銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす   作:Haganed

4 / 132
交流会

『2013年6月14日』

 

「じゃあ行きますか」

 

「おー」

 

 

今から桐ヶ谷家に向かいます。母親は仕事で来れないが、「また別の機会に会えば良いでしょ」なんて言ってた。

 

両親は基本的楽観的だ。それにより俺が一歳の時に言葉を話したり、英文を書いたりしてても凄いとしか思ってない。

インターフォンを押すと翠さんの声が聞こえる。

 

 

『何方ですかー?』

 

「翠さーん、銀先ですー。改めてご挨拶に伺いましたー」

 

『あ、銀君!?ちょっと待ってて!!』

 

 

インターフォンが切れると、ドタドタと玄関から足音が聞こえてきた。

 

 

「銀君来たのー!?」

 

「来たぞー!!」

 

「和人ちょっと待って!!」

 

「こんにちわ」

 

 

父さんが平常運転で良かったよ。

玄関の扉が開けられると和人が手を掴んできた。

 

 

「銀君やっほー!!」

 

「和人君来たぞー。後お父さんも来たよー」

 

「銀君のお父さん?」

 

「初めまして。銀先から聞いてるよ和人君」

 

「あら、お父さんだけかしら?銀君」

 

「お母さんは仕事で忙しくて」

 

「それよりさ!!!一緒に遊ぼ!!!」

 

 

兎も角、父さんを横目で見る。

分かってくれたのか………

 

 

「すみません、しばらく銀先を遊ばせてやってもらえませんか?」

 

 

俺じゃねぇんだよ!!!

 

「あら?貴方の方はどうなされるんですか?」

 

「いえ、これから塾の準備もありますので」

 

 

父さんはしゃがんで、和人と目線を合わせるようにする。

 

 

「和人君だね、銀先と遊んでやってくれ。銀先はあまり遊ぶことをしなかったからね」

 

「うん!!!行こっ、銀君!!!」

 

「分かったから引っ張んないで。バランスが」

 

 

連れていかれました。………考えてみりゃ、俺キリト…和人のお隣さんになるってラッキーなのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

縁側にて

 

「………スゲーな、和人」

 

 

いや、四歳で何ラジコン作ってんだよ。動きメッチャスムーズぅ!!!

 

 

「へへん♪凄いでしょー♪」

 

「あぁ(将来有望だな。)」

 

 

不意に視線を感じたので、振り向いてみると曲がり角に隠れている直葉ちゃん。

目が合ったのか直ぐ様顔を引っ込める。

 

「………そういや和人。ここ道場なんだな」

 

「ん?あーここね、お祖父ちゃんが『けいこ』する為に建てたんだって」

 

「ちょっと体を動かしてきても良いか?勿論、この中で」

 

「うーん……お祖父ちゃんに聞かないと分かんない」

 

「そっか。ちょっと中を覗いてみますか」

 

 

立ち上がって、その道場とやらに向かう。

和人もてってと走って追いかけてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

その場所に着いた。中では一人のジジイが一所懸命に竹刀振ってる。剣道かな?

 

 

「頼もー」

 

 

がらがらと扉を開けると、こちらに視線を向ける年食ったジジイが一匹。

 

 

「………誰かね?子どもが来て良い場所では無いぞ」

 

「いえね、ちょっと体動かしたくて……」

 

 

そのジジイは俺の木刀を見ていた。

 

 

「………真似事はよした方が良いぞ。怪我をしたくなければな」

 

「その台詞、そっくりそのまま返すよ。アンタみたいに競技をする為に強くなるどうこうでやってても、俺には勝てない。それと真似事じゃあない。父さんが剣術の先生なんでな。何時も教えてもらってる」

 

「それに関しては躾がなっとらんガキだ」

 

「そっちこそ、剣道やってんのに躾がなってねぇジジイだな」

 

 

着いてきた和人は扉から覗きこむのみ。

んまぁ恐いのは仕方無いか。

 

「………そこまで言うのであれば………剣で戦うのが良いじゃろ」

 

「奇遇だねぇ、俺もそっちの方が分かりやすくて良いぜ。つっても、俺は剣術でアンタは剣道だ。全く違うものとの対決でも良いのかい?」

 

「ふん、違いがあろうが何だろうが躾のないガキには丁度良いじゃろ」

 

「んじゃあ始めるか」

 

 

俺はその場所の中央から少し離れた所に立ち、ジジイも同じ様にした。

ジジイは剣道の中段の構え。対し俺は、刀身部分を胸辺りの所で構え峰部分に手を添える形に構える。

 

辺りに静寂が響き渡る。一瞬でも気を抜けば勝負が着く中……俺は………

 

 

 

わざと気を許した。

 

 

「かああああっ!!!」

 

 

ジジイがウルセー。それと同時に突っ込んできた。

面狙い、んまぁ『先ずは』だな。

 

俺は柄部分を持っている腕を上げ、刃をジジイの放った竹刀に向けた。

 

受け止めるんじゃない………いなして一瞬で鎮めろ!!!

竹刀の軌道がずれると、そのまま一歩踏み込み左手の甲に一発お見舞いさせる。

 

 

「ッア!!!」

 

「!?ぐっ」

 

 

まだまだ!!!次は右手に向けて下から上へと突きを放った。

 

 

「ラアッ!!!」

 

「カッ!?」

 

 

手から離した竹刀を持ち、体全体を使って左側の顔面向けて振るう。

しかし…………

 

 

 

 

 

 

先程帰った筈の父さんに弾き飛ばされた。

 

 

「はい、二人とも終了です。お疲れさまでした。」

 

「!?」

 

「また何時ものだ。」

 

 

俺の父さん、銀将は何時そこに居たのかすら分からない程素早い………というのが父さんの持論。そんな速度で動けるバケモン見たことねぇよ。

 

 

「銀先、また相手を挑発する様な発言を……」

 

 

この時、俺は完全に体が震えている。だって………

 

 

「言葉づかいはキチンと丁寧に使いましょう。」コツン

 

 

こういって頭をコツンと叩く。叩くのだが………それで地面にめり込むって、どんな威力なんだよ!?

 

「あ、銀君が落ちた。」

 

「」

 

「すみません。何分ひねくれ者なので。あ、先週お隣に引っ越して来た坂倉と申します。」

 

「あ、あぁ。どうも、ご丁寧に。」

 

「では、銀先行くよ。」 

 

「はいほい。」

 

 

兎も角、穴から出て道場を後にするよ。次いでに『直しとく』がよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玄関にて

 

「すみません、勝手に入り込んでしまい」

 

「いえいえ、こちらこそ和人と遊んでもらってありがとうございます。和人、お礼は?」

 

「ありがとう銀君!!!また遊ぼうね!!!」

 

「そうだね。所で……直葉ちゃんはまだ慣れませんか?」

 

「ごめんなさいね。直葉はまだ人見知りで。」 

 

「まあ、時間が経てば良くなるでしょう。では私どもはこれにて失礼します」

 

「バイバイ和人」

 

「バイバイ銀君!!!」

 

 

何時もの様に家に戻った。その後、練習メニューがハードになったのは言うまでもない。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。