エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

145 / 178
140話 2025.3.1 トランスプレイヤー

 

 

2025.3.1 15:51

SA:O ジュエルピーク湖沼群 ワーンフォール水源

 

「やばいぜっ、最高だ!ウオオオーッ」

デジタルドラッグを入れたジェネシスは常人にはできないスピードでラッシュする。モーションがラグを起こしているあたりチートを使用しているのは明らかだった。

 

(デジタルドラッグ使用、はい証拠映像記録開始)

後ろに下がってたヴァイリが記録結晶で録画し始める。トランスプレイヤー3人は目の前の敵に夢中で録画されていることにも気づかない。

 

「ハハッ、どうしたよ女侍様よォ。力負けしてるぜ」

 

(異様な早さの動きにはなったが捌ききれないほどじゃない)

目を見開いてるジェネシスのラッシュに押し負けながらもクロンは攻撃を見切り確実に受け流す。

 

 

「うるおぉぉぉぁァー」

ガッタスがリュミルを叩き潰そうと棍棒を振り降ろす。

 

「げっ、ヴァイリさんこれ一振りで地形変化起こしてます。こんなチートまともに相手できません」

ガッタスの叩いた地面から衝撃波が広がり吹っ飛ばし効果も伴っていたので距離を取ったリュミルが言う。

 

「チーターでもまだレベル差プレイヤースキルの違いあるからいけるってよゆーよゆー」

ヴァイリは構わず記録結晶の録画に専念する。

 

「いや、死にますってー」

と言ってもリュミルもSAOではボス戦に参加しないまでも前線のフィールドに出ていたプレイヤー。AGI寄りのステ振りで防御は低めでも元々高レベルなステータスはガッタスの攻撃2,3発は耐えられる。まず攻撃をもらうつもりも彼女にはないが。

 

「避けられるだけマシでしょ!こっちは手数多すぎて捌ききれないわよ」

 

「その割にはHP減らねえじゃねえかァ!そういうのシラけるんだよォ!」

ラライアの連続突きの手数が多すぎるためカーラは掠る程度の突きは受けて直撃になる攻撃を防御していた。

 

「捕らえた、おりゃあ!」

 

「ぐっ!くっそ・・・なんだこいつら」

カーラはラライアの腕を掴むと背負って投げ飛ばした。

 

 

「なんでさっさとやられないのよォォ!急ぎなさいよ!そろそろ時間が!!」

 

「クッソォ!なんで攻撃があたらねえ?コレに高い金払ってんだから勝たせろよ」

パワーアップしたにも関わらず焦るラライアとガッタスのアバターは急に消失する。その後にはLOGOUTの文字だけが浮かび上がっていた。

 

「あれ、消えちゃいましたね」

 

「急に狂暴になったり消えたりなんなのよあいつら」

リュミルとカーラは突然戦っていた相手がいなくなったことに戸惑っていあ。

 

(デジタルドラッグの弱点、それは制限時間。脳に負荷がかかった分アミュスフィアのセーフティー機能が作動して強制的にログアウトさせる)

 

 

「クソッ、時間切れか。次はブチのめしてやる。覚悟しとけよクロン」

最後に残っていたジェネシスも頭を押さえだし、捨て台詞を吐いてログアウトしていった

 

 

 

───

 

「やれやれ、3人ともセーフティに引っかかってしまいましたか」

ファンタジー世界には似つかわしくないジャケットの眼鏡かけた男が木の幹から戦闘をうかがっていた。

 

「フフ、しかし皆さんのおかげでまたいいデータ取れましたよ。今後も実験材料として存分に薬漬けになってください」

眼鏡男はジェネシス達から測定していた脳波のデータなどを眺めながらログアウトした。

 

 

 

 

「逆探知はどうだリリエラ?」

隠れていた眼鏡男の気配が消えたところでヴァイリはリリエラを呼び出す。

 

「接続先追跡、個人番号データベースと照合・・・はい、4人の身元特定。これで満足かしら?」

透明化を解除したリリエラは即時特定した。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。