エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

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h ttps://www.youtube.com/watch?v=zyk-Q7gzGqs
リゼロのStay Alive聞きながら執筆してました

アネットのボイスって今現存するのレジスタの一部イベントの動画か2016年あたりに中国で配信されてた刀剑神域黑衣剑士の動画くらいな模様。あと3Dモデルも作られていたことが分かります。
2022年あたりの王牌の動画も検索引っかかるから除外検索したりしないとでてこないです
h ttps://www.bilibili.com/video/BV1C4411V7gM
34秒でGGOアバターで声付きのスキルモーション
8分56秒でALOアバターのモーション



162話 alone

2025.3.13 クレムリン 情報班 班室

 

「はい、こちら情報班皆さま分の担当割り当てでございます」

ナギサが恭しく6人分のファイルを差し出す。

 

「ソロ曲も何曲かあるのね。あまり目立ちたくはないのだけれど」

 

「うーん、そのあたりの曲のイメージとしてはやっぱりアネットに歌ってほしいんだけどなー」

資料を読んで難色を示したアネットをナギサが説得する。

 

 

「私は影・・・影・・・黒子になる」

ライブのような表舞台に立つことが苦手なフーリは自己暗示のように呟く。

 

「いや、お前もユニットに含まれるぞ」

「!?」

ラーチェに言われ、フーリは聞いてないとばかりに驚いて振り向く。

 

「ちなみにわたしが班のマネージャーです」

カシューが手を上げる。

 

「!?!?、切実に交換希望!」

フーリは首をブンブンと横に振ってカシューに懇願する。

 

「大丈夫ですよ、フーリさん。振り付けは比較的派手ではないユニット曲が選ばれています」

迫ってくるフーリにカシューはどうどうとするようなふうに落ち着かせる。

 

「班でのユニット曲は“Love∞Destiny”というのね」

レイルは担当の曲を視聴する。

 

「わたしのソロ曲は、“ガラスボールリジェクション”という曲ですね」

イナーシャも自分の担当曲の振り付けの動画を確認する。

 

 

「ルチアとのデュオ曲も選別してるとこだけどソロはこの方向性でいこうかなと思ってる。需要あるよコレ」

「需要ね・・・」

ナギサが太鼓判を強く押す。

 

 

「アネット、担当する曲が多くなるが大丈夫そうか?」

ラーチェが気に掛ける

 

「とりあえずやってはみるわ」

アネットは引き受けることにした。

 

 

 

───

 

2025.4.1 1:20

ポップスター・オンライン マリンシティ 

レストラン「エスト・クリスティーナ」

 

フィールドの海沿いにあるマリンシティという街の洞窟の中にある酒場ではメキシコ料理をメインとした料理が提供されていた。

 

「この店すげー繁盛してるな」

リアルでは深夜帯であるにも関わらず賑わっている店内に男性プレイヤーが何も知らずに入る。

 

「おやおや、事情をご存じなく辿り着いてしまいましたか」

紳士調の男が声をかける。

 

「なんかあるのここ?」

 

「今、このレストランはアネットファンクラブで集っています」

 

「アネットファンクラブ?」

 

「はいそうです。間もなくアネット様のライブがこのレストランで行われる予定です。わたくし、ファンクラブの会長を務めておりますナガヤと申します」

そう言ってナガヤと名乗ったプレイヤーはAFCとロゴの入っている名刺を差し出す。

 

すると拍手が沸くのとともにレストラン内に用意されていたステージが明かりに照らされ、一人の少女が立つ。

 

「綺麗な子だ・・・」

 

「ええ、雪原に佇む儚い一輪の花、それこそがアネット様でございます」

見惚れる男性プレイヤーにナガヤは解説する。

 

 

「アネットちゃん待ってたー!」

手作りの応援団扇を振って迎えてくれたファン達に、ステージに立ったアネットは小さく手を振る。

 

「そのコスプレも似合ってるよ!」

「あ、ありがとう・・・」

ファンから衣装を褒められてアネットは苦笑いしながらお礼を言う。

彼女は広い袖をしたファンタジー調の巫女のような衣装を着ていた。

 

(ルチアとは時間ずれてしまったわね)

アネットは夜通し読書したり夜型の生活リズムになってしまってるためサービス開始からの深夜帯のシフトになったが、規則正しい生活リズムのルチアは一度睡眠をとってから朝のシフトになっていた。

 

「みんな、わたしの歌を聞きに来てくれてありがとう。一曲目、“Stay Alive”です」

アネットが言うと、静かなギターの前奏が始まる。

 

アネットは大きく息を吸い、歌い出す。

 

透き通った声が曲に乗せられ、鉱石の光に照らされてレストラン内が幻想的な空間に包まれる。

 

(ルチアと練習した曲もあるけれど出番がずれたりしたら歌う機会もなくなってのかしら)

アネットは歌いながら歌詞に釣られて不安を抱いていた。

 

ルチアの事を思いながらアネットは両手を胸にあてて歌い続ける。

 

サビに入るとともに粉雪が舞うエフェクトが現れ、アネットが伸ばした手の上に1粒落ちて溶けて消える。

 

 

【挿絵表示】

 

 

ビブラートのかかった歌声が洞窟の中に響く。

 

曲のテンポに合わせて応援団扇や青白いペンライトがゆっくりと左右に振られる。

 

 

「良かったよー!」

「領域展開されてた!」

「AMT! AMT!」

曲が終わるとファンから声がかけられる。

 

「俺もファンクラブ入れる?」

「ええ、来るもの拒まずがモットーですから」

居合わせていた男性プレイヤーにナガヤは会員証を手渡す。

 

(需要に応えられてるってことかしらね)

拍手の中、アネットは思った。

 

 

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