エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

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アニメ 赤鼻のトナカイを見直したらウィークリーアルゴに農場の広告があったので農業スキルもあるはず
第1次産業あってこそ人の営みは成り立つ


27話 2023.3.24 農林水産

2023.3.24

 

Side ヴァイリ

 

春先になりVRの中でも気温が高くなってくる。

 

22層  農場エリア

 

湖から引かれた水路に沿って畑が連なっている。戦闘をしたくないプレイヤーはモンスターの出ない22層を拠点とし、生産職などで食いつないでいるようだ。眺めている感じ60くらいのおっさんのプレイヤーとかが見えた。他にも湖のほとりでフィッシングウェアを着たプレイヤーが釣り糸を垂らしていたり、ウッドクラフトのプレイヤー達数人が背負子を背負って森の入口へ入っていった。

 

エンドワールド所有の農場には作物の立札が建てられ、レタス、ニンジン、トマト、カボチャなど何が作られるか分かるようになっていた。

 

「へえ、多種多様に栽培するんだな」

 

「食いたいものが手に入らないなら・・・作るしかないからな。食い物ができたら需品の連中にも回してやる。わたしは美味しい料理を作ってもらえる・・・ウィンウィンだ」

テレサが種を蒔きながら答える。テレサの蒔いたところに俺が水やりしていく。

 

 

「おい、そっちの区画終わってるなら・・・こっち手伝え」

 

 

「ふえっ?ノルマ達成してるからあとはのんびりしたいんだけど」

畑の外側の原っぱに寝転がってたリベルテが上半身を起こす。

 

「リベルテ・・・休憩は種まきが終わってからだぞ」

 

「もともとモンスター狩りサボってお昼寝するために来たんだし。というわけでおやすみ」

そう言うとまた原っぱに寝転ぶ

 

「頼むから・・・手伝ってくれ」

 

「なんか魅力的な条件あったら考えなくもないな」

寝転がったままリベルテが答える。

 

「わたしが昼飯・・・作ってやる」

テレサも譲歩案を出す。

 

「おっ?料理する手間省けるなら種まきぐらいもっと頑張ろうかな」

リベルテはすぐ飛び起きて種まきを再開する。ものぐさのようにみえてやるときはやるタイプのようだ。

 

「おいしくなれよー」

ヘメラも手伝っていた。救護班のシフトが空いてる時は食べたいものを作りに来ているそうだ。

 

「ここにはモンスターパンプキンを植えよう!」

そしてノエルは怪しげな名前のカボチャの種を蒔いていた。

 

 

農作業が終わってテレサに昼食を作ってもらうため村に戻る湖の岸辺の道を歩いて帰る。

 

「いやはや困りましたな」

 

「捨てるのも罰当たりだしなあ」

釣竿を地面に置いてる中年のおっさんと小麦色に日焼けしてる大学生ぐらいの女性プレイヤーが困っていた。

 

「どうかしましたか?」

俺が声をかけてみる。

 

「おや、どうも。実は入れ食いで魚がいつもより釣れましてね。それは良いのですがインベントリに収まりきれんのですよ。」

中年のプレイヤーが答える。

 

「このまま置いてっても耐久値減って消えちゃってもったいないしなあ」

女子大生っぽいのが頭を掻きながら答える。

 

「料理してここで食べていけば良いと思いますよ。」

一般的な案を出してみる。

 

「私は料理スキルが持ってないのでおいしい食べ方がわからないのですよ。私たちで食べきれる量ではありませんし」

 

「アタシも釣る専門だな。魚ばっかり料理してるからかまだ料理スキルは大して上がってない」

二人とも困った顔をしている。漁師とか釣り人ってその場で美味しく料理したりする人多いイメージだったけど違うようだ。

 

「料理スキルなら・・・わたしが持ってるぞ。自慢できるほど・・・レベルは高くはないがな」

テレサが手を挙げる。

 

「おや、そちらのお嬢さんは料理できるのですな、せっかく会ったのもなにかの縁、是非料理してもらいたい」

 

「なになに?ここで食べるの?わたし、休憩セット出すね~」

ノエルがインベントリからキャンプ用の組立テーブルとイスを取り出す。

 

「ノエル準備いいな」

 

「そりゃあみんなで冒険してる時はすぐに休めるように常備してあるよ!」

えっへんと胸を張るがそれは自慢できることなのか?

 

 

 

それから釣り人のおっさんと湖畔でテーブルを設置し、テレサが刺身を料理した。

 

全員分の席が揃ってテーブルの上には豪華で色鮮やかなお造りが置かれる。

 

「おお、見るからに美味しそうですな。」

 

「もぐもぐ、我ながら・・・おいしくできているな。」

「リートからもらった醤油も旨い。」

既にテレサとヘメラは料理を頬張っていた。

 

「テレサ達、食べ始めるの早いって。俺もいただきます」

 

「いただきまーす!おおー、テレサちゃんの作った刺身おいしー」

ノエルも一口入れて目がキュピーンと輝く。

 

「スキルとしては・・・切る作業だけだぞ」

 

「うーん、やっぱり自分で苦労せず、人様に作ってもらう料理が一番美味しいね」

リベルテは女子力0な発言してるが将来大丈夫だろうか・・・

 

「私もいただきます。ああ、紹介が遅れました。私はニシダといいます。」

 

「アタシはジーマ。ニシダのおっさんとかと同じ釣り人だな」

 

「どうもよろしく。ニシダさん、ジーマさん。ニシダさんのようなお年の方がVRゲームをするのも珍しいですね。」

 

「実はですね、私はリアルで東都高速線の保安部長でした。ハッキングとかチートプログラム使用行為がないかチェックするために自らログインして現場監視をする係だったんですがね」

 

「実際、外との連絡がつかないようでは既に職務どころではありませんね」

 

「そうなんですねえ、今の私のやることといえば、湖に主が居るようでしてそれを釣るのが当分の目標です」

 

「ウィークリーアルゴにも載ってましたね。モンスターかもしれないのでもし釣り上げるときは誰か強いプレイヤーを護衛に雇ったほうが良いですよ」

 

「ありゃりゃ、助言ありがとうございます。主の正体はモンスター説ですか。22層ではフィールド上にはいないものなのでそこまでは想定していませんでした。戦闘に関して私はからきしですので気をつけます。いやはや、しかし美味しいご馳走食べさせていただきましてありがとうございますテレサさん。」

 

「もぐもぐ・・・しばらくすれば畑の作物もできる。いっぱい取れたら・・・収穫祭だな。またタイミングあったら・・・呼んでやる」

 

「アタシもサバイバル用のスキル鍛えてもっと渓流の釣り場で良いもの釣れるよう頑張るよ。そん時はまた料理頼みたいな」

 

 

食事が終わったあとにニシダさんたちと村へ帰りながらスキルの情報交換や22層のことについて話をする。原作でキリト達がホームを買っただけあってのどかで平和なフィールドのようだ。俺も22層に家が欲しくなってきた。方丈庵みたいなの建てようか。

 

 

 




本当はエンドワールド内の釣りプレイヤーの色黒の兄ちゃん出したかったけど名前忘れました。たまに釣りイベントの最初のムービーで出てきたけどカードとしても登場しなかったし。釣りのルアーのシリーズにありそうな名前だったんですがね
代わりにメモデフからジーマ出演してもらいました
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