エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~ 作:RipoD
2025.1.3 10:40
東京都文京区 本郷給水所公苑
年が変わり三が日、エンドワールドで集まれた20人程が公園内周をコースとして周回ジョギングしていた。運動のリハビリを兼ねたものだった。
「冬なのにあちー、水―」
最初に走り終わった興平はスクイズボトルで水分補給をしながら皆がゴールするのを待った。
しばらくして蘭華とイブが競い合って同着する
「ぜぇ、ぜぇ、やるじゃない」
「はぁ、はぁ、あなたこそ」
お互い息が上がりながらも睨み合う。
「ジョギングでムキになることもないだろう」
息が上がることもなく瑠希が二人のあとに続いて走り終わる。
「ふー、長距離はしんどいので嫌いです」
流星は首に巻いていたタオルで汗を拭く。
「ふぅ、ゴールっと!」
「理子結構速いな」
「SAO前はアイドル養成所で走り込みとかもしてたしこう見えて基礎体力あるんだから」
驚く興平にイディアこと理子は力こぶしを作ってみせる。
「光、わたしはもうこれ以上進めないわ。幸せに生きてね」ドサッ
「姉さーん!」
(何やってんだこの姉妹)
興平の前にはゴールした途端に体力に限界がきて倒れたアネットこと亜美と、姉を抱き上げる妹のルチアこと光の姿があった。
続々とジョギングが終わる人が給水を取り出す中、最後にベティことエリザベスが興平の前にまで辿り着く。
「ゼー、ゼー、もうゴールしていいですか」
ふらつきながらもたどり着いたエリザベスは聞く
「いや・・・ベティは周回遅れだったから・・・もう一周だ」
興平は歯切れ悪く残酷な現実を突きつけた。
「あ゛~」
彼女は淑女らしからぬ唸り声でもう一周向かった。
走り終わった彼らは洋風庭園エリアの地球儀の前で一息ついていた。
「おつかれー。この近くにおいしいケーキ屋あるから行かない?」
「あなたゲームでもよく食べてるところを目にしますが。太りますわよ。」
「うっ、今走って消費したから1切れ2切れくらいならカロリーゼロよ」
フィーユこと葉子が誘うが、大きな肉球のロゴのパーカーを羽織って棒付き飴をくわえている金髪碧眼のミレイアが痛いところを指摘する。
「で、どうなの。ALOの必勝法は見つかった?」
ジョギングに参加していたミルローゼこと舞が石段に座っていた興平に聞く
「ゲームバランス取れてるし勝率を劇的に上げる方法なんてないよ」
興平は首を横に振る
「アスカで起こした銃革命みたいにゲームバランス崩してみなさいよ」
「覇権に王道なしだ。装備をエンシェントウェポンで揃えたり、報告書にまとめたところを1つ1つ地道に戦力強化していくしかないな。クラウドにも計画を上げたでしょ」
文句を言う舞に興平は持ってきていたタブレットを見せる
画面にはメビウスの輪が巻き付いた剣のエンブレムの下にAhnenerbe Planと表示されていた
「1年後、2年後もALOの覇権を握るならクラウドブレインにはあまり干渉せずこっちを進めるのがいいんじゃないか」
「むー」
舞はそれでも納得せずに渋い顔をする。
「ゼー、ゼー、やっと、やっと走り終わりました」
走り終わったベティは息も絶え絶えで膝ががたつきながらも興平達のもとへ来る。
「おう、おつかれー。といっても時間だしもうみんな解散するけど」
「そんなー」
ベティはガックリと肩を落とす。
「これに懲りたらリアルでも体力作っておくんだな」
「仕方ありませんわね。わたしも迎えが来ましたし」
「あ」(やべえよ…やべえよ…)
興平はエリザベスを迎えに来た車を見て固まる。車種はジャガーだったが、送迎で路肩に止まってるのがだいたい高級車か外車なので今更驚くことではない。問題はその車のナンバープレートが青いことだった。
「パパからも少しは運動するようには言われてましたし、またお誘いお願いしますわ」
エリザベスはウインクをしてその車に乗った。
「青ナンバーだ・・・訴えられたら国際問題ブクブクブク」
興平は泡吹いて倒れた
「なんで急に倒れたんですか?」
「ベティが外交官家庭と知ったからだろう。彼女のことだから訴えたりしないだろうが」
訳のわからない流星へ瑠希が解説する。
「骨は拾ってあげるわよ」
蘭華は合掌した。
参考程度に 青ナンバーの車
自国企業やステータスの指標になるドイツ車、日本車使ってくれてるところやら様々
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