エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

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このあたりの曲を聴きながら執筆

宣誓! ALIVE センセーション
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HELLO HORIZON
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171話 枝分かれの先のひとつ

 

2025.4.2 16:00

ポップスター・オンライン

サンライズムーンエリア ライトストーンプラザ

 

ゲームのフィールドが夜間マップになってからも、照明に照らされて各ステージでのライブは続いていた。

各ステージに用意されていた初回ライブ開催報酬はほぼ取り終わっていて運営が都度設定するイベントをこなしていかにリードを維持できるかがスコアレースの争点となっていた。

 

幻想的に光る石がところどころ生えている広場には個人、ユニットごと等に区分された観客投票用のポスターが並んでいた。

 

「やることないのも退屈ね」

カーラはつまらなそうに言う。

 

「欠員の穴埋め要員だから他ユニットが予定通りライブできてる分には出番ねーな」

ヴァイリは《グループ内での同時開催上限に達しています》と表示されるウィンドウを見ながら言う。運営が講じた対策でライブ開催ペースにも一定の制限がかかるように後付け設定されるようになっていた。

 

「だからといってこの格好は・・・」

何か物言いたげなクロンの手には刀でもマイクでもなくペンライトが握られていた。シャツにはポップなフォントとグラデーションの入ったPSOの文字がプリントされていた。

ヴァイリ達の衣装はフェスTシャツやイベントパーカーにセットしているため顔を知らなければ観客側と見分けつかなくなっていた。

 

「あたし、この後予定の嫌な顔しながらライブやるエクレールさん見に行きたいです」

「あんたホント性格悪いわね。まあ冷やかしに行きたいとは思ってたけど」

リュミルが目を光らせて言うのにカーラは呆れていた。

 

「しばらくはグループ内でやってるライブのサクラだな」

ヴァイリが指さしたライトストーンプラザのライブステージ上では、佐賀な曲をノリノリで歌っている少女がいた。

プレイヤー名はリーテン。彼女は紆余曲折あってSAOの時にアインクラッド解放隊からエンドワールドへ移籍した経歴があった。

 

「リッちゃん世界一かわいいよ!」

ペンライトを両手に持った男が叫ぶ。所属しているギルドは別だったがSAOクリア後も交際を続けているシヴァタだった。

 

「ありがとうシバ!」

リーテンが手を振って返事をする。

 

「双方向ガチ恋かよ」

「リアル彼氏?」

「あんな可愛い彼女いるとか羨ましい」

「ギルティ」

コールに夢中になっているシヴァタ本人は気づかぬまま、周囲から嫉妬の念を集めていた。

 

 

「コウにああいうことされたら私は歌うのをすぐやめる」

「あそこまでのことはやらんってさすがに」

シヴァタの様子を見たクロンから釘を刺されたヴァイリは即座に否定した。

 

「あんな恰好されてるのに喜んでるリーテンさんも大概ですね」

リュミルもバカップルのやりとりに呆れていた。

 

「たしかヴァイリが他所からウチへ入るように工作したんじゃなかった?」

「・・・今更蒸し返さなくてもいいじゃん」

カーラが指摘したとおりリーテンがエンドワールドにいるのはヴァイリが関係している。

 

20層あたりでヴァイリがギルドのタンク補充のためにリーテンの引き抜きを画策。キバオウの耳に入るようリーテンがグリッチしてプレートアーマー装備を作成したことをタレ込み、ALS内に噂が広まり居づらい雰囲気にさせた。ビーター批判していた体、不正プレイヤーを抱えることを是としないキバオウが苦渋にもリーテンをALSから追放。無所属になったところをすぐさまエンドワールドが拾った。リーテン自身はその後もALSに引け目を感じていたがシヴァタと表立って交際できるようになり結果的にはプラスだった。

SAO時代のエンドワールド内ではシヴァタと関係持っていることからDKBとの連絡員としての役目も引き受けていた。

 

「最高だー!リ゛ツぢゃーぁん゛!」

法被を羽織ったシヴァタがガチ泣きして叫ぶ。

 

【挿絵表示】

 

 

「本人たちが今お幸せなんだからまあ、過ぎたことはいいだろ」

ヴァイリは開き直る。

 

 

 

「向こうも愉快になっていそうね」

同じエリアの別ステージから聞こえる曲と盛り上がる歓声にリリエラが反応する。

 

「この曲は?」

「HELLO HORIZON。同じ声(・・・)だから合うな」

クロンが聞くとヴァイリはプログラムを確認して答える。

 

「セトリだとアイマイモコ、Ready Steady Go!、Innocent flowerと続けていってソロで20曲くらいあのまま歌ってく予定だな」

 

「うわっ、曲数えぐくないですか」

リュミルが引く。

 

「よくそれだけ通しでできるものね」

カーラもにわかに信じがたいように言う。

 

「なんでもそつなくこなせてポップ、バラード、ロックいろんなジャンル歌えるしこのエリアのスコアは総取りするだろう。ゲーマーとして血が騒ぐとか言ってて本人のモチベも高いし。レーゼルの村にいるところをキープしておいて正解だった」

盛り上がっているもう一つのステージを遠目にヴァイリは納得するように言った。

 

 

 

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