…………スタンドだな。勿論自分が作ったやつで。
「んじゃあ、その情報を教えてくれ。」
《説明中》
「………中々のチート。」
良いじゃん。これで良いんだよ。
「ん、分かった。最後に記憶はどうする?消すか、残すか。」
…………残しておいてくれ。何かと使い勝手が良くなるしな。
「ん、オーケー。それじゃあ行ってこい。」
『5年後』
………俺の名前は『坂倉 銀先』(さかぐら ぎんせん)。今の名前だ。
何で銀が付いてんのかって?銀髪天パになってるからだよ。
俺の今の親父も銀髪天パだが真面目で塾を開いている。
名は『坂倉 銀将』(さかぐら ぎんしょう)。年齢36歳。
当の俺は一歳の頃に勉強を始めたので、親父に一歳の頃から勉強は教わっている。何時も分かりやすくアドバイスしてくれるので、普通に学校の先生より上手い。
さらには剣術の先生なので俺は教えてもらっている。
今では俺は子どもながら大人でも倒せる力と技量は持ち合わせている位だ。
俺の今の母親は検察官。
名は『坂倉 彩月』(さかぐら さつき)。
中々仕事がハードな為、家に居るときは少ない。だが家に居るときは、目一杯俺を愛してくれている。一応俺は精神年齢は母親より老けているし、記憶も母親より多く保有している。だが、何故か母親には抗えない。
今の俺は5歳。2013年6月7日。広島に住んでは居たが、引っ越しで今は………
「着いたよ、二人とも。埼玉。」
「やっとか~。」
「ん~、もうちょっと先を撫でていたかったな~。」
「いや、降りようよ。」
「さて、降りますか。」
トラックから俺たちは降りる。因みに今の俺の所持物はスタンドを除いて俺の身長に合わせた木刀のみ。
目の前にそびえ立つ広大な敷地を持った家。ここが新しく過ごす場所らしい。
運送業者に荷物や家具の配置等を頼んでもらって、後は自分たちの荷物整理なのだが………はっきり言って両親がやってくれるので俺は新しい家の縁側で剣術の練習をしていた。
「あ、そういや父さん。」
「んー?」
「お隣さんに挨拶しなきゃなんないでしょ?だから先行ってて良いかなって?」
「構わないぞー。」
「分かったー。んじゃ行ってくるわー。」
玄関へと行き靴を履いた後、お隣にご挨拶をしに行く。
んで、五歳の見た目なので結構好感を持たれるのは必然的だ。
最後の一件、俺の家の左隣の家へと歩みを進める。
『桐ヶ谷』
インターフォンを押すと、声が聞こえた。
『はーい!!!』
銀「すみませーん、先程引っ越して来た者ですー。」
『少々お待ちくださーい。』
ドタドタと音が聞こえたと思うと目の前の扉が開いた。
「まぁ!!!」
「どうも、先程引っ越して来た坂倉銀先と言います。」
「これはどうもご丁寧に、礼儀正しい子ですこと。桐ヶ谷翠と言います。」
「宜しくお願いします。」
「是非、家の子たちと仲良くやってほしいわね♪」
「お子さんが居られるのですか?」
「あ、気になる?じゃあちょっと待っててね。」
そう言うと翠さんが家の中に戻って、誰か呼んでいる。
少し待つと、男の子と女の子が翠さんに着いてきている形で来た。
「お待たせしましたー♪それじゃ二人とも、自己紹介しよっか?」
「うん!!!」
男の子の方が元気が良い。
「僕、桐ヶ谷和人!!!君は!?」
「坂倉銀先さ。呼びにくかったら銀君でも良いよ。」
「宜しくね!!!銀君!!!」
「宜しく。所で何歳?」
「今は四歳だよ!!」
「そっか。僕は五歳だよ。」
「それじゃあ銀君はお兄さんになってるのねぇ♪」
「それと、こっちが僕の妹のスグ!!!」
「直葉、ご挨拶は?」
「……………」
「隠れたまま出てきませんね。何でだろ?」
「スグ、ご挨拶は?」
「…………れ。」
「???」
「それ。」
不意に指さした方を見た。あ、木刀持ったままだ。
「これ?木刀だよ。」
「おぉ~!!!カッコいい~!!」
「何で銀君は木刀を持ってるの?」
「お父さんが剣術を教えてて、僕も習ってるんですけど……癖で木刀を持たないと安心出来なくなっちゃって。」
「銀君すご~い!!!」
「そんなに凄くないよ。三歳からずっと続けてると体が慣れてくるものさ。」
「三歳からやってるの!?凄いわねぇ!!」
「話を戻すけど、ごめんね直葉ちゃん。怖がらせて。」
あ、隠れた。まぁ時が経てば仲良くなるでしょ。
「スグ、挨拶しないの?」
「良いよ、恥ずかしいだろうし。今度は両親と一緒に来ます。」
「あら、それじゃあ楽しみにしてるわね♪」
「じゃあね和人君、直葉ちゃん。バイバイ。」
「バイバーイ!!!」
「といっても、お隣さんなんだけどね。」
「あ、そうなんだ。」
取り敢えず、家に帰って手伝うか。