エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

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121話 2025.1.16 空の都と地の都

2025.1.16 14:17

 

ALO 浮遊大陸 空都ライン

 

 

「はぁ~、やっちゃった」

新規エリア、スヴァルト・アールヴヘイムのクエストでラインの街はプレイヤーが集中して活気に溢れていた。しかし、通りのベンチに座るレインから溜息がもれていた。

 

(入隊試験に受かってシャムロックには入れたけど、セブンと話そうとしたらスメラギさんに追い出されちゃった)

 

レインはセブンの血縁者であることを訴えたが側近のスメラギは嘘だと一蹴してすぐ退団処理した。

 

 

「サブクエストとか受けてみたらいいんじゃない?」

 

「酒場にあるクエストカウンターに行くとサブクエストを受けられるのよね」

 

「キリトくん、早速行ってみようよ!」

 

(キリト?)

レインの耳に仲良さそうな女子たちの会話から聞き慣れた名前が入り、そちらを向くと女子に囲まれた中性的な顔立ちの黒ずくめのプレイヤーが酒場へ入っていくところだった。

 

(あれが、フィリアちゃんがたまに参加してる黒の剣士御一行・・・)

 

 

「えーと、ヴァイリくんの忠告どおり・・・装備をビギナーっぽく」

レインはライトユーザー向けの店売りの装備に替える。

 

「これでよし、と。まずはお手並み拝見させて頂きますか」

レインはハイディングスキルを起動してキリト達の尾行を始めた。

 

 

 

 

───17:18

 

央都アルン

 

ヘビーユーザーの多くがクエスト最前線となるラインへ移住し、地上のアルンは全盛期よりも大幅にプレイヤー人口が減っていた。しかし、ギルドホールのある古参ギルド等は限定クエスト発生などモニタリングのため最低限の人数を当番で置いていた。

 

 

「あれ、ミルローゼ達だ。おーい」

フブキ隊がニヴルヘイムを攻略している最中、市街地を回っていたミルローゼ、カスミ、アンジェラ、ベティに聞き覚えのある声が響く。

 

「うわ」

大ぶりに手を振る少女を視界に捉えたミルローゼは露骨に嫌そうな顔をする。

 

「えー、その反応は傷つくなー」

スリーピングナイツのリーダー、ユウキは口を尖らせる。彼女の後ろにはスリーピングナイツの他のメンバーも揃っていた。

 

「我らとお前達の仲は良好と言えるのか?」

 

「一緒に戦った仲じゃん」

 

「お前にはアスカで散々振り回された記憶しかない」

馴れ馴れしくニヤニヤしながら肘で小突いてくるユウキをミルローゼは鬱陶しそうに振り払う。

 

「ご機嫌よう、スリーピングナイツの皆さん。ここで再会できたのもなにかのご縁です。わたくし達の主催する同盟に参加しませんか?」

 

「なにこれ?」

ベティから渡された一枚の書類をユウキは日にかざす。

 

「アルンをホームとする皆さんでレイドイベント等多人数を必要とする時に協力し合う取り決めを結んでいますわ。スリーピングナイツもどうでしょうか」

 

「何勝手に誘っている、ベティ」

話を進めるベティをミルローゼは止めに入る。

 

「魔王様もユウキさん達の強さはご存知の通りです。『絶剣』が味方につけば心強いことでしょう」

ベティはウインクしてミルローゼに耳打ちする。

 

「んー、入るかは考えとく」

難しい顔で頭をポリポリかいたユウキは加盟書をストレージにしまって去っていった。

 

 

「あらあら、振られてしまいましたわ」

ベティは冗談交じりに言う。

 

「加わらなくていい。アレは扱いきれん。それよりも全体の反応はどうだ?」

ミルローゼはアンジェラへ向く。

 

「加盟が4割、拒否が3割、残りが保留ね」

アンジェラがリストを見る。

 

「アルンの7割過半数が加盟すると言えば保留は同調してすぐ入ってくる。」

 

「それって嘘ついてると思うのですが・・・」

 

「結果7割が加盟してれば嘘ではない」

言葉を詰まらせるカスミにミルローゼは答えた

 

 

 

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