銀髪スタンド使いの転生者はSAOの世界で第二の人生を過ごす 作:Haganed
『環状氷山フロスヒルデ』
「………………ィィィイイイイイヤッフゥゥゥゥゥウウウウウ!!!オラオラァ!!!そこ動くなモブ共!!テメーらの首綺麗に斬れねぇだろぉ!!」
音楽妖精領主『フォルティ』は壊れている。普段は活発な子、自由人、基本的明るい子だ。……普段はね。
今モンスターを一掃しているのは、そのフォルティである。フォルティは武器を持つと性格が豹変する癖がある。しかも使う武器が鎌。これらから何とフォルティが恐れられているか知っているだろうか?
ALO内では『レイス』という通り名で知られている。何故レイスなのかというと、レイスはアンデット系のモンスター言わば霊という存在。そして、ドッペルゲンガーと同じ能力があるからだ。
ドッペルゲンガーは自分の魂が肉体から出た物で、自身のドッペルゲンガー《コピー》を見ると、その見た奴《オリジナル》が死ぬという話もある。
レイスの場合、魂では無く一つの存在として成立している。ただし、姿を模倣することで模倣対象になった人間の前に現れると、その模倣対象は死ぬのだ。
長ったらしい説明であったが、要するにこうだ。
武器持ったフォルティと相手したら一瞬で死ぬからレイス。
そして、今日も今日とてフォルティの暴走は止まらない。
目に映るモンスターを駆逐するまで。
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~キリトside~
チャーハンでシリアル事件から少し経って、俺たちはまたダンジョンへと目指す。目指す筈なのだが……俺たちの進路方向に、鎌を持った妖精の姿が。
「(って、プーカの領主だったぁぁぁ!!!何アレ!?何なのアレ!!?普段能天気な奴が武器持っただけで性格変貌し過ぎだろぉ!!つーか片っ端からモンスター倒してるし!!)」
「(チャーハン!!チャーハン!!チャーハン!!チャーハン!!)」
「(誰だ!?さっきからチャーハンチャーハンと!!つーか脳内に語りかけてくんな!!)」
その発信源を探す。見つけた。見つけたのは良かったが……自分の領主からだった。
「(チャーハン!!チャーハン!!チャーハン!!チャーハン!!)」
「(チャーハンに洗脳されてるぅぅぅ!!シヴァのチャーハン一色に考えが染まってるぅぅ!!)」
「(チャーハン!!チャーハン!!チャーハン!!チャーハン!!)」
「(今度は誰だ!?………)」
続いての発信源を探す。直ぐに見つかったが……それはレインからだった。
「(チャーハン!!チャーハン!!チャーハン!!チャーハン!!)」
「(おいィィ!!レインがキャラ崩壊起こしてるぅぅ!!シヴァの料理に感化されて中毒者になってるぅぅぅ!!)」
「(○ーりん!!○ーりん!!○ーりん!!○ーりん!!)」
「(誰だ今度は○方言ってる奴!?)」
「俺だ」
「シヴァだったんかぃぃい!!!」
そして、このツッコミから僅か5分後。プーカ領主が高度制限解除のボスを倒していた。ある種、俺よりチーターじゃねぇか領主共。
「……フォルティの奴、またあんなに暴れて」
この時はサクヤとアリシャも来ており、領主がプライベートで8人揃っている事例が発生している。
アリシャは素早い身のこなしと反射神経が売りの領主。ただしスキルコネクトの様なシステム外スキルは使えない。
サクヤは……殆ど化け物に埋もれて見る影すらも無いが、まぁそれなりに魔法攻撃と近接攻撃を両立させているので魔法剣士という2つ名付き。
シヴァ?……あれは化け物だ。魔法は完全にサポートの時にしか使わないし、殆ど近接攻撃だ。ウンディーネのHP低いのに。魔法特化の種族なのに。
エイドやドミナ、ガルロックやフォルティ、モーティマーやビーバックもシヴァと同じ化け物だ。
エイドはOSSや弓の扱い、弓矢の適切な使用が上手すぎて化け物。
ドミナは槍を使う様が玄人であり、近中距離戦やSSでの遠距離戦も使いこなすので化け物。
ガルロックは既に色々と化け物。
ビーバックはユウキの速度に着いていけるどころか、さらに速く動けるので化け物に値する。シヴァとの戦闘でも、そのスピードは線でしかビーバックの姿が捉えられないので化け物。
フォルティは……先ほどの通り、性格が豹変して化け物級の強さを手に入れるから化け物。
モーティマーは高速詠唱で魔法を連発する事が出来る化け物。事実、最上位炎魔法を15連発していた。
という風に、何故か領主が化け物という事しか伝えてないが実際化け物が8人も居るので思ってみた。
そのシヴァという化け物をギルドリーダー……ここでは総督か。シヴァを総督として作り上げたギルド【奇兵隊】。そして新たに『リズベット』『ドミナ』『エイド』『ビーバック』『フォルティ』が加わり、俺たちのギルドは意図も容易く行われたえげつない行為で化け物が5体居るギルドになってしまった。
そんな事よりツッコミで疲れたので空都に戻る。
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『空都ライン エギルの店』
「編成?」
「そそ。3組に別れてそれぞれ攻略するってのはどうかなってさ」
「効率は良いがな。その分楽しみは減るが」
「そん時はデュエルでもして憂さ晴らしは如何かな?」
このエギルの営むカフェで、俺たちの総督が急遽3組に別れて行動するという案を出す。俺たちのギルドの人数は計15+7人の計22人。これで7人1パーティー(+@)が出来るが
「同じぐらいの戦力に別けなきゃダメだろ」
「知ってる。だからそれについて話そうよ」
そんなこんなで話し合いの結果
草原部隊:シヴァ、ガルロック、サクヤ、シノン、フィリア、シリカ、エギル、レイン
砂漠部隊:エイド、フォルティ、アリシャ、リーファ、クライン、ノーチラス、ユナ
氷山部隊:ドミナ、ビーバック、リズベット、ユウキ、ストレア、キリト、アスナ
という結果になった。つまりはこれで行くのだ。
………化け物の巣窟になってるんだよなぁ、このギルド。