エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

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17話 22.12.31、23.1.1 新年

2022.12.31

 

ギルドホーム

 

「───もし、攻略のスピードが停滞してしまった場合、茅場は1層から順にアンチクリミナルコードを解除してプレイヤー達を上層へ燻り出す措置を取る場合もある。よって諸君がしなければいけないことは街で安全に過ごし続けることでなく、レベルを上げて脅威に対処する技能を持つことになる。あらゆる脅威を想定し、対処することを日課にせよ。今日の圏外活動は無しだから各自ゆっくり休むように。以上、解散。」

 

年度末の集会でギルマスの話が終わり、各自散り散りになっていった。

 

 

 

教導班滞在宿屋

 

大晦日は圏外外出禁止になり、ギルド内は新年パーティーを各グループでそれぞれ行っているようだった。ここの宿屋には班員のほかに授業を受け持ってる者、アネット達三人組、そして教導直属の教え子のノエル、リュミル、フブキなどが集まっていた。

 

 

「それではみなさん、いろいろあった2ヶ月間でしたが無事新年を迎えられることに乾杯!」

 

『『乾杯!』』

エリスの音頭とともに集まってたメンバーで乾杯をする。

 

「お疲れ様、リラン、ケティア、ミランダ。教導班みんなの成果のおかげで他班のレベリングの底上げになってるよ」

 

「どうもお疲れ、ルチアの料理はおいしいね。私も教えるだけじゃなくて教わる側にもなりたいくらいだ。」

 

「モグモグ・・・ん。おつかれ」

 

「私としては年下の面倒を見るのは年長者としての務めだと考えてますので」

 

 

「イナーシャもアネットもありがとう。情報班のおかげでアルゴやドラゴンナイツから情報料稼げているって本部から聞いてるよ」

 

「いえ、大地切断とかこのゲームの世界観が良く出来てて、図書館の本を読むのが楽しいので」

 

「そうね、本の数もなぜかだんだんと増えていってるし。いったい誰が書いているのかしらね。」

 

カーディナルが自動生成していってるんだろうな。原作年表は虫食い状態だったから未知なるクエストもこれから出てくるはずだ。

また、クリスマスパーティーをきっかけとしてドラゴンナイツが接近してきた。解放隊と差をつけるためにプレイヤーメイドの装備が欲しい彼らと、最前線の素材が欲しいこちらとの利害が一致して秘密裏に協定が結ばれた。本部付外務担当のベティが色々根回しをしたらしい・・・

 

 

2024.1.1

日付が変わり、新年を迎える

 

 

 

「あけましておめでとうございます!はい、エリス。紅白饅頭どーぞ」

 

ノエルが赤い方を渡す。

 

「ノエル、赤い方は香辛料入れてますよね?クリスマスのケーキの中もいちごではなく辛い実でしたし。白を食べさせていただきます」

 

エリスはお皿の上の白饅頭を取って口に入れた

 

「ニヤリ」

 

「んぐんぐ、って辛っ!白いのに中のあん、辛いじゃないですか!」

 

「あーあ、せっかく甘くて美味しいほうを渡そうとしたのに、じゃあヴァイリどうぞ」

 

ノエルから受け取った白饅頭を小さくひとかじりする

 

「・・・辛っ、結局辛いじゃん」

 

「もうっ、そこはガブッといくところだよ!」

 

「ご期待に添えられず、すまないね。ああ、そうだ。アプリル、日が昇ったら設置した社で祝詞を頼んでいいか?」

 

 

「ええ、お安い御用ですよ!」

 

 

 

AM 10:00

 

 

新年一のアルゴの新聞には、棺桶に関する記事は無かった。血の大晦日は来年になるだろうか。最前線は12層まで進んでいて、原作より速いペースで進んでいることから、棺桶が犯行声明を出すのも前倒しになるかもしれないので警戒は怠れない。

 

 

1層広場には31日中に小さな社が設置された。ゲームの中でも参拝するプレイヤーはいるようで日付変更とともに初詣をするひとがちらほらいた。

 

露店には雑煮のような食べ物、餅のようなものが用意され、接客しているソラナ、レインらが巫女服を着ていることからこちらにもひとが集まっていた。

 

 

 

 

 

アプリルが社の前に立ち、祝詞を奏上し、後ろに並ぶギルメンは祈祷をする。

 

「フブキはいないんだ?最近まるで付き人のように一緒にいるようだけど」

隣にいるクロンに尋ねる。

 

「彼女ならノエル達とともに教会のミサへ行っている」

武士なのにクリスチャンなのか。意外。

 

第二の人生がある事を神に感謝。あれ、転生の概念は仏教か?なんで俺、神道の行事に参加してるんだ。仏教の新年行事ってなんだろ?まあいいか。これでこそ日本人クオリティ

 

「フブキは最近、私を〈おくがた〉と呼んでくるのだがどういうことなのだろうか」

 

「サア、シランナ。クロンはなにかお祈りすることが?」

 

「この城の頂上に立つ。それが願いだ。貴方はどうしたのだ?」

 

「ギルメン全員の生還かな。みんな向こうに戻って、やることいっぱいあるだろう。」

 

さて、2023年がスタートした。今年どれだけ階層を登れるかがゲームクリアの日に影響してくる。ドラゴンナイツとは良好な関係を築き始めているので彼らの補助をすることがスピードアップの鍵となるだろう。

 




リリエラ編までにあと何話作れるか・・・・
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