エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~ 作:RipoD
2022.11.26
ドラゴンナイツと解放隊がギルド設立クエストを終わらせたので講習会に順番が回ってきた。人手は多いのでクエストタスクを分担することができ、1日で終わらせることができた。
夜 3層 ズムフト 宿
「我を呼ぶとは何用か?」
俺とエリスの向かいに座るブルーのマントを羽織った女性は威風堂々とした佇まいをしている
「この3層からギルド創設が可能なのですが、講習会のメンバーでギルドを作ろうと考えています。実は、魔王様にギルドのリーダーをして欲しいと思いまして。」
「ふむ、では引き受けよう。」
「おや、即決でよろしいのですか」
「王たるもの頂点に立ち、民を導くのは道理だ。」
「そうですか、ありがとうございます。ギルド名の命名はここまで一番の功労者のエリスが決めて。」
「ええっ!私ですか?うーんと、エンドワールドはどうでしょうか?この世界の終わりを目指すという意味で」
「うん、それでいいと思う。」
「良きにはからえ」
「ギルド旗も欲しいですね」
「中世騎士の紋章とかあまり凝った作りにすると刺繍が大変になるからシンプルなのを考えて来ました。」
そう言って白地に紺色の円の布を出す。
「これ日の丸を青くしただけなのでは?」
「うん。メンバー全員の故郷である地球を象形しています。」
「私たちの故郷を示す旗、地の丸ですか」
「これは黒地に出来ないのか?悪の軍勢っぽくなる。」
「出来ますよ。周りが濃い色になるので円の青は明るめの色に変えた方が良いですね。」
地球を囲む黒なら宇宙を示すことになるだろうか。
サブマスは立候補で二人の名前が挙がった
リリオ アンジェラ 2層ボス戦にも参加したきっちりしている二人はいかにも生徒会ですっという佇まいだ。
そしてギルマス補佐としてカスミがミルローゼから指名された。短剣の講習で集まってた時のよしみらしい。
俺がミルローゼをギルマスにした本当の目的はもし問題が起きた時の責任者となる神輿を作ったつもりだった。エリスは今でもメンバーからの信頼が厚い。しかし、攻略ギルドから先日の覚書のような圧力を受けていた。それを防ぐためのギルマスの選定だった。
と思ってた時期が俺にもありました。
2022.11.27
設立の翌日、ミルローゼは組織体制を構築し、ギルマスグループを〈本部〉という組織のトップとしてその下にいくつかの班を作り、人を振り分け従わせる体系をとった。ギルメンも妥当な配置を受けたので不満はなかった。エンドワールドの実権は〈本部〉が持つようになった。
昼になりミルローゼに召喚を受け、彼女の自室に入る。
長テーブルに3人が座り、1人が立っている。右手にアンジェラ、左手にリリオ、背にカスミを侍らせたギルマスがいた。
「ふむ、お前は我を傀儡にするつもりだったようだったな」
「ばれてたんですか。」
「王たるもの万人の上に立つ。人として優秀であるのは当然だ。お前は見誤ったな」
魔王様はニヤッと笑った。
〈本部〉の人事によって俺はエリスを班長とする教導班の副長を務めることとなった。
魔王様はしばらくボス攻略には参加せず、ギルメンのレベリング、装備強化に重点を置くようにする方針だし、それに関しては特に俺も文句ない。2層攻略で精神すり減って攻略はもう懲り懲りだった。もともと前世でも管理職に就いたことないから、やりたいという人がいてこちらとしても気は楽だ。長い物には巻かれろ
さらにミルローゼは〈エリスの講習会は解散して消滅、エンドワールドは新しく作られた集団によるギルドである〉ということで攻略組2ギルドとエリスとの間にあった覚書を破棄。ボス攻略する気もないのに攻略参戦を宣言した。もちろん2ギルドは抗議をしたが、本部はどこ吹く風といったように全く受け付けなかった。
ここに攻略ギルドを煽るための準攻略ギルド、エンドワールドが結成された。
ミルローゼがエリスのギルド命名とヴァイリのエンブレム設定にあまり口出さなかったのは創設者2人の実績を配慮したからです。
ギルドエンブレムデザイン
【挿絵表示】
後付け設定になりますがミルローゼのパーソナルカラーの青を中央に置くことで彼女の中央集権も示すことになります。