銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:Haganed
『2024年8月 第56層 聖竜連合本部』
~シヴァside~
「………以上で『【ラフィン・コフィン】討伐会議』をこれにて終了させていただく。各自準備を怠るな」
それと同時に皆、席を立つ。この会議にゃあ【聖竜連合】【血盟騎士団】【風林火山】俺たち【奇兵隊】や攻略組が居る。
内容としては【Laughing Coffin】の討伐。
何故起こったのか。最近ラフコフの動きが活発になってきている。即ち、殺しが頻繁に発生しているのだ。
そこで見てみぬふりを続けた奴等がラフコフを潰す為に始めたのだ。こちらのレベルにも人数にも勝っている為、この会議に異を唱える者もいなかった。
ただ2人、俺とヒースクリフは、秘密を口にはしなかった。
アイツと俺の『鉄の鎖』は。
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『第49層 ギルドホーム』
今は自室、まぁプライベートルームに居るんだがユウキが来ている。………当たり前か、怖いんだもんな。
「………お兄ちゃん」
「どうした?ユウキ。もしかして、怖い?」
「………うん」
少し震え、頷く。まだ年端もいかねぇユウキ、もしかしたら誤って殺すことでもあれば………ユウキの心は苦しみ続けるだろう。
「………アイツらには言っておくよ。ユウキ、怖いのなら行かないで大丈夫だから」
ユウキの頭を撫でる。それだけでユウキは少し落ち着いた表情になる。だが不安を取り除くことは、俺ではここが限界らしい。
ここで、扉のノック音が聞こえる。
「シヴァ、俺だ」
「………遠慮すんな、入れ」
扉が開かれる。3人、アスナとキリトとシノン。あの場には俺を含んだ、最初の5人が会議を聞いていた。
「………お前らも、怖いか?」
「………正直、怖いです。もしかしたら、殺されるかもしれないんですから」
「………だろうな。………何なら抜けるか?んな怖いならやらねぇ方が良いだろ」
「………だが、アイツらの行動には目に余る物がある。それを放置してると、何時か全員死ぬ。だったら俺はアイツらを………」
「………キリト、お前の言いたいことも分からんではない。だが、武器破壊だけにしとけ。それで後悔したくねぇだろ?」
「………分かってる」
「………お前ら、部屋戻って少し頭冷やしてこい」
「………分かった」
そう言って、アスナとキリトは部屋を出た。だが、シノンは残っていた。
「………どうしたよ?シノン。お前が残るのも珍しく無いが、なんつー面構えしてんだよ?折角の顔が………」
その時だった。シノンが俺に身を預けて来た。
「………お前も、怖いもんな。いや………お前は『特に』か」
「………ごめん」
「謝らなくて良い」
こちらはシノンの体を抱き寄せる。
「…………」
「怖いなら、それで良い。重荷なんざ全部捨てて構わない。その分背負うのが、俺の役目だしな」
「…………」
「それか、俺と一緒に逃げるか?一緒に逃げて、一緒に暮らすっていうのも悪かぁないだろ?」
「………フフッ。何それ?告白のつもり?」
「………そんなんだったら、良いなぁ」
「………ねぇ、シヴァ」
「………何だ?」
「………いえ、何でも無いわ」
「そうかい。………なら準備でもしてこい。そんで、さっさと寝ろ」
「………なら、怖いから………今日は一緒に寝て」
「分かった。さっさと準備してこい」
シノンは、部屋を出ていく。………お前ら、すまない。
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『その夜』
「………シヴァ、起きてる?」
「………どうした?」
「………無茶はしないで」
「………出来たらな」
「じゃなかったら………許さないから」
「………分かった」
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『翌日』
聖竜連合本部前に集合する者たち。そこには、ただならぬ緊張感が張り詰めていた。
「コリドー・オープン」
シュミットと呼ばれる人物が回廊結晶を使用する。門となった結晶を潜っていく者たち。………いよいよか。
「ヒースクリフ」
「分かっている。既にメンバーには伝えてある。勿論、聖竜連合にもだ」
「………そうかい」
俺たちも門を潜る。潜ると道、道が続いていた。
そこを暫く進んでいると、広場が見えた。あそこか。
すると、聖竜連合と血盟騎士団の奴等が立ち止まり………
「「タンク!!!この道を封鎖しろ!!!」」
2大勢力のタンクが道を塞ぐ。それにより戸惑いが生まれた。
「おい!!一体どういうことだ!?こんなの聞いてないぞ!!」
攻略組の1人が叫んだ。それを期に皆が騒ぎだした。
『聞いていない』『何をしている』そんな叫び声の中、俺は進んだ。
「………!?おい!!!シヴァ!!!」
キリトが呼び止める。それを聞きもしない。俺は聞く必要がない。
「おい、シヴァ!!!何とか言えよ!!!」
「………悪いな、お前ら」
俺は振り向き、キリトたちに向き合う。
多分、俺は悲しい顔をしていると思う。アイツらを裏切る様な真似をするからな。
「お前らは、ちゃんと生きろ。何も背負うな。俺が全部背負うさ」
「お前………自分が何言ってんのか!!「総督命令だ!!!」ッ!!」
「………俺に、背負わせてくれ」
キリトたちの制止なんて聞かない。これは俺が決めた『己の誓い』なんだ。
俺は奴等が空けた隙間を通り、広場に入る。
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『広場』
周囲を見渡すと、フードを被った奴等がゴロゴロゴロゴロ………お肉たっぷりビーフシチューか?このヤロー。
「よぉ!!!Poh!!!態々来てやったぞ!!!それとも、また某森の熊さんの名前を言われたいのか!?」
「居るわ!!!」
「おっ出てきた出てきた」
「なぁヘッド!!何で1人だけなんだよ!?もっと大人数で来んのじゃねぇのかよ!?」
「アンタが誰なのか知らねぇが、俺1人だ。言っとくが俺は強いぞ」
「お前、何で、1人?」
「アホか。これから此処がZ指定になるから、俺が来たんだろ」
武器である『神壊刀・壊無』を引き抜き、相手方に向ける。
「要するにだ、俺ぁテメーら皆殺しって訳だ」
「いやぁ、やっぱ良いねぇ。お前のバカさ加減はよぉ………そこが気にいってんだよなぁ」
Pohが降りてくる。それと同時に周りに居た奴等も降りてくる。
「んじゃあ………俺も皆殺しだ」
『ヘッド!?』
「良いのか?仲間裏切るなんてよ」
「いんやぁ、仲間なんぞ興味はねぇ。俺が興味あんのは………」
刹那、Pohは大型ダガーを出し、俺は壊無で
吹き飛ばした
『!!!!!?』
「お前なんだよぉぉぉぉぉ!!!」
「うぉおおおおおおおおおお!!!」
ラフコフのメンバー共を切り進み、俺たちは互いに横を通り抜け刀とダガーをいなしあい、ラフコフメンバーを斬る。
刀とダガーを構え、俺とPohは互いに背中を預ける。
「俺が殺るまで」
「死ぬんじゃねぇぜ」
「「brother」」