銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:Haganed
『翌日 ALOにて』
~キリトside~
俺とスグは昨日、あの出来事の全貌を聞かされ隣に居る木綿季と詩乃 ー詩乃はSAO事件から銀が目覚めない事を知って坂倉家に滞在中ー が坂倉家に集合。
そこで話し合っていた途中、何処からか彩月さんが乱入。話の内容を聞いていたそうだ。因みに、どこから聞いていたかというと
「最初っからよ♪」
どうやって入ってきた?ってかどうしたら俺たちが気付かないんだ?
兎も角、俺たちはゲーム内での須郷の行動を打ち砕く必要性がある。彩月さんの推測で「そういうタイプの人間は結構敏感で、ちょちょっと突っつけば尻尾だすわよ♪」などと嬉しそうに言っていたのは良い思い出。
そして、今はALO内。そこでkaimuからメッセで【ルグルー回廊に続く道の途中の湖で待っています】とあったので、少々ごたごたがあったが装備を変えて出発。
そして、その途中の湖に皆が居た。
「おーい!!kaimuー!!………とストレア!?」
「あ、やっほー!!キリトー!!」
「………お兄ちゃん、あれ誰?」
リーファが少々引き気味で俺に尋ねる。いや、引かないでくれよ。
「ストレア!!無事だったんですね!!」
「あー!!ユイだー!!」
「………つまりAI?」
「理解が早くて助かる」
俺とリーファはkaimuとストレアとシノンとユウキと………何故かぐったりして意識が無いアスナとフィリアが居る。
「いや、何でこんな感じ?」
「本来フィールドでログアウトするとアバターが無防備状態になるので私たちが守っていたんです」
「………何時間程なんですか?」
「おおよそリアルで20時間前後」
「「……………」」
「それより、私も疲れました………」
「???兄様、私たちはデータですから疲れる事は無いのですが?」
「ユイ、例えデータであっても処理能力が限界というケースがあるでしょう?それと人間の疲れと似たような物です」
「あー、成る程ー!!kaimuの今までの経緯だと仕方無いね」
「それより、この中で刀使いは居ませんか?」
「私がそうです」
「あ、じゃあ失敬して」
そう言った直後、kaimuは【神壊刀・壊無】に変わる。
初めてセーブモードのkaimuを見たリーファはまじまじと見つめていた。
「あのー、そろそろ装備してくだされば宜しいのですが………」
「あ!!ご、ごめんなさい!!今すぐします!!」
リーファは壊無を拾い、今持っている装備と入れ換える。
リーファは徐に壊無を手に取り、感触を確かめていた。
「どうだ?壊無の感想は?」
「………はっきり言って恐ろしく馴染んでる。さっき装備してた武器より断然馴染んでる」
リーファの感想『恐ろしく馴染んでる』です。ってか壊無がリーファに馴染ませているのか?はたまたリーファと壊無が奇跡的に合っていたのか?
「馴染ませてますよ、キリトさん」
「うわぁ!!!び、ビックリしたぁ~」
「これは失礼しました。そんでもってですが、本来は最初に手に取ったプレイヤーに馴染ませているのです。しかし、今回は事が事の為やむなく馴染ませているだけです」
「………何か………ムカついてきた………」
「兄様、そんな事言ってはいけません!!」
「そう……ですね………そろそろ………寝ます………」
そう言った直後、壊無がセーブモードのまま待機状態になる。話しかけても応答しないので俺たちは残りの2人が目覚めるのを待った。
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それから暫くしてアスナとフィリアが目覚めて、俺たちは央都アルンへと向かう。
「………ん?」
「キリト君、どうかした?」
「あぁ、アスナ。いや………何か見られてる気がしてな」
「???見られてる?」
「私にも反応は無いですよ、パパ」
「もしかして、トレーサーだったりして」
「「トレーサー?」」
「追跡魔法の一種で、大抵小さな使い魔の姿で術者に対象の位置を教える魔法なんだけど………もしトレーサーだったとしても、このフィールドだと見つけるのは困難よ」
「………そうか、それじゃあ目的地まで急ごうか」
「「分かった」」
俺たちはアルンまで飛んでいく。
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~???side~
………一体、何時になれば解放される?どのぐらいの時間が経てば俺は戻れる?
でも、何故そう思うのかさえ………分からない。
大事な何かを忘れている………そんな気がしてならない
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~シノンside~
銀………待ってて。今すぐ助けに………行きたかった。
アルンに向かう途中の洞窟でリーファがトレーサーなる使い魔を破壊したことにより、私たちはルグルー回廊で迎え撃つ作戦を取る。
振り向けば、複数体のサラマンダー。前衛にタンク三体に後衛にメイジ8体の布陣。
キリトが対策しようとしたが、そこでリーファの装備として休んでいたkaimuが動き出した。
アクティブモードに移行したkaimuがしようとしている行動は………もう銀………シヴァを見ている感覚であった。