エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

122 / 178
ソーシャルゲーム 新選組 ~桜華妖乱~
26日から配信予定とのこと
またアスカ戻る時の設定参考にでもなりそう


巨人つながりで憧憬と屍の道聞きながら執筆
h ttps://www.youtube.com/watch?v=3GVscJOL_gk

黄昏(ラグナロク)やら微妙に歌詞が被る



118話 2025.1.14 駆逐してやる!! この世から… 一匹残らず!!

2025.1.15  8:00

 

ALO アルン 裏路地奥

 

 

スリュムヘイム攻略を担うフブキ隊は他のプレイヤーに行動を悟られないようパーティ単位でバラバラに分かれた上でアルン裏通りの入り組んだ路地を越えた先にある木戸の前に集結していた。

 

「尾行なし、ヨシ。作戦開始」カチャカチャ

ヨツンヘイム下見の時に手懐けた象水母型邪神級モンスターから貰った鍵でヴァイリは隠し通路の戸を解錠する。

 

 

「よし、行くぞ」

フブキが先頭に立ち、アルンとヨツンヘイム直通の階段をぞろぞろと下っていく。

 

 

「49人フルじゃないの?」

「簡単にクエストクリアするには空き枠が必要なんだよ」

最後尾のヴァイリの班に6人目として組み込まれたクエスト見届役のリリオが聞いたが彼は気にすることなく答える。

 

 

「そういえばカーラは弓も使えるのか」

「弓道も多少はね。他にも弓持ってる人いるしそれなりに使える人いるんじゃない?」

今回弓装備のカーラがそう言うのでヴァイリは前方集団を見渡すと、サラマンダーのアプリルやインプのイブが弓を背負っているのを見つける。

 

 

 

階段トンネルの出口の光が大きくなるのと同時に一行の頬に冷たい霜が当たり始める。

 

トンネルを抜けた先は凍てつく風が吹く雪と氷に覆われた地下世界が広がっていた。

 

「へぇー・・・」

初見で来た人からはその幻想的な光景に目を奪われていた。

 

「主―、階段が途切れているがここからは?」

フブキは階段が途切れた先端から叫ぶ。

 

「待ってろ、今渡しを呼ぶ」ピイイィィィィ

ヴァイリは懐から出したホイッスルを吹くと、地上の森から5つの白くて大きいバルーン状のものが浮かび上がってくる。

 

「おーよしよしダ○ボ、いい子にしてたか~?」

ヴァイリは近づいてきた邪神モンスターをわしゃわしゃと撫でる。

 

「またデンジャーな命名を・・・確かに大きい耳で飛んでる象みたいだけど」

カーラがぶつぶつ言いながらも自分が手懐けたゾウクラゲを呼び出す。

 

「よしよし」

「うーん、このつぶらな瞳がかわいいですね~」

「従順な下僕は好きよ」

クロン、リュミル、リリエラ、クロンもそれぞれ慣らしたゾウクラゲを撫でる。

 

「1体につき定員10人だ。上手く分かれてくれ」

ヴァイリ達が用意したゾウクラゲ5体に分乗し、一団はヨツンヘイムの空へ飛び立った。

 

「よし、あの上の大きい氷塊まで上げてくれ」

ヴァイリの指示通りゾウクラゲ5体はスリュムヘイムへ向かう。

 

途中、ヴァイリ達とフブキの乗るゾウクラゲの背中が光り、女性の巨人の像が現れる。

「私は湖の女王ウルズ、我らが眷属と絆を結びし妖精たちよ」

 

「ウルズの登場でクエストのフラグが立つ。予定通りだ」

「そのようね」

ヴァイリはリリオに耳打ちする。

 

「そなたらに私と二人の妹から一つの請願があります。どうかこの国を霜の巨人族の攻撃から救って欲しい」

 

それからウルズはヨツンヘイムの今の状態の経緯を話し始める。

 

「霜の巨人の準備が整い次第、彼らはこの地に降りて我らが眷属を皆殺しにし、この地を支配しようとするでしょう。」

ウルズは深刻そうに言う。

 

「承知した。このフブキ、一団の将としてヨツンヘイムを脅かす侵略者を成敗し、この地に平穏をもたらすことを誓おう。」

フブキがウルズの正面に立つと応える。

 

「感謝します、妖精の将よ。スリュムヘイムに侵入し、エクスキャリバーを要の台座より引き抜いてください」

そう言うとウルズの像は霧散した。

 

 

 

 

───スリュムヘイム 1層

 

 

「原作より1年早いし、モブ敵の数が多いな」

ヴァイリは巨人兵を倒したあとぼやく。

ダンジョンには本来原作ならヨツンヘイム侵攻で出払っている巨人兵達が集結していた。ほぼフルレイドの人数で来たフブキ達もダンジョン進行する為のモブ処理に手こずっていた。

 

 

「ヴァイリは知っているけどこのクエストクリアされずに一定期間が経過すると最終的にラグナロクが始まってALOのワールドマップ崩壊が起こるわよ。」

ナビゲーションピクシー姿で飛んでいるリリエラが解説する。

 

「はぁ!?何それ」

「何を根拠に言ってるのよ。」

何も知らされてないカーラとエクレールはリリエラの言葉を疑う。

 

「わたしの生まれた世界はカーディナルシステムで崩れ落ちていったでしょう?ALOもSAOのを複製したカーディナルが実装されているもの」

リリエラはニヤニヤと愉悦を混じえた笑みで言う。

 

「ちなみにクエストクリアするとこのダンジョンが崩れるわ」

「カーディナルってもうなんでもありね」

エクレールはもうツッコミを諦めた。

 

「ここにある宝箱も?」

「もちろん消滅」

「それはもったいない。宝箱は全回収。時間はあるんだからマッピングはちゃんとしよう。うん」

リリエラから聞いたアルシエは独断で方針を変える。

 

 

 

 

「待って、ここに隠し部屋が」

先行していたアニエスが制止の合図を出す。

 

看破魔法を発動すると壁が消失して細い通路が現れる。

 

「おぉー!宝箱もある」

通路を覗き込んだアルシエが歓喜する。

 

「罠解除したよー」

フィリアがスキルでトラップを解除してから宝箱の蓋を開ける。

 

「アタシ達がいなかったら見逃してたところね」

アニエスはヴァイリに向き直ると勝ち誇って言う。

 

「宝箱1つが攻略になんの影響あるんだ」

「はいはい喧嘩しないの」

ヴァイリが言い争いを始めそうになっているところをリリオは背中を強く押して歩かせ二人の距離を離した。

 

 

 

────第2層

 

 

 

「金色、衝撃波攻撃5秒前、3,2、1、今」

リリエラがエネミーのプログラムをモニタリングしながら敵の攻撃のタイミングをナビゲートする。

 

「はい、止め」

「ひいぃ!」

ヴァイリ、ミーア、リリオなどタンクが防衛線を張り、盾スキルで衝撃波を止める。

 

 

「属性付与した。畳み込むぞ」

フブキ達ダメージディーラーが金のミノタウロスに炎を纏った剣撃を重ねていく。

 

「コンボを途切れさせるな。メイガス、放て」

「Ek verpa einn brandr muspilli, kalla bresta bani, steypa lundr drótt ドッカーン!」

「þeir slíta fimm grǿnn vindr 闇纏う力を受けてみなさい!」

「Ek verpa einn spjót, smjúga sterkur óvinr フフフ、吹き飛べ!」

フブキが合図するとシュリーの大規模魔法を中心にチェルナ、リリア達の詠唱の完了した魔法が後方から斉射される

 

金の牛は瞬く間にポリゴン片となった

 

残った黒ミノタウロスも属性解除した物理攻撃のタコ殴りで後を追うことになった。

 

「飽きてきた」

ローテーションなど面倒な決まりに嫌気が差してきたグウェンは石ころを思いっきり蹴る。

 

「はっきり言ってわたしたちがこんなのに付き合う義理ないし」

エクレールはオブジェクトに腰掛ける。

 

「帰っちゃおうよー」

ロッサが提案する

 

「勝手に離れるのはまずいんじゃないか?」

「もともと組織から存在しないものとして扱われてるし誰も気にしないですよ」

ルクスが止めに入るがイブが言いくるめてエクレールのパーティは元来た道の階段を上り出して帰り出す。

 

 

 

「アルシエ、いつまで漁ってるんだ。置いてくぞ」

「あっ、待って。ドロップ品もったいないじゃん」

下層階段へ向かうヴァイリに急かされながらも遅れるアルシエは牛の落とした褒賞品を拾えるだけ抱えていった

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。