エンドワールド ~転生者は最強剣道少女達と共にVR世界を席巻す~   作:RipoD

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♪♪♪ イメージBGM:「魔法科高校の劣等生」より code break

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35話 2023.7.20 水遊び

2023.7.20

 

22層 湖の浜

 

 

10:00

 

Side ヴァイリ

以前、ニシダさん達と出会った湖には砂浜になっている場所がある。空中に浮かんでいるアインクラッドに海はないので海水浴ならぬ湖水浴で息抜きすることとなった。

 

 

「湖だぁぁぁ!今日は遊ぶぞぉ!」

ノエルがインベントリを素早く操作してドロップ品の素材で作った水色の水着に着替えて水に飛び込む。

 

「ちょっと待ってください、ノエル。遊泳のルールは覚えていますか?」

オレンジ色の水着を着たエリスがノエルを止めに入る。

 

「潜ってはいけないってこと?」

 

「そうです。まだこの湖ではモンスターが確認されていませんが、情報班の皆さんの話によりますと湖の底には巨大な主が潜んでいるという伝承の記録が村の本棚で見つかっています。万が一もあるので浅瀬だけで遊んでください」

 

「うん、わかったー」

 

 

「おー、はえーなー水着着替えるの」

俺はというと砂浜で遊ぶための道具を乗せて村から引っ張ってきたリヤカーの傍らに寄っかかっていた。荷物がインベントリに入らないものもあって実体化したまま運んでくるしかなかった。

 

 

インベントリ操作だけで着替えがすぐできるので更衣室いらずで済む。ゲームならではといったところか。俺も操作して紺色のサーフパンツに着替える。

 

「ヴァイリ、どうだろう。少し厚着にしすぎているだろうか?」

隣にいたクロンはグレーと白の縞のタンキニの上に黒パーカーを羽織っている

 

「クロンなら引き締まった体しているんだからもっと露出多めにしてもいいんじゃない?そのパーカー脱ぎなさいよ」

紫のビキニを着たカーラが腰に手を当てて指摘する。

 

「あまり肌身を晒す気にはなれんのだが・・・」

クロンはしぶしぶとパーカーのファスナーを開いてみる。

 

「ヴァイリさん、どうでしょう?ひらひらでかわいいの選んでみました!」

リュミルはオレンジのパレオのスカートをつかんで一回転していた。

 

「3人ともそれぞれ似合った水着選んでいるな。」

 

「ふふん、アシュレイのところでオーダーメイドで作ってもらったのよ。需品のみんなもそこで水着レシピ買ってギルド全員の分揃えたんだから」

カーラは得意げな顔をして説明をする。

 

他の子たちもインベントリ操作で一瞬に水着へと着替えていく。

 

 

そして紺色の水着を着たミルローゼがみんなの前に立ち、左手を腰に当てて右手を振り下ろす。

「ふはははっ!今日このビーチは我々の貸切だ。皆の者、今日は遊ぶぞ」

 

『『『おー!』』』

皆が腕を振り上げて熱狂する。

 

「その意気や良し。されば荷下ろしだ。かかれー!」

ミルローゼの号令に女子はリヤカーから荷物を降ろしていくき、インベントリにしまっていた物を次々と出現させる。

 

♪♪♪

 

 リヤカーから浮き輪、ビーチフラッグ、ボールやスイカなどが砂浜の上に下ろされている。スイカはテレサの運営している農場で収穫されたものだ。夜まで遊ぶつもりらしく、プレイヤーメイドで制作された花火なども荷車には乗っていた。

 

ビーチパラソルのポールが次々と砂浜に刺さり、丸まっていたカラフルな傘布が拡げられる。インベントリ操作で傘布の日影にビーチチェアやテーブルが設置される。

 

 

 

「よーし、いっくよー!」 バッシャーン!

麦わら帽子、赤いビキニにホットパンツを履いたフィーユが浮き輪を投げ入れてから自ら水に勢いよく飛び込む。ギルド内でも年長者なはずなのにハメ外しが早い。

 

 

 

「きゃっ!」

バシャン

 

「姉さん、大丈夫!?」

白いビキニを着たルチアが水しぶきのあったところに駆け寄る。

 

「うう、早速ずぶ濡れになっちゃったわ・・・」

紺と水色のビキニとパーカーを着たアネットは転んで頭から水をかぶっていた。

 

 

 

黒のビキニを着たアンジェラは砂浜にビーチチェアを設置して需品班の用意したエメラルドブルー色のトロピカルジュースを飲んでくつろいでいる。水辺でもトレードマークの眼鏡は装着したままだ。

 

 

 

メリーはサンタ帽は被ったまま赤い水着で浅瀬での水掛け合いに参加している。ワタが入っているように見える帽子だが通気性の良い素材を選んで作った熱がこもりにくい夏仕様とは本人談。

 

 

白いサンハットを被ってピンクのハイビスカス柄の水着を着たティールも水の中に入って涼んでいた。

 

 

 

 

「プリエルちゃん、はやくはやくぅ!」

「ちょっと待って、エヴェイユちゃん」

エヴェイユがプリエルの手を引っ張って来ていた。

 

「あ、お兄ちゃんだ。水着、着てみたのぉ。これであたしもレディっぽい?」

エヴェイユの水着は普段着ている服の色合いに似たワンピースだった。

 

「ああ、似合ってると思うよ」

 

「ほんとぉ?わーい、褒められちゃった」

 

「あ、ヴァイリさん。今日は招いてくださってありがとうございます。水着は着慣れていなくて…ちょっと、恥ずかしいです…」

プリエルは麦わら帽子に白とピンクのボーダーのビキニだった。

 

 

 

「似合ってて可愛いと思うけど?」

 

「かっ…可愛いですか? あぅ…ありがとうございます…今度は教会の子達も連れてきたいですね。」

プリエルは赤面して俯いてしまった。カーラとリュミルがジト目で睨みつけてくる。

「女たらし」 「朴念仁」

 

「なっ! いやいや、なにか言わないといけない場だから不可抗力だろ」

 

 

 

「ヴァイリさん、私も水着に着替えてみましたの。どうですか?」

ベティが赤青白のビキニの水着で訪ねてくる。

 

「ちょっと布地少ないんじゃないの」

カーラが指摘する。

 

「カーラさんに尋ねたわけではないのですが・・・せっかくの水着ですもの。このくらい開放的でなければ。それにくらべてカーラさんはなんと慎ましい」

ベティはよよよと泣き真似をする

 

「ちょっと!慎ましいってどこ見て言ってるのよ。」

 

「あら、小柄な私がカーラさんに勝るものなどあるのでしょうか?」

 

「あからさまにトボけてんじゃないわよ。ちびっ子にはおしおきが必要のようね」

 

「キャー、カーラさんが怒りましたわー」

「待ちなさい!」

そのまま二人は追いかけっこになって遠くへ離れていった。

 

すぐ後に、紫と白の縞のパーカー、ホットパンツを着ているフブキが来た。

「奥方!スイカ割りをしよう。竹刀も準備してあるぞ」

既にスイカ割りは始まっていて水着姿のサナエがタオルで目隠ししてるにも関わらず一発でスイカを粉々にせず綺麗に一刀両断していた・・・・どういうことなの・・・

 

 

 

 

「季節限定メニューで用意したかき氷もあるよー」

『『『おおー!』』』

ソラナが組み立てたキャンプテーブルの上にかき氷機がドンッと置かれる。それを見た女子は周りに群がっていく。

かき氷機のハンドルが回されシャリシャリとした音で次々と透明なガラス皿の上に積もっていく。山盛りになったかき氷を我先にと取り合いが起きる。

 

 

「8月になったらこのあたりに海の家を出店する予定だからかき氷用のシロップも作ってみたのよ。どうかな?」

赤色のワンピースを着たリーゼロッテがカラフルな液体の入った瓶を10種類、もうひとつ組み立てたテーブルの上に並べる。

 

「リーゼロッテさん、色々準備していただいてありがとうございます。では、私はこの青いシロップにしますね」

エリスがお礼を言って青色のシロップを選ぶ。多分、ブルーハワイに似せたものなのだろう。

 

「この白いの・・・練乳?」

「そうよ、ミルクや砂糖でつくるレシピがあったの」

「あ、わたしも練乳使いたいなー」

黒い水着を着たケティアが白い液体の入った瓶を指差しリーゼロッテが説明する。隣にいたレインも既に赤いシロップをかけたかき氷の上に重ねがけするつもりのようだ。

 

二人はドロッとした練乳をを山盛りにしたかき氷にかけていく。

ヨーグルト。いいえ、ケティアです。

 

「・・・ヴァイリ、今変なこと考えてた」

「滅相もございません」

ケティアから鋭い視線が突き刺さってくる。こっちだってつい思いつきで出たフレーズなんだ。俺はごまかしながら黄色のシロップをかける。柑橘系の香りがするからレモンに似せた味と思われる。

 

「これはアレにも使えるかもしれませんね・・・」

イナーシャは各瓶のフレーバーをスプーンで一口ずつ味見してみていた。何かに使うつもりなのだろうか。

 

 

11:00

 

「ヴァイリー、喉渇いたー。ドリンクおねがーい」

「はいはい、ちょっと待ってな。取りに行ってくるから」

ビーチパラソルで影を作ったビーチチェアで寝てた俺に、はしゃぎすぎて汗だくになってたノエルからドリンクのリクエストがあり、リヤカーへ戻る。

 

 

俺が瓶ジュースの箱を浜辺まで運んでくるともう一人後ろからよたよたとやってくる。

 

「よいしょっと。 残りの飲み物ここに置いておけばいーい?」

ミディアムヘアーを上げて留めた黒髪の子がどっさりビンの入った箱を運んできていた。

 

「ああ、そこでいいよ。運んできれてくれてありがとう。コハル」

 

「えへへ、どーってことないよ。私あまり戦闘得意じゃないし、いつもみんなの背中見てるだけだからこんくらいの手伝いくらいはしないとね」

白とエメラルドグリーンのホルターネックの水着を着たコハルがせっせと瓶を取り出していく。

 

彼女とはベータテスターで数回パーティーを組んだくらいだったが、本サービスでは講習会にも参加してくれていた。

 

「コハルも戦闘は問題なくこなせているしフィールドモンスターならだいたい倒せるだろう。フレンジーボア相手に尻もちついてた頃から随分成長しているじゃないか」

 

「恥ずかしいことは言わないでよーっ。まあエリスさんたちの教えもあったおかげだよ。」

 

「コハルが強くなりたいと願って努力してきた成果だよ」

 

「そうかな?ヴァイリやクロンと違って頼りないベータテスターの私でもみんなといられるここはあったかいから。いまでも街中ではベーターテスターってだけで除け者にされているプレイヤー達もいるし。こんな私でも受け入れてくれてありがとう。」

 

「こちらこそ、ここまで一緒に来てくれてありがとう。まだ半分以上階層は残っているけどみんなで生き抜こう。」

 

「うん!私もみんなを追い越せるようになれるくらい頑張るよ」

 

「二人ともー、そんなとこ突っ立ってないでビーチバレーしようよー」

ジュースを飲んで復活したノエルがスイカ柄のビーチボールを持ちあげて叫ぶ。

 

「よーし、いっちょやるかー」

 

「あんまり本気でスパイク打たないでよー」

 

「そうだな、誰かさんがビビってまた尻もちついてしまうからな」

 

「もーっ、バカッ!私を尻もちキャラで定着させようとしてるでしょー」

 

コハルに後ろから背中をポカポカ叩かれながら俺たち二人もバレーに混ざった。

 

 




水着はゲームでキャラクターが着ていたのにできるだけ準拠 リヤカーはガールズオプスでグウェンとルクスのシーンで荷車あったから存在するはず

インテグラル・ファクターのヒロイン、コハルも今後少しずつ登場します。
ヴァイリ君はディアベル、サチ、ユナ生存フラグをことごとく折っていくルート進んでいますね。彼は可能性に殺されたくないタイプなので
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